79 男子会始めました(その6)
「オレが教えた必殺技で点を獲られるってどういう意味だ?、あ?」
大門の首に腕を廻して恫喝しました
大門が震えているぞ
子供でもわかるように殺気?真剣さ?を出しているからな
なんか中学生相手にカツアゲしている気分になってきたぞ(笑)
「点を盗られた原因、判っているのか?」
さらに追い打ちをかけました
返事が無い
まるで屍のようだ(笑)
そろそろいいかな?
「よく頑張ったな」
褒めてみました
自分で恫喝して、自分で優しくする
見事なマッチポンプ(笑)
なんかオレの顔を見ています
『本当に?』って目で聞いてきたぞ
うんうん、いい感じに仕上がってきたぞ
「大体、DFがチョロチョロ動くから気が散ったんだろう?
いけないDFだよな?
そこはキミが教えてあげないと」
やさしい口調に切り替えました
え?
どこかの議長か、王子様のような胡散臭さだ?
安心してください
だれにも聞かれてないよ!
聞かれていたら一発で友達なくすわな(笑)
でも、こういうものはクサイ台詞の方が聞くんだよ(いやマジで)
効果がありそうなので、そのまま続けてみた
GKは全体が見える一番イイ位置にいるのはわかるかな?
そこから出す指示が一番チームのためになる
DF達は何も判っていないけど、プライドだけは高いから君が注意しないといけないよ
一度、幼稚園児だと思って接してみたらどうかな?
たぶん精神年齢はそんなものだから上手く行くと思うんだが、君はそう思わないか?
それに彼らは気がつかないと思うぞ
あ、あと、うまくやったら褒めてあげようよ
彼らはうまくいったかどうかも多分わかってないと思うから
そこは君が教えてあげないといけないよ
なんか赤い人が降りてきてたぞ?
おかげでノリノリだぜ!(古い!)
30分後、オレの下位互換が完成していました(笑)
いや~、イイ仕事しました
U-15で大門が派閥を作り、大門軍団と呼ばれるようになるのは別の話(笑)
えっ?
最初の話の流れとなんか違ってきてるんじゃないか、ですか?
これが『目的のためには手段を選ばず、選んでいたら目的が変わっていた』だっ!(笑)