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ここまでの登場人物まとめ2☆

●マリアンヌ・ピースラウンド

・ステータス

 破壊力/S

 スピード/E(体内宇宙活性状態時SS)

 射程距離/SS

 持続力/C+

 精密動作性/SSS

 成長性/EX


体内宇宙活性状態ミクロコスモス・アクティベート

 本人はツッパリフォームと呼称している。

 体内に宇宙を仮定し、無数の流星を顕現させ活性状態に移行することで劇的に身体能力を跳ね上げさせる、禁呪のちょっとした応用。

 現状はマリアンヌの演算能力不足によって発動に時間制限があり、なおかつ過大な反動を引き起こしてしまうが、むしろ即死してないだけ奇跡の異常な状態。

 無論開発者が見たら泣くような使い方をしている。


 格闘術はほぼ独学。師と仰いでいる武術家はいるが、直接教えを受けたわけではないので向こうからしたら勝手に弟子を名乗ってくる異常者。

 結果としては二つの王国間における戦闘の可能性を潰したので、世界平和に貢献したと言える。一方でルシファーの問いかけに回答してしまったことで、既に存在の中核にルシファーの因子を打ち込まれている。これは簡易な召喚術式の役割も持ち、強大な禁呪と莫大な心の闇が位相を重ねた瞬間にルシファーの端末が召喚されることを意味する。

 迷惑女から、闇落ちした瞬間に世界滅亡が確定する迷惑女へランクアップした。


 ルシファー討伐の功績によって金十字章を獲得。

 非戦争時に銀十字章と金十字章を獲得した初の例であり、ピースラウンド家の権威は歴代でも最高域に達している。

 一応両親に報告し、両親も一応祝した。とはいえ双方共に心底どうでもいいと思っている。


 炒飯は炒める前に卵とは混ぜない派。



●ユート

 『灼焔(イグニス)』の禁呪保有者。

 本名ユートミラ・レヴ・ハインツァラトス。隣国ハインツァラトス王国の第三王子。

 ワルぶってる根暗。攻略対象。


 原作では禁呪に最も人生を振り回された存在であり、個別ルートでは禁呪の破棄が彼のハッピーエンドの前提条件になっている。

 数あるキャラクターの中でも政治的な駆け引きに長けており、腹黒キャラとしての面も有している。好感度をそれなりの数値で維持していれば、主人公パーティのブレイン役を務めてくれる秀才。

 原作最終盤では地殻変動すら引き起こすほどの出力を有しており、やはりパワーバランスをブチ壊した。


 二人の兄であるカストル・ポルックスへの劣等感が人格構成に多大な影響を与えていた原作と違い、現状では世界そのものに対する苛立ちや無力感が先行していた。とはいえマリアンヌとの出会いで吹っ切れている。

 ただ楽しいだけの日常のありがたさを知る彼は、その温かい日々を守るために、業火を身に纏い迷わず戦ってくれるだろう。



●脚本家

 詳細不明。

 ハインツァラトス王国の巫女を起点として、王族に思考能力を制限する呪詛をばらまいた元凶。

 如何なる方法によってかマリアンヌの配信チャンネルにアクセスする権限を持ち、コメントを残していった。

 ある程度はマリアンヌの性格を理解出来たため、次の策謀を練っているが、その女の馬鹿さ加減が根本的に対陰謀特攻と化していることには気づいていない。


 また原作知識を有しており、圧倒的なアドバンテージを誇っている。

 ……が、あくまで通常レギュレーションの原作知識であり、割と役に立たなくなっていることにも気づいていない。初見で書き込むにしても、ある程度は過去ログを読んでからにしようね!


 神々からの位相探知を遮断する強い隠蔽性を保持するが、これは自前のものではない模様。

 とにかく詳細不明だが、煽り耐性が低いことが明らかになっている。



●ルシファー

 地獄を統べる大悪魔。

 世界をいつか滅ぼすことは決定事項なため、端末を顕現させては世界を滅ぼした後に一緒にいてくれる存在を探している。今回の端末顕現はちょっと想定外だった。


 正面から戦うのはまずアウト。死ぬ。作中屈指の理不尽存在。

 原作では隠しボスではあるが、それでも端末を死力を尽くして撃退するエピソードしかなく、本体に関しての情報開示はほとんど成されていなかった。

 ほとんどのルートにおいて、地獄が絡んでくる際はルシファーの覚醒を防ぐためにユイたちが奔走することになる。逆に言えば覚醒を防げなければ即バッドエンド、世界は滅亡する。


 地獄を統べているというのは誤りで、厳密に言えば地獄=ルシファー。

 その存在が余りに巨大・強大すぎる結果、現世とは別の階層(テクスチャ)として成立してしまっている、個体でありながら世界そのもの。


 原作既プレイ勢ですら詳細は知らず、あらゆる言及が考察の域を出ない。

 原作がクソゲーと評価されつつも熱心な信者を多数獲得したのにはこうした考察要素があるからだと言われているが、ライターの人そこまで考えてないと思うよ。





番外

●禁呪:『灼焔(イグニス)

 ユートが保有する禁術。

 毎回灼熱焔って打ってから消してるからタイピングが面倒くさい。流星を見習って欲しい。

 魔力をマグマの形に形成し、身体を覆う鎧として顕現させる。

 一見鈍重に見えるが、各部の炎を炸裂させアフターバーナーに転じさせることで高機動戦闘も行える汎用性を持つ。

 極まった使い手であれば自身を起点に大地そのものを自身の延長線上に置き、地殻変動や地下火山の噴火などの極大範囲攻撃を行うことも可能。


 開発コンセプトはユート自身が発言したとおり、持続性。

 具体的には敵の本陣へ単騎で突撃、敵軍に致命的な損耗を与え撤退させつつ本人は無傷で帰ることを想定して構築されている、比較的後期に開発された禁呪。

 例えルシファーの端末で構成された大軍相手でも、十全に使いこなせれば地上戦ならば勝利できずとも敗北しない。

 この開発時期には、セーヴァリスはかつての憎悪が反転し、犠牲者を出さない方向性にシフトしつつあることが示されている。


 世界を構成する元素を、凡人が属性ごとに切り分ける中、セーヴァリスはその分類自体は参照しつつも切り分けの理由をもっと本質的な部分に求めた。

 具体的には、火はその永続性を、水はその柔軟性を、風はその無形性を、雷はその俊敏性を。

 そして最後には、世界のあらゆる現象を記録し再現する『根源』とは別の、運営システムがあることに到達。

 運営システムを元に『禁呪』を生み出している。


【セーヴァリスの手記より抜粋】

『ただ漠然とそこに在るだけのものなど、存在しない。万物は誰かの意図によって生み出され、誰かの操作によって運営されている。だが世界に世界は運営できない。運営者が必要だ。そして運営者は権限を持つ──我々にとっては権限と言うには些か強大に過ぎるそれは、権能と呼ぶべきだろう。ならば権能を切り分け、再現することこそが、既存の魔法とは一線を画す強大な力へ我々を導いてくれるはずだ』


 大賢者セーヴァリスは優れた魔法使いであると同時に、苛烈な戦争論者から、非戦論者へ転身を遂げた思想家としての面も持っている。



ぬくもり様よりいただいたイラスト4点をご紹介します。

まずは主人公マリアンヌ・ピースラウンドです。

挿絵(By みてみん)


つづいて原作主人公、ユイ・タガハラです。

挿絵(By みてみん)


つづいて原作でのメインヒーロー、ロイ・ミリオンアークです。

挿絵(By みてみん)


最後に原作でのダークヒーロー、ジークフリートです。

挿絵(By みてみん)


それぞれ表情差分などまでつけていただきまして、本当に可愛い/かっこいいキャラクターになっています……!

こうして見ると全員やっぱ顔がいいんですね。現状完全に無駄遣いしてますけど……

ぬくもり様、ありがとうございました!

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