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51 デュエル開始!

俺たちは国王の執務室に戻り、王様と俺はソファーに座り、ビアンカ様王様の後ろに立ちました。


「アイリス様、ホントに大丈夫でしょうか?」

「はい、大丈夫です、一応殺さない方向にしますが、万が一の場合は以前カオル教会の件のように彼らの手足を折ればいいのです。使者様とバレましたが、それも仕方ないです、彼らの要求は予想以上酷いなので、こっちらも覚悟しないとダメです。」

「今代の勇者様たちははじめて王国に来たのですが、他国からの連絡ではマナーがない人とは知ってる、でもまさかこんなに酷いとは思わなかった。前回の謁見な時は恐らくすでに彼らの最大の礼儀だろ。」

「仕方ないわ、こんな人たち私沢山見ました、典型な権力と金持ちの道楽、子供から苦労の意味すら知らない、彼らを褒めるしかないな人たちを囲んで成長すれば、こんなダメ人間が出来上がりです。」

「はぁ、この前まではカオル教は唯一の宗教だからね、何が不満を話すと聖王国から寄付金を増やすと脅されましたよ。」


ビアンカ様も苦虫を噛んだ顔でこの話しを挟んだ。


「確かアイリス様の言う通りかもしれません、聖王国には貴族はいない代わりに神職者の権力が大きいです、彼らは代々カオル神の末裔で自動的に教皇になる人です。勇者は教皇の長男で30歳までこのごっこ遊びをやってます、カオル神の末裔だから基本教会内では彼らの言葉に絶対で疑問を持つ信徒は誰もいないです。他国の寄付金も沢山あるので、苦労はしたことないでしょう。」

「その女性3人も同じですか?」

「はい、彼女たちは代々聖王国の賢者、神弓と上位聖騎士家系の娘です、そして、勇者パーティーは基本勇者は代々教皇の長男で他のメンバーはその古の家系で一番優秀な女性3人です。」

「さっきの事で薄々感じましたが、代々の勇者もスケベですよね。」

「まぁ…はい、そうです。他国にも麗しいな女性を会えたら、貴族や平民でもさっきみたいに営みを強要する、カオル教の信徒では喜ぶですが、信徒ではない貴族や平民では、直接その国の王にその娘に命するみたいです。現教皇も嫁が5人います、子供もすべて教会の要職を務めています。だから聖王国の大聖堂の人はほぼ全員サトウです。」

「これは酷い。では戦う前に彼らの能力と戦闘情報はありませんか?」

「ええ、あります、割りと皆に知らせたいみたいに周りに知られるわ。」

「自己顕示欲の塊が…。」


ビアンカ様から、勇者たちの能力と戦い方を教わった。簡単に言うと勇者は双剣使い、炎の魔剣と氷の魔剣で接近して攻撃する、魔法も使えるが、基本は下級と身体強化だけ。赤い髪の賢者エリザベスは炎魔法が得意で上級も使え、中級魔法で戦う方が多い。猫耳獣人の神弓使いは称号通り、必中の弓で牽制攻撃と薬で仲間を回復する。最後は聖槍使いのソフィー、同じく称号通り聖槍を使ってる、盾で敵の攻撃防ぐと槍で攻撃するです。


(こう見るとホントに聖女がいればパーフェクトなパーティーになるよね。顎クイされたのお礼に叩き潰しましか。)


その後、やりすぎないように、王様とビアンカ様に俺が予想した戦い方を話した。


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昼頃の冒険者ギルド、マリアンヌはアイリスがギルドに来る事を待っている。朝西門の警備からいつもの薬草を渡してくれた、彼女は朝から王城に登場したみたい。原因は絶対先日の勇者パーティーでしょう。先日彼らは急にギルドで虹髪の癒やしの聖女様をメンバーにすると大声で彼女を出せと言ってるし。


(噂ではあの勇者は大の女好きで、アイリスちゃんうまく断れたらいいですが。)


そこで、騎士達がギルドに入って、大声で話した。


「このあとの3時、闘技場で勇者パーティー対冒険者のアイリス、勇者の新メンバーの座を賭けてるな決闘が行う、国王様から見届け人が大勢欲しいのため、行ける方は速やかい闘技場に行ってください、ギルマスは必ず出席するとお伝えてください。」


(アイリスちゃん。はぁ~またとんでもない事を。)


騎士様は去って、ギルド内はざわざわしました。


『え?アイリスちゃん王都に戻ったの!一ヶ月ぶりよ!』

『何?そのアイリスでいつも薬草を持ってくるの貴族学園のアイリスちゃんよね、あの娘が決闘?!』

『彼女は鉄ランクではないのか?勇者に勝てねぇじゃん!』

『何が新メンバーだ、絶対アイリスの顔と身体目当てだろか、あのくそ勇者は!』

『くっそ、勇者め、俺たちのアイリスちゃんを、早く闘技場に行こう!』


(とりあえず、早くジャックさんに連絡して、闘技場に行こう。)


こうして、冒険者ギルドはしばらく閉まり、ほぼ全員闘技場に行った。


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同じ頃、闘技場の控室で勇者たちは決闘の準備をしている。


「あの女、絶対皆の前に気絶するまで犯し続けてやる、神の末裔であるこの僕を抗うの罪を後悔するが良い。」

「オーウェン様、あの娘は鉄ランクですが、油断では行けません、奴隷にするでは殺すはしませんが、手足は早めに取るがいいですわ。」

「任せるっす、ボクが開幕からすぐに後ろに回って両足を撃ちまっす。」

「ではわたくしはいつものようにファイヤーランス(炎の中位魔法)を用意致しますわ。」

「わたしもいつも通り旦那様をお守りします。」

「残るの両腕は僕が取るってことね、顔だけは傷つけしないで、あの女顔だけはいいだから、こんな弱いな僕たちに負け、そして大勢の観客の前に犯され、観客にそのメス顔を見せたい。」

「オーウェン様ヤル前にもう立派に立ってますわ、そんなにあの娘とヤりたいの?」

「子孫を残すのは僕のもう一つの使命だ、今日の僕の子種はあの聖女の顔を汚すために沢山出してやる。」

「えーー!勿体ないっす!」

「大丈夫、君たちも僕の子供を孕ませるよ、嫁たち。」

「きゃん!手がイヤラシイですわ。」

「嫌い?」

「いいえ、好きですわ。」

「えーー!こっちも欲しいっす。」

「わ、わたしも…です。」


控室にいる闘技場のスタッフに無視され、勇者たちはイチャイチャしはじめた。


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俺は闘技場の控室に到着しました、ひとりではないよ、俺の正体を知ってる騎士ふたりデニスさんとドリューさんが側にいる、他に闘技場のスタッフもいるし。まあ、王様と王妃様は貴賓席でこの決闘を見る、騎士団団長はこんな急な決闘のために王都とここの警備で忙しい、当然ビアンカ様も同じく警備と闘技場の魔法障壁を張る仕事で忙しい。


俺は学園の制服のままですが、王様とビアンカ様は様々な防具を提供してくれた。前に騎士団団長からの話ではその4バカは一応実力者である、恐らくこの身体一撃食らったら即死すると思う。だから防具を積んで急に重った体より、慣れたままがいい。それにトイエリさん曰く、今俺の障壁は何も防ぐことができるのだから、ではトイエリさんの力を信じ、魔力障壁に魔力ごり押しするのは最適と思う、あとはいつもと同じく臨機応変ね。


ですが、ビアンカ様は俺は武器がない事を見て、彼女は自分の杖を貸してくれた、今俺が手に持ってるほぼ俺の身長と同じの杖、何が魔力の消耗を大幅に下げると魔法の効果を強化できるみたい、絶対ラストダンジョンでのボスドロップだろこれ、さっきから痛みを我慢して“水玉”が貯め続けるとわ言え、MP使用量が減るのは嬉しい、ありがたく使わせて頂きます。


(トイエリさんは見てるだろうか?よし、伝えるのはわからないが、彼女に祈りで伝えますか。)


『トイエリさん、今から勇者たちを叩き潰します。テレビの前に明るいして、離して見てください、それとポテチとコーラを用意してください。』


外で歓声が聞こえた、もう時間だ。


(よし!油断せずに行こう!トイエリさんの力を信じて俺が一番嫌いな権力と金持ちの道楽者を叩き潰す!次回!勇者死す!デュエルスタンバイ!)


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闘技場今は隙間もないほど観客が一杯、国王貴賓席には王様のセオドリクと王妃のミラもこの試合を見ている。他には有名な商会の会頭、冒険者ギルド、商会ギルドなどなどのギルマスも含めている、それに王都にいる貴族ほぼ全員揃っている。娯楽が少ないこの世界では平民では祭りモードになったが、ですがこれはあの迷惑極めた勇者の新メンバーのための決闘、貴族たちと各ギルド、勇者の実績を知ってる平民も全員嫌な顔をした。


『これより、勇者パーティーの新メンバーをめぐるの決闘が始まります。』


おおおおぉぉぉぉーーーーーーー!!!


闘技場スタッフの女性司会者は観客の皆に聞こえるように風の魔法で声を増幅し声を拡大した。現場には歓声が響きました、司会者が続けて話します。


『この決闘の発端はファレル聖王国の勇者パーティーから最近王都で噂になった虹髪を持つ癒やしの聖女様を新メンバーに迎えるためです。では早速双方入場しましょう!』


『まず入場した左側はファレル聖王国の勇者パーティー!!各国で有名な魔剣士の勇者オーウェン・サトウ!!その後ろにいるのは聖王国の賢者エリザベス・サトウ、神弓使いリリアン・サトウ、そして聖槍使いのソフィー・サトウ!しかも全員冒険者ランクは“金”!そして〜皆も知ってる通り勇者様はカオル神の末裔、その罪な美貌は一体どれくらいの女性を惚れさせたでしょう、そして後ろにいる美女3人も負けないくらい男性の視線を釘付けるほどの美貌です。ご覧の通りーーーまさに理想のパーティーだ!』


歓声はある、王都ではカオル教の事がめっちゃ嫌いですが、一応信者はいます、その4人全員顔は美男美女、彼らの実績を知らない人でもカッコイイと思う、 もしその4人ずっと喋らないと多分今以上の人気がある。


『右側は勇者パーティーが勧誘した、最近王都では話題の虹髪持ち、別名癒やしの聖女様、その顔はまさに天上の絵画のように美しい、しかし実は彼女は王城の庇護の下で王国貴族魔法学園の秘密の研究員の少女アイリスです!冒険者ランクは最低の“鉄”!果たして彼女はどんな戦い方で勇者たちに挑むでしょう!』


アイリスは杖を持ったままゆっくり闘技場の真ん中に入った、その銀髪から反射された虹色は勇者の方を見る人の目線を奪った、残念ですが距離の問題で彼女の美貌を見る人は多くない。加えてこの紹介のせいで、彼女の髪の色や容姿より、観客たちは何故鉄ランクが金ランクと決闘するのかに驚く。


『おーい!鉄ランクで金ランクに勝てるわけねぇだろ!』

『まさか4人でその鉄ランクの女と戦うじゃねぇだろなぁ!』

『あの娘を殺してつもりか!』

『俺たちに何を見せたいんだ!』


そう、先程謁見の間にいる貴族たちも現場と同じ事を考えた、王様は一体何故この決闘を阻止しないのか?王国保身のためにあの娘を犠牲にし勇者の奴隷にするつもりですか?でも王国はもうトイエリ教を信じると宣言したではないか?今更聖王国の無理な要求を聞く意味はないのでは?だが王様はこの決闘のあとで説明すると伝えた、だから今は大人しくこの決闘の結末を見るしかいない、でもそれはもはや決闘よりあの娘が犯されたショーになるでしょう。まさかわざと勇者がこんなに酷い事を民衆に見せて、聖王国に追い払うつもりか?ホントこんな事のために少女を犠牲にするのか?


『ではこの決闘のきっかけを説明しましょう!恐らくここの皆も知ってるのですが、最近勇者パーティーは研究員のアイリスを勧誘するため、王都で彼女を探してた。それで外出した彼女は今日王都に帰還、先程謁見の間で勇者様たちが正式にアイリス様を勧誘したが、そのアイリスは“こんな弱くて迷惑な勇者ごっこパーティーに入りたくない”とバッサリ断った!だからこの決闘は勇者様たちへの侮辱を晴らすかつ己たちの強さを証明するの戦いだ。』


おおおおぉぉぉぉーーーーーーー!!!


『決闘と言えば勿論勝った側の要求!研究員のアイリスの要求はその勇者ごっこの禁止と即日解散、その子孫まで勇者ごっこの事を一切禁止する!』


おおおおぉぉぉぉーーーーーーー!!!


『そして勇者パーティーの要求は……ホントに言うですか?…はい…はい。失礼しました!勇者パーティーの要求はアイリスを一生彼らの奴隷にする、そして勇者様が勝った時…観客の前で彼女を…ご褒美として観客の前に犯します。』


ぉぉぉぉーーーーーーー!!


少しのエロオヤジの歓声と口笛があったが、代わりにその驚きの要求を引いてる人が多い。アイリスこの半年ずっとフード被って貴族学園の制服の格好で下町で買い物したから、その目立つさは冒険者ギルドと市場では彼女の事を知らない人はない。それに最近教会での手伝う事とあの人質の件で更に非公式な有名人になった、もちろん彼女はずっと顔を隠しただから何がを隠した事はバレバレで下町の人では基本彼女の前には話せない、隠れて彼女の事を話してたです。


『何だと!これはもう決闘ではなく公開処刑だろ!』

『おかしいだろ!そんな要求!』

『いいぞ!早く勝って、その娘を犯してやれ!』

『卑怯でしょう!4対1で勝てるわけないわ!』


観客席にいるマリアンヌはその要求を聞いた時思わず気絶しそうになった、隣にいるジャックは彼女を支えたまま彼女に話しかけた。


「マリアンヌ、大丈夫か?」

「大丈夫なわけないでしょう!何故あんな要求を受けるのか、意味わからないよ!」

「そうだな、アイリス嬢ちゃんはそんなデメリットしかないな要求を飲むはずない、恐らく後ろで他の要求はあるだろな。」

「もう、あと何回心配させないとダメですか?アイリスちゃんは。」

「陛下は絶対何か手を打ってると思う。ホントに何があったら俺が乱入する。」

「ジャックさん…。」

「ほぼ…ジャック、乱入るならワシにもませてな、アイリス嬢も我が友人だ。久しぶり暴れでもいい。」

「元最強のギルマスもやる気があったそうだ、マリアンヌは安心していいぞ。」

「ありがとうございます。」


この要求を聞いた観客たちはわざわざした、ここで王様は自ら座席から立ち、風魔法で大声で民衆に話した。


『我が王国の民よ、この決闘は我が国の研究員アイリスがその条件を納得し自ら受けた戦いだ、我も阻むしたが彼女に断れた、当然聖王国の勇者様たちに弱いやごっこ遊びと侮辱するのも事実だ。しかし我は我が国の研究員アイリスを信じ、自らこの決闘の結末を見届ける!民のみんなにも双方に応援して欲しい、()()。』


ざわざわした観客たちは落ち着けた、あの娘は自らその条件を飲んだ、王様の助けも断った、今はこの決闘の結末を見届けるしかない、そしてその“頼む”で王様の感情を全てを語った。


『では紹介はここまで、殺害禁止、勝敗は“負け宣言”もしくは“戦闘不能”になった一方は負けとわたしが判断する。なお、ここには魔道士団の皆様が魔力障壁を張ってるので、観客たちはご心配な必要はございません。』


『では、勇者パーティー 対 研究員のアイリスの決闘…はじめ!』

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