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 次の国は魔法に関することが秀でていると噂に聞く。

 魔法使いが少しだけはしゃいでるようにも見える。



     ◆



 滞在予定だった村は、魔物の手によって壊滅していた。


 つんとした腐臭が立ち込める。

 壊滅した後に野党に荒らされたのか、目ぼしい物は何も残ってなかった。

 予定を変更し、先にある街を目指す事にする。



     ◆



 先へ進むごとに段々と気温が低下している。

 火の近くで眠ろうとするも、寒さのためか眠りが浅く、何度か目覚めてしまう。



     ◆



 魔物が集団で襲ってくる。

 知性が高く、対処が難しい。



     ◆



 以前、砂漠で出会った魔物と同じように、言葉を理解する魔物がいた。

 どうしても武器を振るう腕が鈍る。



     ◆



 自分の叫び声で目が覚める。


 寝ずの番をしていた勇者が悲しそうな目で私を見ていた。

 きっと、ひどい顔をしていたのだろう。



     ◆



 食料が減ってきている。あれを食べるしか無いのか。

 だがそれは、人食いと何が違うのか。



     ◆



 見た目は干し肉だが、口に入れた瞬間にあの魔物の姿が目に浮かび戻してしまう。

 水で無理やり飲み下す。

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