異世界大陸軍戦記－鷲と女王－

ナポレオン・ボナパルトは女である。
故郷のコルシカ島では裏切者の子と言われ、フランスではよそ者と呼ばれるナポレオンは自らの居場所を築くべく奮闘し、イタリアで連戦連勝を重ねた。しかしその報いはフランス政府からの敵意であり、遠征軍の司令官という立場でフランスをも追われてしまう。

三万を数える兵士と数百人の学者を満載した大艦隊を率いる事になったナポレオンはエジプトを目指す。そこで王となり心の飢えを満たすために。
　しかし遠征軍はエジプトに向かう途上突然霧に包まれ、気が付いた時には全く知らない異世界に流れ着いてしまい、ナポレオンは生き残りと打算から現地の女王クルーミルと共に世界の統一に乗り出すことになってしまう。
　フランスとの連絡は絶たれ孤立無援。火薬も銃も無い世界に取り残されたナポレオンとフランス兵たち。異世界でもやることは一つ！自分の力を信じてどこまで行けるか試すのだ。

　果たして彼らはフランスに帰ることができるのだろうか。そしてナポレオンは己を満たすものを見つけられるのだろうか？
【2024/5/14追記】
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