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●ボツになった展開集 その5 前編

「僕は婚約破棄なんてしませんからね2」発売を明日に控え、短期集中連載第二弾です!

 ついに100話……。ずいぶん書いたなあ。


 子爵長男のジャックシュリート・ワイルズは、生まれる前から婚約者が決まっていた。


 子爵であるジャックの祖父が、国と領地に功労のあった家臣に国王から爵位を与えてもらえるよう働きかけ、男爵としてワイルズ領から一つの村を分与したのがブラーゼス領である。男爵は世襲しない一代だけの爵位なので、男爵没後はその領地は親家にあたるワイルズ領に戻る。そのため、子爵と男爵は、家に生まれた子供同士を結婚させることを約束した。そして、ワイルズ家に男子のジャックが生まれ、ブラーゼス家に女の子のシルファが生まれたのと同時に、ジャックの婚約者となったのである……。


 子供のころは兄妹同然に仲良く育ち、そのことを不思議に思ったことも無かったジャックであったが、成長し自意識が生まれるとともに、「なんで俺婚約者が決まっちゃってんだ」と気が付く。

 領内の子供たちと泥だらけになって自然の中で遊ぶようになると、女の子であるシルファがだんだんやっかいになってもいたし、女の子と遊ぶことを冷やかされ、からかわれることも気に入らなかった。

 そして、貴族の家庭教師に学ぶようになって、「淑女たるもの」と、村の子供たちと触れ合うことが少なくなっていくお嬢様然としてきたシルファに少し嫌気がさしてもいたのである。

 街の悪友たちが、年上のいい女に憧れたり、ちょっかいを出したりするのを見て、「自分は婚約者が決まっていて、シルファと結婚する以外の未来がない」ということに「なんで俺だけが」と、なんだか損をしているような気がするのだ。

 親の都合、家の都合に支配されていてそんなことの自由もない。シルファはどんどんつまらない女になっていく。ジャックは少年らしい反発心から、茶会もすっぽかし、誕生日の贈り物もメイド任せにし、次第にシルファを遠ざけるようになり、そのままフローラ学園入学を迎えることになってしまった……。



 国内の王侯貴族が通うフローラ学園。ジャックが眼にしたのはきらびやかな、自分とは全く違うエレガントな子息子女たちだった。

「アレは俺には無理だ」

 言葉遣いも悪く、粗野で、見た目も野生的なジャックはどうも学園に馴染むことができず、一人で過ごすことが多くなった。容姿には恵まれたか、モーションかけてくる女生徒はいたが、ジャックの貴族らしくない品の無さ、口の悪さ、デリカシーの無さに自然に距離を置かれ、残念ながらジャックのモテ期は数週間と続かなかった。


 シルファは同じクラスだったが、厳しい母親の教育もあってすっかりお嬢様っぽくはなっても、さすがに美男美女ぞろいの貴族たちに紛れるとぱっとしない。やたらでっかい胸もかえって田舎臭く見えてしまう。

 ジャックは、「この学園だけでもこんなにいい女がいっぱいいるってのに、俺、あんなのと結婚しなきゃなんねえの?」と、自嘲した。

 シルファが学園に入ってから仲良くなった女というのがまた、黒髪黒目でシルファに輪をかけたように地味なやつで、上品ぶってはいるのだが、何で仲良くなったのかさっぱりわからない女ときた。

 自分より先にシルファのほうに学園に友人ができたという嫉妬もあって、ジャックは、「お上品同士仲良くやれや。俺には関係ねえ」とますます距離を置くようになってしまった。


 そんなジャックが一人の少女に気が付いたのはそんなときである。学食で昼食を取ろうとすると、薄い透き通るようなピンクの髪に、小柄でかわいらしい顔立ちをしていて、そんな髪色を見たことなかったジャックは驚いたが、その少女が食べているものがすさまじかった。

 学食のメニューにはない、家から持ってきた弁当なのだろう。小さなバスケットからやたらスパイシーな香りをプンプンさせ、周りの貴族子女たちが顔をしかめて距離を置く中、肉を料理したソレを直接手づかみでムシャムシャ食べていたのである。

 うわあ……と思いながらも見ると、少女は肉をかじり、骨をしゃぶり、舐めまわした。すごく幸せそうに、旨そうに食べるその姿はジャックの少年時代を思い出させた。

 村の悪ガキどもと、農家の鶏舎からニワトリをかっぱらってきて、みんなで羽根をむしってワイワイ言いながら丸焼きにした記憶がよみがえる。

 子供がイタズラで料理した鶏肉なんて美味いわけがないのだが、そのとき仲間たちと一緒に食べたあの骨付き肉は屋敷で食べるコックの料理より旨く感じたのは少年時代の錯覚なのかもしれなかったが。


「あなた、いいかげんにして!」

 ドンッとテーブルを叩かれ、少女がびくっとする。

「そんな下品な食べ物を、手づかみでガツガツ食べるなんてどこの田舎者よっ! フローラ学園を何だと思っているの?! 目障りだわ! 食堂から出ていきさい!」


 気の強そうな貴族の女に罵倒され、少女はあわてて立ち上がって「申し訳ありません!」と頭を下げ、食堂から駆け出して行った。

 なんとなく席を立ったジャックは、食べていたサンドイッチをナプキンに包み、そっと少女を追っていく。

 少女は中庭の大きな木の木陰に座り、木に隠れるようにさっきの弁当を広げ、目に涙を溜めながら弁当の肉を眺めていた。


 正直に言うと、ジャックは猛烈にその肉が食べたかったのだ。なんだかものすごく美味そうだったので思わず声をかけてしまった。

「その肉、食べないのか?」

 少女が顔を上げる。ぴょこんという感じの擬音がぴったりという、小動物っぽい動きだった。一瞬ジャックは「犬かよ」と心の中でツッコんだ。

 顔を上げたはずみで目から涙がこぼれ、それを少女は慌てて袖でごしごしとふき取った。そのしぐさをジャックは、かわいいと思ってしまう。

「あ、あの……、なんでしょうか」

「いや、そのな、あー」

 声をかけてみたはいいが、ジャックにも考えがあったわけではない。ま、こういう時正直に口に出るのがジャックである。


「それ、食わないんだったら俺にくれよ」

「え?」

「いや、俺のサンドイッチと交換でもいい」

「フライドチキンだよ?」

「フライドチキンっていうのか、それ」

 そんな料理、ジャックは知らなかった。

 少女が差し出すバスケットから、一つつまんでかぶりついた。

 つまんだ肉はやたら脂っぽく、指がべとべとし、強烈なにおいをしていたが、それは食欲をそそるものだった。


「うめえ!」

 ジャックは夢中でそれを食った。骨までしゃぶった。

「全部くれ! このサンドイッチやるから!」

 サンドイッチを少女に押し付け、自分はバスケットを少女の手から取り上げる。

 全部たちまち食べてしまってジャックはうめいた。

「足りねえええええええ!」

 そんなジャックを見て、少女はくすくす笑った。かわいらしい笑顔で。


「これ、私の実家でやってるお店の料理なの」

「どこだ、その店!」

「ハンス料理店。プラタナス通り三番街」

「へ? なんで貴族がそんな料理店やってんだ?」

「私、平民だったから……。もとは貴族じゃないの」

 ジャックは驚いた。なんでそんな娘が学園にいるんだと思った。

「お店が繁盛して、鶏の産地の男爵様が養女にしてくれて、学園に通えるようにしてくれたの。私、リンス・ブローバー。ブローバー男爵の養女ってことになってる」

 ジャックは理由がよくわかった。この娘が村娘のような話し方をすることも、手づかみで肉を食うことも。この学園になじめず、ジャックと同じように孤立しているだろうことも。

「俺はジャックだ。プラタナス通り三番街ってどこだ?」

 言って恥ずかしくなった。考えてみれば王都の中もよくわからない自分も田舎者だった。

「よかったら、お店来る? もっといっぱい食べられるよ?」

「放課後でいいか!?」

 そうして、気が付いてみるとその日のうちにジャックは、ゲームのヒロインたるリンスと、フライドチキン店で放課後デートをしていたのであった……。


 その後も、ジャックは放課後、少しずつリンスと一緒に街をふらつくことが増えていった。僻地の領主の息子であるジャックは王都には詳しくなかったし、その案内に下町っ子のリンスは一緒に遊ぶ相手にぴったりなのだ。

「貴族って、とっくに婚約者とか決まっちゃってるんだって? ジャック君もそうなの?」

「うん、あ、いやー……」

 シルファの顔が思い浮かぶ。なぜかこの時、ジャックはシルファのことは言いたくなかった。

「そんなの貴族だって人それぞれだろ」

「私、なんだか貴族って、かわいそうだと思うんです」

 ジャックは何か言われるか、自分の婚約者のことを聞かれるのかと思ったが、そんなことはリンスは聞かなかった。この娘は自分のことをしゃべっているときのほうが楽しそうなのだ。なんだか不思議な女で、一緒にいて楽でもあった。

「貴族だからって自由に恋して結婚できないなんてなんかヘン。そんなの好きになった人と結婚するのが一番いいよね!」

「そうだな……」


 その通りだと思う。

 ずっと長年気になっていたことを、この娘はあっさりと否定する。自由でいいんだって。親の都合とか家の都合とか、関係ないんだって、ジャックには全く思いつきもしなかったことを教えられ、そんな考え方するやつがいるんだと驚いた。

 考えてみれば今、目の前にいるコイツも女だった。街をふらついて、村の子供たちと一緒になって遊んだガキの頃に帰ったような気分になっていたが、婚約者を放り出して別の女と遊んでいる自分になんだか罪悪感が募ってきた。男の友達と遊んでいて仲間はずれにしたシルファの悲しそうな顔が思い浮かぶ。


 ……アイツは今でも俺のこと、好きなんだろうか、と。




 そんな頃、ジャックが学食で昼食を取っていると、目の前にかたんとトレイを置いて男が座ったのを見て吹きそうになった。

 この国の第一王子、シン・ミッドランドである!

 きらっきらの金髪、品の良い知的な眼差しに優雅な物腰。まさにこれぞ王子様という学園一の有名人だ。ジャックとは同じクラスなのだが、改めてみると「どうしてこんなやつがこのクラスに?」と思わずにいられないほどの正真正銘、本物の学園のプリンスだった。

 同じクラスメイトとして見れば意外にも気さくで、誰とでも普通に話し、ふざけて大笑いしている場面もよく見るのだが、自分には縁がない、関係ない男だとも思っていた。


「やあ、ジャック、ちょっといいかな? 食べながら話しても」

「あ、ああ。いや、その、どうぞ」

「あっはっは、そんな気を使わなくていいよ! おんなじクラスなんだからさ!」

 人懐っこく笑う。そんな王子が今頃俺に何の用かねえと思う。

「もうすぐ夏休みだろ? 君に頼みたいことがあってね」

「……王子様が俺に頼みってなんスかね?」

「王子はやめてよ。『シン』でいいよ。僕もジャックって呼ばせてもらうからさ」

 そういってジャックが食べているスパゲティ・カルボナーラと同じものを、フォークでくるくる回して口に入れた。

「うまいよね、これ。君のところの産物でしょ。チーズとかクリームとかバターとか」

「そうっスね。今年からうちの商会から学食に納入させてもらってます」

「普通に話していいってば。で、君の所は酪農が盛んで多くの農家が牛を飼ってる」

「ん」

 どう答えたらいいものかわからず、ジャックは短く返事した。

「調べてみたんだけど、君の領には驚くべき特徴があるんだ。天然痘っていう病気を君も知ってるよね?」

「食事中にする話題でもないと思うんスけどねえ」

「……『ス』もやめてよ。まあ、こっちも悪いか。でも重要な話だからそのまま聞いて」

「んん」


 天然痘はジャックも知っている。全身が痘痕(あばた)になって腫れあがり、一度これにかかると半分は死んでしまうという大変危険な感染症だ。領民が数年ごとに何人かがこれで亡くなっている。昔は病人を隔離し、家を焼いていた。国政の指導でアルコールで殺菌したり衣類を煮沸したり、治療にあたる人はマスクや手袋をするようになった近年でも、領主にも領民にも恐怖の対象である。

「君の領では天然痘の大発生が極めて少ない、国内的に見ても特異点なんだ。それは過去の流行を調べても明らかでね、何か理由に心当たりはある?」

「……牛食ってりゃかからないとか、牛乳飲んでりゃかからないとか、チーズ食ってりゃかからないとか、そんな迷信はあるね」

 シンがちょっと笑う。

「そうじゃないんだ。君は牛がかかる『牛痘』って病気を知ってる?」

「まあそれぐらいは」

「牛の世話をする農民、特に乳しぼりをする人は仕事をしていてその牛から牛痘に感染する。軽い病気ですぐに治ると思うけど、それにかかったことがある人は天然痘にはかからないんだ」

「本当か!」

 ジャックは驚いた。本当だとしたらジャックの領地で天然痘が流行らない理由も納得がいく。


「まだ証拠がなくてね、そうじゃないかって想像してるだけ。そこで、君の領地で夏休みの間調査をしたい。農民に聞き取りをして、牛痘にかかったことがあるか、天然痘にかかったことがあるか、天然痘にかかった身内がいたか、その身内は乳業にかかわっていたかなどを調べてデータにしたいんだ」

「ええと……具体的にどうすりゃいいんで」


「シン様、ご一緒していいですか?」

 食堂で食べていた王子に女が声をかける。見ると、シルファの友人のセレアだ。

 今ではこのセレアという黒髪黒目の女が、実はこの王子の婚約者である公爵令嬢だということはさすがにジャックも知っている。このまま問題なく年がたてばいずれは国王、王妃になるというビッグカップル。さすがにジャックの背中に緊張で汗が流れる。


「こんにちは。ジャックシュリートさん。いつもシルファさんと親しくしていただいているセレアです。ご一緒させていただいていいですか?」

 学食のトレイを持ったまま、ぺこりと頭を下げてからにっこり笑う。

 このお嬢様もたいがいだな……とジャックは思う。子爵の息子の自分に簡単に頭を下げたり、なにより男爵の娘のシルファと普通に友人になってはしゃいでいたりとわけがわからない。学園入学前に臨時で呼び寄せた中年女のマナー教室の先生の言っていた、いわゆる「王都の淑女」とはだいぶ違う。

 違うのだが、そのしぐさの一つ一つやしゃべり方は明らかに上品で優雅であり、かつ気取りもせずに自然にそれをやっていることがわかるし、嫌みも感じないところがスゲエと思う。


「どうぞ。あの……俺、前から疑問なんだけど、セレア様はなんでシルファと仲いいんで?」

「セレアで結構ですよ。シルファさんも私のことは『セレアさん』と呼びますし呼びにくかったらセレアさんでもなんでも。シルファさんとは席が近いですし、選択科目も一緒になることが多いですから」

 そんなことで? そんな理由で公爵令嬢が男爵の娘を一番の友達にしていいのか? とジャックは驚いた。セレアが王子の婚約者だと知ってから、そのセレアと無邪気にはしゃいでいるシルファに陰ながらハラハラさせられたことがあるのは内緒である。何か不敬や不届きがあれば分家の男爵家や、本家の子爵家にもとばっちりがいきかねない。「君子危うきに近寄らず」って言葉を知らんのかねとシルファに言ってやりたかった。


「あ、シン君、セレアさん、ジャック様とお話し、できました?」

 そんな王子と公爵令嬢に、シルファが声をかけて許しももらわずにセレアの隣に腰かける。手にはもちろん食堂のトレイがある。

 ぎゃああああああああ、ジャックは心の中で悲鳴を上げた。ちょっおまっ、いくらなんでもそれは無礼すぎじゃねーか!?

 冷や汗をかくジャックを気にもせず、王子が気さくに声をかける。

「ああ、今ちょうどジャックに例の話をしてたとこ。シルファさんジャックの婚約者だよね」

「はい」

「うん、じゃ、そっちに座って。まだ話途中だから」

「あ、はい……」

 シルファがトレイを持ち上げてセレアの向かい、ジャックの隣に座りなおす。

 シルファと並んで座るってどれぐらいぶりだろう? 少なくとも学園ではなかったなと思う。シルファもなんだかよそよそしい。

 え、俺、もしかして王子より付き合いにくい? いつの間に、そんなに距離が空いたのかと思う。もう一人座れそうな間隔でシルファが腰を下ろすのを見てジャックは少し動揺した。


「で、さっきの牛の病気の調査の件、僕とセレアで夏休みの間、シルファさんの家にお邪魔しようと思うんだ。そこから毎日酪農家さんを回って、聞き取り調査をする予定。ただシルファさんの男爵領は酪農家が五十戸ぐらいでデータとしては少ないから、ジャックの領地でもできるだけたくさんの酪農家さんの話を聞きたい。それをワイルズ子爵に許可をもらいたいんだけど、どうだろう?」

「どうだろうって、王子自ら調べんのかい!」

「そうだよ」

「シルファの家に?」

「うん、今シルファさんの実家に手紙を出してもらってつごうをうかがっているよ」

 いやいやいや、まてまてまて。分家の男爵家に王子の面倒見させるって、それ許していいの? 俺の子爵家、面目丸つぶれじゃん。ものすげーやっかいだけど、それって俺の子爵家で引き受けないと後でとんでもないことになるんじゃね?

 そこまで考えて、ジャックはゴクリとつばを飲み込んだ。


「いやいやいやいや、それはちょっ……。シルファの村には宿屋がないし、俺の家でちゃんと面倒見ますって。シルファの家って男爵とはいえそんなにでかいわけでもないですし、失礼があったら大変ですし」

「別に構わないよ使用人の部屋でもどこでも」

「そういうわけにいかんでしょ」

「うーん、でももう連絡しちゃってるし」

「大急ぎでうちとも連絡取りますって」

「大げさに考えないで。王子って身分は隠すし、王都の衛生監察官の助手ってことにして、乳製品の視察に行くって名目にするからさ」

「だいたいなんで王子様がわざわざ自分でそんなことを」

「夏休みの間の自由研究みたいなもんだと思ってもらえればいいよ」

「そんな年少学校みたいな……」


 結局ジャックは大慌てで実家と連絡を取り、夏休みに入るギリギリで実家に約束を取り付けた。しかも「王子」ではなく、シンのたっての希望で、本当に「王都からの衛生監察官助手」という肩書にすることもだ。

「王都を出たら、本当に特別扱いはできないんスよ? ホントにただの役人ってことになっちゃうんスよ? いいんスね?」

「それこそ僕らがやりたかったこと」


 それからジャックは夏休みまでドタバタと、ギリギリで家から返事が来て、胃が痛い毎日を過ごすのだった。




 シンとセレアが、もしもジャックとシルファに子供のころに出逢っていなかったら……。

 シンはどうやってジャックを攻略(意味深)するのか?

 2巻では二人とも、こんなに成長しました……。

   挿絵(By みてみん)

 え、シルファの成長した部分、もっとよく見たいですか? それは書籍で。

 明日10月2日より発売開始。Nardack様の素敵なイラストを楽しみにしてください。


 ゼロサムオンライン様のコミカライズもよろしくおねがいします。作画はオオトリ様です!

   挿絵(By みてみん)


次回、「ボツになった展開集、その5」後半へ続く!

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