42ページ~45ページ
次に目指すのは、乾燥地帯にある小さな村ということだ。
水を多めに携帯し、馬車へと保管する。
◆
村へ向かう途中の道で、いくつかの遺体を見つけた。
どれもミイラ化しており、魔物に食べられたのか損傷が激しい。
◆
埃が酷く、口の中は常に砂利を入れられたような感触がする。
髪がざらつく。水浴びが恋しい。
しかし、水の量は目減りしており、余裕など無い。
◆
この地方の魔物は筋張ってはいるものの、食用としても問題ない種類が多い。
水に関しては、偶然にも水分を多く含む植物を見つけることが出来た為、次の村までは何とかなりそうだ。