レッツ!鍛冶職人!
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PN:雨天決行
Lv:9
メイン職業:召喚士
サブ職業:鍛冶師
種族:唐傘お化け
HP:38
MP:47
力:12
敏捷:17
器用:38
耐久:34
スキル
【召喚術】【翻訳】【鍛冶術】【風妖術:Lv.9】【水妖術:Lv.9】
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回復薬、どちらも空っぽ。よし、レベリング終了!
良い感じにパワーアップしたわ!特に力!ようやく二桁!これで何とか、ラビット先輩相手なら二発くらいで行けるはず!
「流石だね、我等が王よ!」
「それじゃあ次は、鉱物採取のお時間だ!行くぞぉー!目指すは北!トラベル鉱山だ!」
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『鉄鉱石×50 鉄の原料となる鉱石』
「いっぱい採れたねぇ、我等が王よ」
「タイミングの取り方は、太鼓で掴んだからね」
こちら、鉱山で採って来た鉱石です。全部で……何個あるんだこれ?数えてねぇや、取り合えず一時間くらいやってきた。
鉱山で鉱石を採るのはとても簡単だ。あっちで鉱員NPCが、ツルハシとゴーグルを支給してくれる。ゴーグルには、どこに鉱石があるのかを大まかに教えてくれる。あとはそこにツルハシを振り下ろして、鉱石ゲット!
でもって、そのツルハシを下ろす時に、どっかの音ゲーとかに出てきそうなノーツ…とでも言えばいいのか。それがどっから飛んでくる。ゴーグルの力らしい。どこに力入れてるんだ運営。
で、そいつにツルハシをぶつければ、質の良い鉱石が手に入るっていう……説明難しいなぁこれ。
まぁ要するに!何故か鉱石を掘ろうとすると音ゲーみたいな事をやらされる!成功すれば、高品質な鉱石が!失敗すれば雑魚鉱石が手に入るって事!
俺は昔から、こういう音ゲーみたいなのは好きだったからな。慣れたら簡単だ。
「さて、それじゃ行きますか」
鉱山からトラベラーに戻り、今度は鍛冶工房へ。ここで武器なんかを造ったりする。
……よくよく考えたら、毛皮とかを扱うのは別の人に任せるべきだよなぁと、今更ながら思う俺だった。どっかのタイミングで任せるか…。
いや、今は鍛冶に集中すべきだな!さて、えーっと……?
「すんませーん!ここ使ってもいいですかぁー?」
「お?見ない顔だな。まぁ、家は来るもの拒まずだ!好きな時に来て、好きなだけ造ってきな!」
「ありがとうございまーす!!」
この鍛冶場の親方さんに許可を取り、端っこの方の工房を使う事に。
さて、ここから鉱石をゴロゴロリと。
「これを今からどうするんだい?」
「砕く」
「私の力でかい?」
「…してもらいたいのは山々だけど、【鍛冶術】スキルが無い奴がやるとただのガラクタ以下になるから辞めて」
「了解したよ」
それに、俺のスキルも育てたいし。
そういう訳で、まずはこの鉱石の周りに付着している石なんかを砕いていく。
それに使うのは、このタガネとハンマー。
やり方は簡単だ。剥がしたい所にタガネを押し付けて、ハンマーでコツコツ叩く。思いっきり砕いてやってもいいんだが…それだと石と鉱石がごっちゃごちゃになりかねない。なので、こうしてコツコツと地味にやっていく必要があるのだ。
だがやってみて分かる。意外と力がいるし、上手く剥がれないなんて事も多くある。簡単なようで、意外と難しい。オマケに失敗して、石の方に鉱石が多く付着してしまったり……。
「大変そうだねぇ、我等が王よ」
「大変そうじゃなくて、大変なの」
因みに、何故鍛冶師をサブ職業にしたのかというとだな。まぁ単純に、自分だけの武器とか、妖怪達に持たせる武器とかを自分の手で生み出したかったからだ。その方が、なんか……映えるから?
さて、時間にして約1時間くらいか?時刻は23時。良い子はもう寝る時間だ。だが今日の俺は悪い子なので、日を跨いでもやっていくぞ!
で、今目の前には、不純物を取り除いた鉱石がごろごろり。これをどうするのかというと…
「砕く」
「またかい?」
「砕いた奴を、今度はめっちゃ熱い炎で熱して溶かす。それを今度は専用の道具で叩きながら形を整えつつ、鉱石の中にある不純物を取り除いて、また熱して……。これの繰り返しだ」
まぁ、本当の鍛冶はもっと大変だし、やり方なんかももっと違ってくるんだろうけど…。取り合えずは、この方法でやってみる。上手くいけば上手くいったで良いけど、駄目だったら…まぁ、ネットとか攻略情報とか読み漁って、もうちょっと考えてみる。
ひとまずはチャレンジだ。さて、上手くいけばいいけど……。うーん、妖怪を生み出す以上に頭使うなぁ。まぁ、レベル上げの為に苦悩すると思って、頑張りますか。