958:タルウィザリチュ-8
「ふぅ。戻ってこれたわね」
『でチュねぇ』
『
私は無事に『ダマーヴァンド』にまで戻ってきた。
なお、『虹熱陽割の贋魔竜呪』と『霓渇地裂の贋魔竜呪』と戦えた場所では、明日以降、その第一形態であった木製超巨大ドラゴンと戦う事が可能になるとのことだったが……まあ、時間があれば適当に倒しに行こう。
まずは、あの戦いで得たものの確認からである。
△△△△△
『界毒の邪眼・3』
レベル:使用者のレベルと同じ
干渉力:使用者の使用時の干渉力と同じ
CT:10s-5s
トリガー:[詠唱キー][動作キー]
効果:指定した空間内に存在する対象に対して、対象の周囲の呪詛濃度×2+10の毒を与える
使用者周囲の呪詛濃度が高いほど、効果に上方修正がかかる。
伏呪
トリガー:[詠唱キー]
効果:この呪術の効果によって生じた毒が効果を発揮する度に理解(1)+出血(周囲の呪詛濃度)、灼熱(周囲の呪詛濃度)、沈黙(周囲の呪詛濃度)のいずれか1つを与える。
貴方の目から放たれる呪いは、敵がどれほど堅い守りに身を包んでいても関係ない。
全ての守りは破れずとも、相手の守りの内に、相手を為すための呪いへと直接毒を生じさせるのだから。
そして、与えられた毒は熱病の如く、毒に侵されたものを追い詰めていく。
注意:使用する度に自身周囲の呪詛濃度×1のダメージを受ける(MAX10ダメージ)。
注意:伏呪使用時にはダメージの上限値がなくなる。
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「エグイ」
『強いでチュねぇ……』
『毒の邪眼・3』が強化されて『界毒の邪眼・3』になったのだが、基本の威力が上がった上に範囲化、おまけに伏呪に理解を含むようになっている。
何故こんな強化をされたのやら……私が最初に取得した呪術と言う事で何かしらの力が働いたのか、ヤノミトミウノハの成長の影響を受けたのか……まあ、強くなった分にはよしとしよう。
なお、他の邪眼術についてもレベルと干渉力の部分が私のステータス依存になっている。
そうなると一部の邪眼術については微妙に干渉力が強化前より下がっていたりもするのだが……『竜活の呪い』などの強化の影響も受けるので、悪くはないだろう。
△△△△△
『禁忌・
レベル:使用者のレベルと同じ
干渉力:使用者の使用時の干渉力+(効果対象となっている邪眼術の数×10)
CT:10s-60+(効果対象となっている邪眼術の数÷10)s
トリガー:[発動キー]
効果:効果対象となっている邪眼術を、目の数を1~13倍に増やして、同時に、単一対象へ、コストとCTを無視して発動する(対象呪術:『界毒の邪眼・3』、『灼熱の邪眼・3』、『気絶の邪眼・3』、『沈黙の邪眼・3』、『出血の邪眼・3』、『集束の邪眼・3』、『淀縛の邪眼・3』、『深淵の邪眼・3』、『飢渇の邪眼・3』、『暗闇の邪眼・3』、『魅了の邪眼・3』、『虹石の邪眼・3』、『恒星の邪眼・3』)。
使用者の周囲の呪詛濃度が高いほど、効果に上方修正がかかる。
貴方ノ眼ハ 虹色ニ 輝ク。
貴方ガ 力ヲ 積ミ重ネル毎ニ 輝キハ 増シテイク。
マルデ 狂イ咲ク 彼岸花ノ如ク。
注意:使用者の周囲の呪詛濃度が20以上なければ使用できません。
注意:全ての目の視界で対象を捉えている必要があります。
注意:使用すると最大HPの(周囲の呪詛濃度)%分だけHPが、最大満腹度の(発動した際の目の数×0.5)%分だけ満腹度が減少します。
注意:一度使用するとリアル時間で24時間経過するまで『禁忌・虹輝の狂瞳』は再使用できません。
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「こっちも随分強化されてるわね」
『でも、順当な強化だけっぽいでチュね』
『禁忌・虹輝の狂瞳』は……特に語る事は無い気がする。
根っこが私自身になったので、その分の影響はあるかもしれないが。
△△△△△
『禁忌・
レベル:使用者のレベルと同じ
干渉力:使用者の使用時の干渉力+使用者のレベル+100
CT:10s-86,400(24h)
トリガー:[発動キー]
効果:対象に罹っている状態異常の種類の数とスタック値の総和に応じた耐性無視の物理属性ダメージを与える。
使用者周囲の呪詛濃度が高いほど、効果に上方修正がかかる。
虹色ノ 彼岸花ガ 咲キ誇ル。
花ヲ 摘ミ取レ 摘ミ取レ 摘ム数ガ 増エレバ 傷モ 開ク。
虹色ノ 彼岸花ハ 紅ノ 彼岸花ヘ
注意:ザリチュの『
注意:チャージを開始した時点で、呪術の成否に関わらず、発動後にザリチュの『
注意:CTはザリチュが処理するが、トリガーは着用者が引く必要がある。
注意:効果発動後、対象に罹っている全ての状態異常は解除される。
注意:使用すると着用者に最大HP低下(最大HPの30%)、最大満腹度低下(最大満腹度の30%)が付与される。この効果は新たな渇砂操作術が使えるようになるまで、スタック値が減少しない。
注意:一度使用するとリアル時間で24時間経過するまで『禁忌・霓顕の狂閃』は再使用できません。
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「こっちは強化が文章で記されていない気がするわね」
『干渉力は伸びているでチュよ。まあ、もっと重要な部分について記されていない気がするのは同意でチュが』
『禁忌・霓顕の狂閃』も同様。
たぶんだが、与えるダメージの倍率とかが変わっているのだが、文章には示されていない。
『新しい呪憲……いや、呪憲なんでチュか? アレ。まあ、とにかく新しい呪いはどうでチュ?』
「『
『虹霓狂宮の未知理』は……呪憲の上であり、ルールの強制力については確実に強まっていると思う。
しかしこれもまた順当に強化と言うか、予定外の何かはなさそうである。
「後、確認しないといけないのは……ヤノミトミウノハかしらね」
『ルナアポはどうなんでチュ?』
「今はキューケンに戻ってるわ。どうにも『
『でチュかー』
と言う訳で、私はヤノミトミウノハを見に行くことにした。
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『虹霓境究の外天呪』・タル レベル50
HP:10,428/10,430
満腹度:137/150
干渉力:149
異形度:28
交信-[ID]、虫の翅×6、増えた目×11、座標維持、
称号:『超克の呪い人』、『1stナイトメアメダル-3位』、『2ndナイトメアメダル-1位』、『3rdナイトメアメダル-赤』、『呪い狩りの呪人』、『竜狩りの呪人』、『偽神呪との邂逅者』、『砂漠侵入許可証』、『火山侵入許可証』、『雪山侵入許可証』、『海侵入許可証』、『七つの大呪を排するもの』、『虹霓境究の外天呪』
呪術・邪眼術:
『
呪術・原始呪術:
『交信-活性』、『交信-抑制』、『交信-選別』、『風化-活性』、『風化-抑制』、『風化-排斥』、『魔物-活性』、『魔物-排斥』、『反魂-活性』、『反魂-排斥』、『転写-活性』、『転写-排斥』、『再誕-活性』、『再誕-排斥』、『蠱毒-活性』、『蠱毒-簒奪』
呪術・渇砂操作術-ザリチュ:
『
呪術-ジタツニ:
『
呪術-ネツミテ:
『
呪術-ドロシヒ:
『
呪術-ドゴスト:
『
呪術-トテロリ:
『
呪術-ニネナナ:
『
呪法:
『
所持アイテム:
『祖憑きの外喋帽呪』ザリチュ、『地憑きの外羽衣呪』ジタツニ、『陽憑きの外煌錫呪』ネツミテ、『星憑きの外玉輪呪』ドロシヒ、『竜憑きの外砲袋呪』ドゴスト、『魔憑きの外忌輪呪』トテロリ、『虹憑きの外天根呪』ニネナナ、鼠毒の竜呪の歯短剣×2、鑑定のルーペ、フェアリースケルズ、蜻蛉呪の望遠鏡、etc.
所有ダンジョン
『ダマーヴァンド』:『毒憑きの宝杯呪』ヤノミトミウノハ、呪詛管理ツール、呪詛出納ツール、呪限無の石門、呪詛処理ツール、呪詛貯蓄ツール×5設置、『熱樹渇泥の呪界』・『入子屋敷の呪地』・『塩砂湖畔の呪地』接続済み
システム強化:
呪怨台参式・呪詛の枝、BGM再生機能、回復の水-2、結界扉-2、セーフティ-2、長期保管用カプセル、『満腹の竜豆呪』ハオマ
???:
狂記外天:森羅狂象・序文-ルナアポクリフ:オルビスインサニレ・キューケン
狂記外天:森羅狂象・初稿-ルナアポクリフ:オルビスインサニレ・ターゲスアンブルフ
狂記外天:森羅狂象・中天-ルナアポクリフ:オルビスインサニレ・ミッターグ
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06/24誤字訂正