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54 目標達成?

(一応ね、今日は俺の高校(王都)デビューの日ですが、はじめて顔も隠さないな王都での休日。わかるよ、もう王都大勢の人の前でデビューしたよ!いやいや、ネガティブはダメだ!俺は椿ちゃんの膝枕権を手に入れた!何故だろ…目から鼻水が。)


俺はこんな複雑な感情で闘技場の控室に戻った。


控室に戻ると俺の正体を知ってるな騎士さんふたりデニスさんとドリューさの祝言葉を受けたあと、すでに馬車を用意したので王城に戻って欲しいっと、どうやら今日はもう冒険者ギルドや買い物の時間もないっぽい、ドリューさんを頼んて完成したメガネをマリアンヌに渡した、そして薬草のお金は来週来たら取りに行くと伝言をお願いした。


それから俺はデニスさんと共に王城に戻った。戻ったあとすぐに謁見の間、あ〜王様は貴族たちに決闘の後説明すると言われたらしい。謁見の間に入り、そこには先程と同じく両サイドの貴族's、王様の側には宰相、騎士と魔道士団団長の三人、そして俺も昼と同じく王の前に跪く。


「王国貴族魔法学園の研究員アイリス只今戻りました。」

「よい、頭を上げよう。」

「ありがとうございます。」

「ではこの場で今日の昼、勇者たちへの対応と先ほどの決闘について説明しよう。簡単で言うと昼の謁見の場からこの決闘も我々が勇者パーティーにそう誘導するの策だ。」

「何と!」「まさか!」


ざわ…ざわ…


ここで俺の左にいる一番手前のおじさんが話した。


「陛下!質問がございます。」

「エドキンズ侯爵、発言を許す。」

「これは陛下の策とは理解できますが、これによって迷惑な勇者も沢山の証人の前で勇者を辞めることが出来た。しかしこの策の一番の問題点は彼女ひとりで金ランクの勇者4人を倒せる事が前提です、何故陛下はアイリスの実力をそんなに信じるでしょうか?」

「そうだな、まずこれは賭けだ。彼女の髪の色を見れば珍しい魔力の持ち主のはすぐにわかるだろ、そんな彼女は頻繁に悪い人に狙われてる、だから我は彼女を安心で生活できる場所を提供するだけ、彼女も恩返しとして学園で研究員として働いでる、そしてその強さは魔道士団団長の功績だ。」

「しかし、その謎のファイヤーボールとウォーターボールは一体…。」

「我も知らん、以前魔道士団団長にも確認したが、ホントにただのファイヤーボールとウォーターボールだ、彼女の魔力によって変質しただろ、実は攻撃力がない、これも彼女しか使えない魔法だ。団長との話して、防御特化なアイリスではあのバカ勇者たちを心理的に追い詰める状況で未知の魔法を使うと彼らを倒せる可能性があると結論を出した、だからこの策を立てた。元々はもし負ければ彼女が謝るか賠償金だけすればいいだけの話だが、しかしまさかあの勇者がこんな要求したのも、我も考えもしなかった。済まなかったな、アイリス。」

「いいえ、運良く陛下の策をうまくハマりましたので、問題はありませんでした。」

「な、なるほど。だから昼の謁見彼女はこんなに勇者たちを挑発したですね、ではわたしの質問は以上です。」


そして今度は先程からイヤラシイ顔で俺をずっと見てる、右側の手前の肥った貴族。


「陛下!自分にも質問がございます。」

「ヒルトン侯爵、発言を許す。」

「この娘がこんな実力があるのに、何故軍に所属しなかったでしょうか。」

「彼女が使える魔法はたださっき見ただけだ、さっきの決闘には使えるが、戦争は無理だ。それにあの魔力のせいで彼女の身体は弱い、我は戦いたくない人に強制に軍属する気はない。」

「では彼女は平民と伺いましたが、今回の件で彼女は余計に目立つで更に危険な目にあるでしょう、では彼女が自分に任せて養女にすれば確実彼女の事を守れます。」


いーーーやーーーー!このデブはずっとイヤラシイ顔で俺の胸を見ているし、絶対別目的があるだろ、バカにもわかる。あ、王様は呆れた顔をした、まさかいつも話していた例の貴族はこのバカデブですか?


「ヒルトン侯爵、そなたは我はひとりの平民すら守ることが出来ないの意味ですかね?」

「ちが、いいえ、滅相もないです。」

「アイリスは珍しい魔力の持ち主、そして平民でこの美貌だ、だから我は彼女の事を隠した、前の噂ではすでに貴族全員警告したが、またわからんのか?加えて彼女はすでに学園の研究員、ホントに養女にすれば他でもない魔道士団団長が先だろうか!」

「も、申し訳ございませんでした。」

「他に質問は?…ないな。一応皆に警告しておく、アイリスは()()見つけた人才だ、今回はあのバカ勇者たちのせいで仕方なくこの娘の存在を公開した、もし誰が彼女を手を出したら、容赦はしない、以上だ。」

「「「は!」」」

「騎士団団長、魔道士団団長、それとアイリス、ちょっと話がある、付いて来い。宰相すまんが、残りの業務は頼む、あとで報告してくれ。」

「お任せてください。」


俺はそのまま王様と共に隣の執務室に入った、王妃様はすでに中で待機している。


「アイリス様、お疲れましたですわ。どうぞこちらを食べてくださいな。」


おい…絶対今朝のこと覚えてるだろ。ソファー前のテープルに沢山の菓子やケーキみたいなものが揃ってる。うん、食おう。


いつも通り、俺はソファーに座り、正面は王様と王妃様、彼らの後ろは団長二人。


「さ、遠慮なく食べてから話そう。済まなかった、今日は急にあなたの買い物の時間を使いました、すでに食料庫に連絡しました、後で欲しい食べ物をそこで取れば良い。」

「ありがとうございます、王様。」

「こちらこそ、今回勇者パーティーへのご対応はホントにありがとうございます。」

「いえいえ、こっちらもトイエリ様の命令があるなので、気にしないでください。」

「これで勇者たちは決闘で負け、その賭けて勇者の事を辞める事にすれば聖王国も抗議できないだろ…多分。証人も沢山あるし、わざと有名な商会を呼んてこの試合を見届けた、勇者のあの嫌らしい要求もすぐに他国に拡散されだろ。」

「これは嬉しい知らせですね、トイエリ様にもご報告頂きます。」

「そうだ、闘技場で言った通り、欲しい物思いついたらビアンカに話してください。」

「あ、ありがとうございます。あ!ビアンカ様、杖をありがとうございます、すごく使いやすいです、助かりました。先程謁見の間入る前にメイドさんに預けたですが、お返します。」

「はい、わたしあとでメイドに連絡し回収します。」


王様はいい考えを思いついたかのように話した。


「アイリス様、ご褒美は杖でいかがですか?宝物庫にはいくつ良いものがあるぞ。」

「いいえ、平民がこんな高いな杖を持ってるのは格好の餌になるので、武器屋で安い物を買う予定です。」

「そ、そうですか。…あ~はい、それと、アイリス様、来週は王城で一泊するのはできるかな?」

「え?何故ですか?」

「え~と…。」


王様は側に居る王妃様を見ると、王妃様は代わりに話した。


「ごめんなさいね、アイリス様。実はこの決闘で勝ったので、貴族の体面では勝ったあなたのために夜にパーティーを開かないとダメなのです。でも今日はもうこんな時間なので、だから主役のあなたをできれば来週、この優勝パーティーに出席して欲しいです。」

「正直に言うとこれは一番参加したくないですが、この身体は元姫でも私パーティーの礼儀は知りませんです。」

「はい、わたくしたちもご存知です。ですがたとえ勇者の実績平民たちがあんまり知らなくても、有名商会やギルドたちはずっと勇者たちの被害者です、彼らもあなたの事を感謝しています。だからもし王家はあなたの功績を讃えない、この勝利を祝わないと、まだ悪い噂が出ると思うわ。」

「そうですが、これは仕方ありません、神竜様にも話しております。」

「ありがとうございますわ。」

「しかし、私食事のマナーや貴族への対応がわからないですが、大丈夫ですか?」

「はい、あの日は基本わたくしの側にいるので、他の貴族たちも何も出来ないでしょう。」

「なるほど、ご対応感謝致します。」

「ドレスはわたくしが用意致しますので、いつも通りの服装で来ればいいわ。では来週の朝は王城にいらっしゃいな。」

「あ、朝ですか?パーティーは夜ですよね、それと同じく騎士団寮経由でしょうか?」

「はい、パーティーの主役では色々な準備がありますので、騎士団寮経由が良いでしょう、その方法が一番安全と思います。」

「わ、わかりました。」

「ではもうそろそろ日が暮れる、早く食料庫に行ってください、暗くまで早めに帰りなさいな。」

「ご厚意ありがとうございます。」


前と同じく騎士団団長が俺を食料庫に案内する時ビアンカ様が来た。


「では、アイリス様、こちらに…。」

「ウォルト殿、わたしが彼女を案内致します、途中でちょっと彼女に聞きしたい事があるので。」

「俺はいいですが、アイリス様は?」

「うん?構いませんよ。」

「ありがとうございます、ではこちらに。」


これでまずは客室で俺のカバンを回収し、食料庫に案内されたのはビアンカ様になったのです、その途中の話は…あの魔法の事でしょう、魔法使いの探究心では絶対興味津々よね。


「アイリス様、今日あなたが使った魔法を詳しく知りたいですが、わたしに教えても出来ませんか?」

「そうですね、それはこの世界ではまだ知らないな知識です、教えるのは難しいと思う。」

「何故ですか?わたしは他の人には言わないです。」

「別にビアンカ様の事を信頼しないわけではありません、ただ説明しても、理解できないと思うだけ、それでも聞きたい?話してもいいですよ、聞いたでも理解できないですから。」

「はい、研究者として例えわからなくでもそれを聞きたいです。」

「ではこの知識と魔法の事を他人に話しない事を条件で話しても良いよ。」

「勿論です、ありがとうございます。」

「いつ教えますか?」

「来週はパーティーがあるので、再来週はいかがですか?」

「いいですよ、ではその日の朝は学園長室にお伺います。」

「ありがとうございます。」


その後、俺はまた無料で高い食材を頂いた。


冬の夜は速い、5時くらいで空はもう段々オレンジ色に変わる、ビアンカ様は馬車を用意しました、馬車気持ち悪いだから断ろうと思うですが、彼女は馬車で外に行きなさいと俺を馬車の中に推された、仕方なくそのまま馬車に西門に行く。


何故こんなに馬車推しなのかがようやくわかった、西門前で馬車を降りると、西門近くを歩いてる度に知らない人に声を掛けられました。決闘見てたとか、髪ホントに虹色だとか、かわいいとか、褒めるのは嬉しいが連続で“ごめんなさい、門限あるのですぐに帰らないとダメです”を連発のおかげで、やっと西門を出て人少ないの処に到着、あとは飛んてマイホームに戻るだけ。


何だかホントに別の意味でデビューしたな感じ、まあどうぜこの髪は目立つからこの決闘なしでも同じだと思うよね。まいっかー。

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