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75 見なくでも大勢の敵は見える

長年カウレシア王国と友好国のウンディーチア王国、海に近く、キレイな水源も多い、王城の後ろには大きいな滝があって、だからその王都は他国では水の都と呼ばれた。水がキレイなので、果物の種類も多い、それに布も有名みたいです、これは図書室で見たウンディーチア王国の知識です。ホントに他国の資料は多くない、国に関するモノはホントに基本だけ、他の資料は極秘だろ。


残念ですが、今回観光する時間もないです、トイエリさんから見せた映像ではもうすぐで開戦するなので、昨日の約4時くらい出発して、途中結構大きいな街で値段高いですが大きく安全そうな宿屋で一泊し、今9時くらいやっと辺境の街を見つけました。


辺境の街とわいえ、空から見るとカウレシア王国の王都と遜色はない、特徴ではこの街の真ん中にあ大きいな湖がいる、街にも城壁があるが、東にもちょっとくらい離れたのは国防の長いな城壁、そのもうちょっと東はもう帝国の城壁が見える。帝国軍はもう来たのかと偵察しに行きたいが、飛行をバレたくないし、それと俺は戦う気はないので、偵察を諦めて人がいない森で降下しました。


フードを被ってるのに冒険者ギルドカードで普通に街に中に入れる、戦争前なので周りに軍の人は普段より多い感じ、平民は多くない、他の街に避難しただろ。軽く話が多いなおばさんに話を聞くと、この街“ベネット”はこの国では商業街と言われた、元々は辺境ではないが、大昔い帝国の侵攻で、辺境になったみたいです。


では早速冒険者ギルドに入り、予想外に多く志願兵っぽい冒険者が待機している。掲示板を見ると志願兵の募集の紙が付いてる、ではそのままカウンターで受付嬢に話した。


「あの、すみません~。」

「こんにちは、冒険者ギルドへようこそ、ご要件は何でしょうか?」


返事する受付嬢は大人しいな犬の獣人、カウレシア王国も見たことあるが、そんなに頻繁で見たことはない、トイエリさんに聞きましたが、この世界はガチで日本に異世界っぽいなシミュレーションテストですだから、獣人も二次元みたいに耳と尻尾だけあり、ほぼ普通の人間と同じ。二次元ではかわいいですが、三次元では…コスプレしている感じで実際何の感想も出ない。


「回復魔法は得意なので、志願兵のヒーラー募集に参加したいです。」

「なるほど、ありがとうございます。ではギルドガードはお持ちでしょうか?」

「はい、こちらです、それとこちらは紹介状です。」

「承りました、回復魔法得意の方は助かりましたです、少々お待ちください。」


しばらくすると犬耳受付嬢は戻ってきて、別の紹介状を渡しました。


「こちらギルマスから教会への志願兵証明です、これを司祭代理に渡れば大丈夫です。」

「すみませんが、今日来たばかりなので、その教会の場所を教えただけませんか?」

「いいですよ、近くなのでそこを曲がって城壁向かってまっすぐに行けばすぐに見つがるです。」

「ありがとうございます。」


フードを被っただから、一応絡まてないまま冒険者ギルドから出て、謎の教会に到着しました、そこには結構大きいな三階建ての教会、明らかに“元”カオル教会です、カオル教の紋章は外しましたの痕跡があるし。教会前の広場にすでに軍人がいくつか戦争で怪我した人用のいくつかのテントを張っている、急にもうすぐ開戦の感じが湧いてくる、気を引き締めて中に入りましょう。


「ごめんください。」

「はい、何のご用意でしょうか?」


シスターさんが俺を見て迎えた…うん?…シスター?


うん、褒めるべきか、それともツッコミすべきか。迎えにきた茶髪シスターさんは清楚な感じで地球で見たあの定番の黒い修道服セットを身に包んでる、珍しくスカートが長い、しかしスカート長く見えないなのに、何故が白いニーハイソックスが…流石脚フェチのカオルさん。でも何で俺あんまり見た感じがない…あ~多分、前に王都で消えたカオル教会と聖王国で大聖堂で出できた偉いの人は全員金線付きな白い修道服で、下位のシスターは黒い修道服ね、会った人は全員偉い人ばっかりだから、こんな普通なシスターこの世界でガチで初見しました。


「志願兵のヒーラーとして来ました、冒険者ギルドからここに来るです、こちら志願兵証明、ギルドカードとカウレシア王国王都冒険者ギルドの紹介状です。」


シスターさんは紹介状を見て、うんうんと何か納得した。


「なるほど、アイリスさんですよね。わたしはリサです、よろしくお願いします。司祭代理にはこちらでお伝えしますので、先にお着替えてしましょう。」

「え?着替えですか?」

「はい、兵士にヒーラーと区別できるように、修道服を着替えないとダメです。」

「わかりました。」


(ではわざわざ魔力遮断の学園のケープを持ってくる意味ないではないか、トイエリ教会で手伝う時も学園の制服のままなのに。)


リサさんは別のシスターに志願兵もう一人来たと司祭に連絡するとお願いして、その後俺に着替え部屋に案内する、途中聞いたですが、彼女も数ヶ月前に新人で、最近急に宗教が変わったので、回復魔法が使えるのカオル教の信者はここから離れた。俺以外の回復魔法が使える志願兵もただの2名だけみたい。着替え部屋に到着し、修道服を渡され、仕方なく修道服に着替えます。


着替え終わり、扉を開けると、そこには先ほどのシスターさんではなく、目の前に俺より頭一つ高いな多分世間では超イケメンなブロンドヘアな美青年が鍵を持って()()()()()()とする、身に包んでる金線ありの白い修道服を見ると、上位の人と思う。


「あれ?リサさん…ではない。」

「………。」


(あいつ扉の前に動かないまま…邪魔。)


「すみませんーー。」

「……は!あ、ああ、き、君がカウレシア王国の冒険者ギルド紹介したアイリスさんですか?」

「はい、私はアイリスです、すみませんが、どちら様でしょうか?」

「ええ、僕はこの()()()()()司祭代理のロイドです、よろしくお願いします。君は多分最後のひとりですから、もうすぐ仕事の説明はじめますので、そこの会議室に行きなさい。」

「ありがとうございます。」


(怪しい、その手明らかに扉を開けそうとする、ここは()()()()()()()ではないの?…ここは思った以上危険かもしれない。)


俺はそのまま会議室に入り、冒険者ギルドみたいな定番オフィスの会議室ではなく、記者会見のような演台前の沢山椅子の方、後ろの空いた席に座りました。周りを見ると大半は黒い修道服で約30人くらい、主に女性で男性は3割程度。後ろに座ってるのに、ずっと見られてるな…やっぱりこの髪が…もしかして座ってはダメ?慌てて近くにいるシスターに聞く。


「すみません、私先ほど来た志願兵ですが、皆がこっちに見られたですが、もしかした座ってはダメでしょうか?」

「は!いいえ!座っていいです!はい!」

「ありがとうございます。」


聞き終わると同時に、先ほどの司祭代理のロイドさんと三人の白い修道服の少女と共に入ってきた。やっと視線から解放された。


「全員揃ったな、多くないが志願兵もいるので、まずは自己紹介します。僕はファレル聖王国から派遣したカオル教会ベネット担当の司祭代理のロイドです、よろしくお願いします。」


(すでにカオル教会ではないなのに、さっさと宗教を変えろ。)


「まずはこちらの方々を紹介します、こちらのお嬢様たちは今回防衛戦でヒーラーが足りないだから王都からここに来た貴族魔法学園の優秀なヒーラーの生徒たちです。」


「わたくし、ターナー伯爵家の三女、ジェナ・フォン・ターナーですわ。戦う兵士のため微力ですがわたくしたちも精一杯支援致しますわ。」

「エドワーズ子爵家の次女、ケイティ・フォン・エドワーズですわ。」

「リベラ子爵家の次女、クロエ・フォン・リベラですわ。」


お三方はやっぱりお貴族様が、貴族だから白い修道服はね。また貴族が…嫌だな。伯爵家のジェナさんは紺髪でリーダーで、茶髪のケイティと栗毛クロエは明らかに取り巻きのお嬢さん。

「では他の志願兵も自己紹介をお願いします。」


これを聞いて俺は席から立ちました、同時に男女ひとりも一緒に立ちました。まさか志願兵は俺も含めて三人だけとは…。ここで引き続き俺ら三人の紹介。中年の研究者っぽいと子供っぽい女の子志願兵の紹介が終わり、何故か最後は俺。


「アイリスです、よろしくお願いします。」


ここで急にあの伯爵家のジェナから話しかけられた。


「アイリス…さん?失礼ですが、あなた様はもしかして他国のお貴族様でしょうか?」

「とんでもないことです、自分はただの平民です、ターナー様。」

「あら…そうですか。」


(うわ…感じ悪い、平民を聞いた瞬間の顔、あの目、こいつ危ない、絶対近つがないように。)


「では皆さんは席に座ってください。これより仕事の内容を説明する。」


ロイドさんからの指示で俺は元の席に座りました、当然貴族のお三方は勿論一番前。


「自己紹介は終わり、先ほども言った通り、今ヒーラーはここのあなたたちだけです、辺境伯様はすでに王都に要請しましたが、到着するにはまだ約一週間かかりそうです。しかし軍からの通達では攻めてくるなジキタリス帝国軍はすでに辺境のタジナル丘に到着、軍営も建てられた、明日攻めてくる可能性は大きいです。だから僕たちは…」


すごく複雑に話しましたが、このイケメンくん。簡単にまとめて言うと。


城壁の外はほぼ平原なので、帝国軍は近くにある小さな丘の上を拠点にしたと確認しました、予想では明日開戦です。残念ですがヒーラーはここの約30人しかなく、他の人は応急措置やポーションの配り、怪我人のお世話のみ。黒服のシスターは辺境の城壁治療テントで怪我人が来れば回復する、魔力半分になったら休憩と雑務。もし怪我人は地位のある人は教会に運んで回復上手いなお嬢様たちや白服の人に任せる、手柄はお嬢様に渡せ。前線の治療テント兵士に守られてるが、夜には夜襲や死体を食う魔獣も来るので、夜にも怪我人が出るためシフト制で待機する。軍の魔道士も回復魔法使える人がいるが、向こうも人手不足のため、手伝える事を期待しないように。


回復魔法使い30人だけで全軍を回復する?全軍の数はわからないが、圧倒的劣勢ではないか。


「わからないところはあとで上位シスターに聞けばいい…」


ドッがーーーーーーーーーーーーン!!!バーン!!


『敵襲!!!』

『エクスプロージョンだ!!警戒態勢!警戒態勢!』


地面に軽くの振動を感じ、外から大きいな爆発音を聞こえた、まさかあの姫様(英雄)、辺境に到着早々すぐにエクスプロージョンを使うのは、えぐいな。


「皆さん冷静に!先ほどの行った通り、初級修道士は辺境城壁後ろの治療テントに行け、やることは先ほど話した通りでいい、早く行け!」


皆さんはすぐに街の城壁と辺境の城壁の間に建てた治療テントへ移動する、途中辺境の城壁外の空に黒い煙が昇っているのを見た、怪我人を治療テントに運ぶ人。大きな治療テントが三つ並んでいて、白いシスターの指示通り、皆さんはすぐに回復魔法を使って怪我人を回復しはじめた。


爆発音から数分、他の爆発音はこれ以上聞こえない、しかも他の戦闘音も聞こえない。ここで風の魔法で声を拡大した()の声が聞こえた。


『ベネットの兵よ、我はジキタリス帝国のドラゴン退治の英雄ユウジ、さっきの魔法はただの挨拶代わりだ。死にたくなければ、投降しろ。さもないと明日はこの魔法でベネットを蹂躙する。』


その後、大勢の帝国兵の威嚇の声とお揃いな地面を踏む音がここまで聞こえた。


『『『おおおおおおおおお!!!』』』


ドンドンドンドンドンドンドンドンドンドン


やるな、こっちの士気を一発の魔法でめっちゃ減らしたと思う、急にこの防衛戦勝てるのか?と思いはじめた。

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