79 疑惑の種
ホントに意味わかんない、今俺はあの変態司祭代理の執務室にいる、そしてその変態からスカートを持ち上げろと命令された。
この部屋入った時は臭い、大事だからもう一回言わせて…凄く臭い、エレベーターで3種類の香水瓶を一気に割ったような感じのような臭い。それに薄い黒いモヤモヤが部屋中に充満している、まぁ空気清浄機な俺がいれば“モヤモヤだけ”はすぐに消えました…無念です。そのモヤモヤが消え、気づいたのはソファー前の小さな香炉みたいな物からそのモヤモヤが止まらなく出できたことだと確認した。毒…ではないよね、あいつもこの臭い匂いを吸ってるし、まあ入る前にすでに魔力障壁張ってる、何があったら大暴れすればいい。
それにあの変態はペンダントについて言ってる事とやってることを正反対で、ささっと終わらせたいので俺昨晩作ったペンダントを生贄にし、こいつに見せるだけと言ったあと、まさかそのままポケットに入れた、もうあいつ触れたからもういらない、もう帰っていい?ってそのあとはこのセリフです。
『大丈夫です、アイリスさん、我慢しなくていい、まずはスカート自分から持ち上げなさい。』
ド直球でスカートを持ち上げろと言った。ええ、我慢していますよ、この臭い匂いが。
「お断りします、私は志願兵であなたの正式な部下ではございません、こんなくだらない命令には応じません。要件はこれだけではお言葉通りこの臭い匂いを我慢しないように、すぐにテントに戻ります。」
軽く一礼し、外に出るつもりでしたが、変態が驚きの顔でソファーから立って話してた。
「効かない?!何故だ!何故効いてないんだ。ええい!我慢ならん!無理やりで犯してやる、この小娘が!」
言った、はっきり言った、やっぱり最初から薄い本の展開するつもりだろ、それに“効いてない”あの怪しい香炉のモヤモヤ?
変態は枝みたいな杖を持ち出して呪文を謳えはじめた。
「聖なる精霊たちよ、目の前の邪悪なるモノに断ち切れない鎖で…
何か聞き覚えがある魔法ですが、無視して扉を開けようと思う時、いや…障壁も張ったしここであえて受けて、何かに訴えたらこちらに有利にする方がいいわよね。
「…動きを止めろ!ーーーホーリーチェーン!」
変態の杖から金白色の鎖が現れ、こっちに向かって飛んできた。あえて受けて有利にすると考えたが、その考えは失敗した。
ガン! チリンチリン!
鎖が俺の障壁に触れた瞬間勢いを失って地面に落ちました。あ...これ!これは教皇の魔法の弱化版だ、ありゃ〜これ教皇のより弱すぎで受ける意味ないわ。
「なん…だと!なぜお前は障壁が守られているのか!ペンダントは僕が持っているはず!」
変態司祭代理はコソコソと自分のポケットのペンダントを確認する。
「貴様!やはり僕を騙したな!」
変態はペンダントを俺に投げる、当然障壁で防いだ、俺は何もないようにガン無視で変態に話した。
「勝手にそれを目の前で盗んだのは司祭代理でございます。もし他の話がないと、自分は前線のテントに戻りますね。」
再び一礼し、後ろに後ろの扉に向ける。
「貴様!待て!聖なる精霊たちよ、目の前の邪悪なるモノに断ち切れないな鎖で動きを止めろ!ーーーホーリーチェーン!」
(まだ撃ってたみたいね、無駄なのに。)
それを無視したまま扉を開ける前に、扉が開けられた。
バタン!
そこにはリサさんと他の黒服のシスター数名がいました。
「司祭代理!急に大きな声が聞こえますが大丈夫でしょう……か?……」
外に出るつもりの俺、杖を持つ変態、杖と繋がる魔法の鎖ふたつ…しばらくの沈黙で。リサさんが最初話した事は…。
「くっさー!し、司祭代理!何があったでしょうか?」
「何でもない、仕事に戻れ。」
変態司祭代理は冷静そうにすぐに鎖を消し、執務机後ろの窓を開け、風魔法で部屋内の臭い匂いを外に送った。
「アイリス!ここにあったことは他言無用だ!いいな!」
スカートを持ち上げる事?怪しい煙の香炉の事?それとも俺のペンダントを目の前で盗んだ事?全くわからないので、返事せず背を向け黙ったまま部屋から出た。
廊下で歩いてると、後ろから大きいな扉を閉じた音が聞こえた、周りのシスターたちから何があったのかと聞かれ、元々変態の部下ではないので、身の守るのタメそのまま木の下の出来事から部屋の中の事、リサさんたちに全部話した。当然シスターたちには変態の黒い噂を聞いた人もいて、半分は呆れた顔をした、男性の修道士は苦笑いの顔をしていた。全員黒服ですから、何も出来ないし、一応知っておきますの感じ。その後、俺は着替えを持って、教会の外に出た、もう変態がいる教会でお風呂する気はないので、夜だしそのまま人がいない場所に移動し空に飛んで、近くに人が辿り着かない山奥でお風呂した。
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司祭執務室のロイド、いつもの自慢顔が歪んて執務机でイライラしている。
(ヤバイヤバイヤバイ、他の人に見られた、量を増やしたなのにまさか媚薬が効かないとは思わなかった、事を大きくする前にあいつを消さないと……。)
今は戦時中、ロイドは安全で人を消せる方法をすぐに思い出した。
彼が目指すのはターナー伯爵家三女ジェナ教会にいるの部屋、部屋前に護衛たちにウンディーチアの司祭としてお貴族様に大事な用件があると話すと、護衛がいるが見てるままロイドはジェナと面会した。
部屋に入るとジェナは子爵家の二人もいて、三人は白い修道服のまま仲良しお茶を飲んでいます。
「夜分お嬢様たちの部屋で、申し訳ありません。」
「あ、あのロイド様、一体何のご用件でしょうか?」
「実はウンディーチアのお貴族様に緊急な要件が。」
凄くシリアスな顔のロイドはあるモノを彼女たちに見せ、彼女たちも貴族らしく対応しました。
「実は志願兵のアイリス……」
お嬢様たちはロイドの話を聞いて、それと持ってきたモノを見たあと、すぐに言いたい事がわかった。
「ロイド様、この事について理解しましたわ。」
「先ほど彼女にこの件について尋問しましたか、認めていませんでした、彼女を拘束して辺境伯様に差し出すですが、残念ですが、彼女はどうやら障壁を作れるな魔道具が持ってるのため、僕のホーリーチェーンでは彼女の事を捕まれなかった、申し訳ありません。」
「いいえ、ロイド様は大変良くやりましたわ、彼女今は何処に?」
「彼女は認めないのため、何故が何もないように治療テントに戻りました。」
「わかりましたわ、現状ヒーラーが足りないのも事実、この事についてわたくしからすぐに辺境伯様にお伝えいたしますわ、逃さないように裏で彼女をテントから離れないようにとシスターたちにご連絡を、それとこの件について他の方に話さないてくださいませ。」
「承知しました、僕たちで一緒にベネットを守りましょう、
ロイドは両手でジェナの手につかまって、微笑んだ。ジェナと他のお嬢様たちも見惚れたように顔真っ赤になった。
「名前…わたくしの名前を読んて。」
「しかし貴族様のご令嬢の名前を呼ぶのは…」
「いいですわ、わたくしたち仲がいいですもの、非公式ではお名前を…読んて…欲しいわ。」
恥ずかしそうなジェナを見て、ロイドはちょっと考え、ジェナの目を見つめた。
「わかりました、ジェナ様。」
「様もいらないわ。」
「いいえ、そこは…」
「今回だけ、今回だけでいいですわ。」
「…ジェナ。」
何かの余韻を堪能したジェナを無視して、ロイドは話した。
「では自分が先に部下に連絡致します、お嬢様方の部屋に長くいるのはいけませんので、自分はお先に失礼します。この件はお願い致します。」
ロイドは一礼し、護衛と共に部屋から出た。
(ちょろい女だ、僕も他の準備しないと、念のため逃げる準備も手配しておこう。悪く思わないわよ、アイリス。お前が悪いんだ、大人しく僕を受け入れればこんな目に合わなく済むんだ。)
彼はそのまま執務室に戻り、何かを準備した。
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同じ頃、アイリスは人が辿り着かない山奥でお風呂を堪能している。
やっぱり今ではパーテーションなしの風呂は恥ずかしいなあ、でも教会より安心、気持ちよくお風呂が終わり、教会にも戻って、リサさんに汚れた修道服を渡し、そのまま治療テントに戻りました。
テントに戻り、温度差を感じだ、何がテントにいるシスターたちは教会のシスターたちより冷たいな、先ほど教会にいるシスターたちは普通に対話して、大丈夫ですかと聞かれたなのに、テントの皆初日は普通に食事と話したな。やっぱりあの変態司祭代理とご令嬢たちのせいだろ。まあ、いいのよ、彼女たち名前も知らないし、この戦争が終わったらもう会えないし、明日も朝早く攻めてくるだろ、王都からの援軍は予定明後日到着、その時耐えればいい、正直体力はもうもうない、早めに寝よう。
自動バリア君を起動して、すぐに寝る。あの変態薄い本の展開できないだから、夜絶対何が来ると嫌な予感がする、念のため