3250万PVの作者が贈る小説を書くために役に立つかも知れない心得エッセイ
エッセイを好んで読まれる皆様。お懐かしゅうございます。毎度お馴染み異世界金融毎日更新の暮伊豆でございます。
春のエッセイ祭りが盛り上がっている昨今。私もエッセイストの端くれとして参加したいという気はあったのです。
しかし、肝心のネタがない。ネタがないと書けないなんてエッセイスト失格!
で!
そんな日々だったのですが!
やっとネタが降りてきたのです!
そう!
本日は4月28日!
私がなろうデビューした記念日なのです!
『2018年 04月28日 23時45分』
酔いがまわる時間帯に、酔った勢いで『異世界金融』を書いた瞬間なのです!
当時はもっと違うタイトルだったと思います。『約束』とか『鎖』とかって入ってた気がします。
その日からです。
今日に至るまでほぼ毎日更新しております。章と章の間で空いた時はあるものの毎日書き続けております。
現在第四章のクライマックス1773話!
さて、そんな私ですが『なろう攻略メソッド』などと呼べるものはほとんど知りません。だから私なりに『小説を書く』とはどのようなことかをお伝えしたいと思った次第なのです。3250万PVを突破し、なおも伸び続けている作品の作者として!(どやぁ)
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さて、私はプロットという言葉を知りませんでした。その意味を知った今でもプロットを作っておりません。
これはおそらく私の性格に関係していると思うのです。面倒くさがりで刹那的。目の前のことしか考えてない怠惰な性格なのです。だから計画を立ててコツコツやる、なんてことはできません。いつも思いつきで行動してます。
そんな私は山歩きが好きです。週に1、2回は山を歩いております。その山ですが、登山道があったりなかったりします。歩きやすい登山道を歩くのも好きですが、道のない未知のルートや急斜面を歩くのも好きなのです。
当たり前の話ですが山というものはひたすら登れば必ず頂上に着きます。適当に下ってもどこかに降ります。
しかし、小説は違います。適当に書けばどこかで道を誤り、変な方向へ行ってしまうことでしょう。それは本来自分が書きたかった方向とは大きく離れる場合もあるでしょう。
そう。プロットなしで小説を書くということは! 地図なしで山に登るようなものなのです!
ただ、それはいけないことなのか? という話でもあります。これが山であればルートを間違えたばっかりに遭難するってケースもあるでしょう。下手すりゃ死にます。
しかし小説はルートをいくら間違えようとも作者が死ぬことはありません。
そう。だから大いに間違えればいいのです。
間違っても死なないって最高じゃないですか。
たくさん迷いましょう! たくさん間違えましょう!
私もそうです。間違えまくってます。
本来ならば『ミナミの帝王』のような作品を書きたかったのです。それがどうしたことでしょう。「無職転生味を感じる」と言われるような作品になってしまいました。
死なせる予定のないキャラが死んでしまったり。クソ高慢で身分を笠にきて生意気でヘイトを集めまくるはずのキャラがヒロインになったり。ハーレムを作るはずの主人公がハーレムを拒絶したり。
感触を掴んだら適当なところで終わるはずの作品が1770話も続いていたり。予定外のことばかりなのです。間違えっぱなしなのです!
ですが!
何より大事なことがあります。
それは!
『書いていて楽しい』ということなのです。
自分が何より楽しめているからこそ!
丸四年に渡って書き続けていられるのだと思うのです。
この四年間、もちろん楽な日ばかりじゃありませんでした。つーか現実ってクソなことしかありません。ですがそれはどうでもいいことです。私は楽しく書いてきた。それが全てです。
さて皆さん。
創作を楽しめていますか?
これが本気で小説家を目指す方々ならば……
「ワシぁ本気で書いとるんじゃあ! おんどれのお遊びと一緒にすんじゃねぇ!」
「命ぃ懸けて書いとるけぇの! 楽しいざなんざ甘ぇこと言うとる場合かぁ!」
と言う方もおられるでしょう。
正論だと思います。
私は違います。
苦労が嫌いで、努力が嫌いで、頑張ることが嫌いなのです。
努力するぐらいなら小説なんぞ書きません。
楽しくないことなんぞやりたくもありません。
みなさんはいかがですか?
書いてて楽しいですか?
小説に限らずこの界隈には絵や漫画すらも超上手い方が多いです。絵が描けない私からすると羨ましいのです。
描いてて楽しいですか?
『これを知る者はこれを好む者に如かず。これを好む者はこれを楽しむ者に如かず』
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さて、私の文章を読んで「おやっ?」と思われた方もおられると思います。
そうです。
私は文頭一字下げをしていないのです。
代わりに改行が多めだったりします。
これはこだわってしていないわけではありません。たまには下げることもあります。
ですが、ほとんど下げておりません。特にエッセイやハイファンタジー、それから異世界恋愛なんかでは下げないことが多いです。私の目にはその方がきれいで読みやすく見えるのです。
これに関しては酷評をいただくこともありますし、酷評すらいただけないこともあるでしょう。
「一字下げすらしてねぇ低脳の文章なんざ読めるかよ」
そういう考えもあるようです。間違っていないと思います。どういった基準で読むか読まないか。それは本人の自由なのですから。
みなさんどうですか?
一字下げ、やってますか?
『君子は人の美を成す、人の悪を成さず、小人は是れに反す』
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毎日投稿ってどう思いますか?
最近の傾向ではランキングで上に行きたければ毎日投稿は当たり前だそうで。
じゃあランキングのために書くのかって話になりますね。
それはそれで正しいでしょう。誰だって地べたを這いつくばるより上に立ちたいんですから。どうせ見るなら地面の土より山の頂上からの絶景ですよね。
私もです。ランキングに強い執着こそありませんが、圏外にいるよりはランク入りしてみたいものです。
と、言いますのが『異世界金融』の話になりますが、一時期だけですがランキングの表紙の常連だったことがあるのです!
その時は一日のPVが10万とか15万とか!(誇張)
今ではなかなか考えられない数字だったりするのです!
書き始めてから1年ぐらい、話数にして650話あたりでの出来事です。
それから三年。ランキングにはほとんど縁がありません。ときどき260位とかにちらりと見えたことはありますが。
つまり!
毎日投稿は効果があるのかも知れませんが、結局ものを言うのは作品の質ではないかということです!
当たり前ですがそうなんです! ランキング上位に勝ち上がるためには!
あ……じゃあ質の高い作品が毎日投稿だったら最強ってことですね……
結論が出てしまいました……
しっかりと書き溜めを行ってから毎日更新!
これでランキング攻略はばっちりですね!
『君子は義に喩り、 小人は利に喩る』
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さて、いかがだったでしょうか。
酔っ払いが送るなろう攻略エッセイは。
そうです。
読まれた通りです。
毒にも薬にもなりません。
言うまでもないことですが、真に受けてはいけませんよ。
創作などと言うものは各自が好き勝手にやればいいのです。
他人の言うことなど聞く必要はありません。書きたいように楽しく書きましょう。
そして今言った『他人の言うことなど聞く必要はありません』も『楽しく書きましょう』も聞く必要はありません。
耳を貸してはいけません。我が道を行ってください。
そして今言った『耳を貸してはいけません』も『我が道を行ってください』も聞く必要はありません。
好きなように書きましょう。
そして今言った『好きなように書きましょう』も聞く必要は……
『三軍も帥を奪う可きなり。 匹夫も志を奪う可からざるなり』
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エッセイに
ハイファンタジー
数え歌
読んでも書いても
なろう万歳
なろう生活五年目に突入!
皆様とともに楽しんでいければハッピーです!
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お読みいただきありがとうございます。
⭐︎をポチッと押して★にしてくれたら嬉しいです。
興味が湧きましたら異世界金融もよろしくです。
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さて、日本ビジュアル学界名誉教授たる朝倉ぷらす氏より指摘があったのでここに記します。
いつも間違えまくっている私らしくていいと自負しております。
◾️◾️以下引用◾️◾️
『暮伊豆さん。ここが秒で矛盾していますよ。山はどのような道を登ろうとも頂上に着くけれど、小説はそうではない、という例示になっているので、続く文では「プロットなしで小説を書くということは! 地図なしで山に登ることとは違うのです!」というふうに繋げなければなりません。
これは情報の階層分けを間違えているからで、結果、山の頂上に当たる小説の例が提示されていないから、文脈から逸れた矛盾の構造になっています。
今回の例では、「山の頂上に到達しなくても良くて、ただ、山の頂上をぼんやりと目指しながら、目的としては道中に偶発的な出会いを求めて地図なしで登山をする楽しみ」と「プロットなしで行き当たりばったりに書くことで偶発的に表現される言葉との出会いを求める執筆の楽しみ」などを比較すると少しスッキリします。
ただし、暮伊豆さんがエッセイで書いて込めた思いを一部、不要なものとして削ぎ落とすことになるので、書かれた内容の完全性が失われてしまうので、もうどっちでも良いわけです。』
◾️◾️引用ここまで◾️◾️
朝倉さん!
ありがとうございます!
朝倉ぷらす氏のマイページ
https://mypage.syosetu.com/675458/