21 ジャイアンをやっつけるつもりが監督やっちゃいました?
「なぜ応援しない!」
サッカ―部の織田監督に怒られました
かかった!
勝利を確信した瞬間でした
話は少し戻ります
今日はサッカ―部の練習試合で近所の小学校に遠征しています
授業が終わってから40分かけて歩いた先の小学校です
つまり、同じ幼稚園だった友達もいるわけです ←ココ重要
準備体操が終わってから試合が始まりました
相手はベンチにいる選手が仲間に応援の大声を出してます
一方、こちらは『し~ん』です
だれも応援してません
なぜか?
そりゃそうでしょう
こちらは、キャプテンのジャイアンとそのとりまき連中の6年が主力です
人数が足りない分はジャイアンの準とりまきの5年生が出ています
つ~ま~り、4年生全員ととりまき以外はベンチです
つーまーり、オレの派閥は見事にはぶられているわけです
一度先生に叱られてもジャイアンはいじめをやめませんでした
更衣室になっている6年の教室に置いてあるオレのランドセルを机から落すとか、上履き入れを窓から捨てるとかイロイロしてくれちゃいました
あっ、オレだけでなくオレの派閥のヤツにもしてましたよ?
ジャイアンだけでなく、そのとりまきも!
織田先生は知っているのか、知らないのか、見事にスルーです
何気にジャイアン達を厚遇しています
波風たたないように上手くやっている?ですかね
「仲間だから応援しろですか?、あれだけいじめてるのに?」
そういうと
「それとこれとは違うだろ!」
などどふざけたことを言ってくれちゃいました
あ~、これは知ってましたね
そんでもってオレらがイケニエになっていた、かね?
この時代、先生というだけで尊敬されてますからね
強気攻めですか?
そんなのが許されるのは笹×斑マンガだけですよ
ってまだ影も形もないですね
「そんなのはヤルことやってから言ってくださいね?イイ歳こいた大人なんだから、ね?」
首を傾げて、ちょっと可愛く言ってみました
言っていることは可愛くないです
だったアオルためですもの
予定どおり、こちらの言うことをガン無視して
「いいから応援しろ!」
とKYしてきました
ああKYもまだ生まれてませんでしたね
「応援しろ!」
「ヤルことやってくださいね?」
「応援しろと言っているだろっ!」
「ヤルことやってくださいね?」
「言うこと聞け!」
「ヤルことやってくださいね?」
「ふざけるな!」
「ヤルことやってくださいね?」
同じ返事を繰り返します
同じ返事なのはワザとです
その方が効果あるでしょ?
泥仕合ってのは踏ん張った方が勝つんだよ!
某バイクマンガの適役アメリカ人のリーダーも言ってました
って、そろそろ連載開始のころ?
騒ぎを聞き付けて相手チームの監督が寄ってきました
ついでに相手チームの小学生も寄ってきました
ほら、効果あったよ
そこで相手チームの監督に暴露しました
ジャイアンに、いじめられている
先生は知ってても何もしてくれない
それどころか我慢しろって言っている
その他いろいろ
「そんなことはない!」
先生は一生懸命否定してます
でも忠犬ハチがナイスフォローをしてくれました
「おれもいじめられました」
と訴えたのです
「お、おま・・・」
絶句する織田先生
ここで試合終了です
ついでに練習試合も終了してしまいました
なぜか?
そりゃ相手の監督って、ウチの監督の大学時代のサッカ―部の先輩だもの
正義感満載の熱血先生です
別名、瞬間湯沸かし器
北野先生か金八先生か!、ってくらい熱血です
そんな人に後輩がバカやらかしたって聞いたら、激怒するわ
えっ?
なぜ知っているかって?
そりゃ相手チームにいる友達に聞いたんだよ
小学校は別だけど、同じ幼稚園だったおかげで公園とかで結構遊んでるよ
そこから大学名を聞き出して先輩後輩の仲で、結構親しいとか、イロイロ聞きました
ヤルからには徹底的に情報を集めないとね
某劣等生の人も言ってました
情報が一杯あって困ったことはない、とね
・・・あれっ?
ジャイアンをやっつけるつもりが監督やっちゃいました?
なぜにっ?!