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49 高校デビュー

王都からマイホームに戻り、早速神竜様に友人のマリアンヌが多分来週来ると伝えた。無視…うんうん、好きにしろよね、わかりました。


よし、マリアンヌが来ると色々準備しないとだめですね、ちょっと楽しみです。でもその前にメガネのレンズをささっと終わりましょう、普通にサイズを測って魔法で高圧水でカットすれば終わりなので、神力はホントに万能。


その夜、俺は風呂に入りながら、トイエリさんの話を思い出した。


(…勇者たちを叩き潰せと勇者ごっこを終わらせろ…ですが…。)


そう言えば、万が一ガチであの勇者たちに会えたらどうしよう、あのハーレムパーティー、勇者はファレル聖王国の教皇の息子、即ち王子。王様たちに任せる?でもトイエリさんの膝枕…フムフム、ウインウインの方法を考えるしかないわね。


王様側では勇者たちに王国内でやらかしたくないと国から出て行けよね、でもあいつら他国の王子だから失礼はできない。って俺の方はただあいつらを叩き潰す、できれば勇者ごっこを終わらせる、でも王様から彼らを殺すはなしで。


先ずは簡単明快で元カオル司祭と同じく手足を徹底的に潰すのは?外交的に聖王国は絶対面倒な要求と賠償金を要求するだろう。


では王様の前であいつらを叩き潰す、お前らただの迷惑パーティーだ!また勇者ごっこをやるとぶっ殺すと言って聖王国に追い返すのは?いや〜そのあと彼らは妄想のレベルアップのためにまた周りにいつものように迷惑行為を行うと思う。


うんうん…試しに逆で考えろ、あいつらも一応貴族、貴族で一番怖いのはなに?悪い噂、もう勇者たちすでに人気最低、噂でもなくホントに嫌われるものよね。うん?彼らは俺を不良から救い出した?いや〜あれもう一秒遅くなれば不良ABCは物理的に女の子になったよ、救われたのは不良たちだと思う。


話は戻るね、では貴族にとって一番大事なのは?多分誠信…ですよね、約束したことを破ったら誰にも信頼されない。では王様の前に御前試合で勇者を叩き潰す、もし俺が勝ったらあいつらはもう勇者ごっこは禁止するのは?証人は王様と貴族たち…行ける、行けるね。


それにトイエリさんの話では俺は神力と魔力両方使ってるな魔力障壁はすべての攻撃を防げるし、実際重力10倍だけで彼らはもう動かないと呼吸できない、こう考えるとホントに負けはしないと思うんですね。…あ〜やっぱりダメだ、あいつらが御前試合を受ける条件、即ち賭ける意味がない。俺が勝ったら勇者ごっこを禁止、この重い代償の対価、向こうが勝ったらのご褒美…()()()()()()()()()()()()()()()()…。


はぁ…面倒くさいやつらだ。まあ俺との繋がりもないし、そのまま会えないと思う、まいっかー、のぼせ前に上がろ。そんな事を考えるよりマリアンヌの教本を作ろう。


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数日前の俺は、そう思う時期があったよ。でも何故か俺は今カウレシア王城の謁見の場で勇者一行の前に跪きました。アレ?今日は俺の人生初の高校デビューじゃなかったっけ?


思い返すと、俺はあれから教本とメモ用紙を作って、そのまま一週間が経った。今日は俺の高校デビューの日、フードなしで普通の生活の第一歩だ!


高校デビューと言うと、元の世界では俺は高校デビューとは無縁で、年代的に俺の学生時代ではオタクは多くない、隠してるだから、それに俺は厄介事を避けるためクラスの空気に徹する、結果卒業な時担任は俺の名前も覚えでない、ただこいつ絵は上手いな生徒だ、名前は…覚えでないな結果になる。当時家の事情で大学には行けなかったので、俺の学園生活は高校卒業で終わる、ほぼ語る価値もない黒歴史だ。だからこの歳で高校デビューを体験できるのはちょっとワクワクした。でもまぁ、感覚ではおっさんが女性キャラをコスプレしているようで、恥ずかしいの方が多いです、待って、ちょっと心配になった。


今日は朝早く起きて髪を梳かす、いつものように帝国から脱走時マリアンヌから貰った青いリボンを横髪に結んて、魔法学園の制服とケープを装備する、これで防御力50アップ(自社比)、一応下半部の金髪は誰も見えないようにケープの中に入れておく。最後は王様たちへのお礼の月光草の実の茶葉と、いつも売る薬草を畑から採集して王都に出発した。


「神竜様、王都で補給に行きます、多分いつもの時間が戻ると思う、留守番お願いしますね。」


いってらっしゃいよね、うんうんいい子。神竜様相変わらず寝てる?無視される?ですが、俺は脳内でこの子のセリフを想像すれば、意外とかわいい子だと思うよ。


王都の西門に到達、予想通りこの銀髪の虹色は凄く目立ってる、並んでる途中周りの人こそこそで髪の話している、皆の視線が痛いが、しかし話をかけること事はない、やっぱりケープの貴族学園の紋章が効いてるのかなあ、先週マリアンヌの忠告を聞いて良かったわ。


西門で並んでる途中、門番ふたりが俺の方に来た、え?俺何をやらかした?


「すみません、冒険者のアイリスさんですか?」

「は、はい、そうです。」

「王城からの伝言があり、“もし虹色の髪の冒険者が来たらすぐに彼女に王城へ登城する”だそうです。」

「ええぇ…。」


また厄介な事が来たような予感、でも行かないとダメよね。仕方ない、さっさと終わらせよ。


「その前に、門番たちに頼み事があります、こちらの薬草冒険者ギルドの副ギルマス依頼のものです、鮮度は命なので、代わりにギルドに渡してお願い出来ますか?アイリスからと受付嬢に伝えたら彼女たちはすぐに分かるです。」

「わかりました、ではこちらは我々にお任せします。馬車はすでに用意しましたので、どうぞこちらに。それと~俺はマークです、よろしくお願いします。」

「?…は、はぁ、よろしくお願いします、マークさん。」


こうして、俺は用意された馬車で王城に登城した。騎士たちの案内で、いつもの王様の執務室に到着した。


ゴンゴン


「陛下、冒険者のアイリス様が到着しました。」

「入れ。」


執務室に入ると、そこにはいつものメンバー、王様、王妃様、宰相の爺さん、団長さん、緑髪のメガネっ娘がソファーで揃っている。そして王様は人払い…うん?先週もこのシーンを見たような…。


「アイリス様、朝早くすみません、どうぞお座ってください。」

「ありがとうございます。気にしないてください、多分まだ私に関わるの事ですよね。」


ですが、ひとつ凄く気になる事があるのですが、王妃様は兎も角、そこの緑髪のメガネっ娘がずっと鋭い視線で俺を見てるんですけど。


「あの…すみませんが、そちらの方はどちら様でしょうか?」


俺の正体を知らない相手がいると、対応方法も違うからです。


「え?アイリス様に会ったことはないですか?宰相。」

「ええ、アイリス様は図書室の許可を得る時は会ったはずです、恐らくあの時はフードで顔は見てないと思います。」

「ああ、なるほど。この方は貴族魔法学園の学園長兼王国魔道士団団長のビアンカ嬢です。」

「カウレシア王国貴族魔法学園学園長兼魔道士団団長のビアンカ・フォン・ユーヒィです、どうぞよろしくお願いします。」


なるほど、この人はあの時の学園長…兼魔道士団団長が、だからあの時俺の身体の事がすぐにわかるよね。


「彼女はあなたに会ってすぐにあなたの正体を見破れた、一応研究員になったあなたには彼女にも関わるので、だから俺は彼女をこの場に呼んだ。」

「わたしはアイリス様の正体を他人に話してないので、ご安心を。」

「は、はぁ…改でよろしくお願いします。」

「では早速本題ですが、実は…」


ぐぎゅううーー


おのれ我のお腹にいるモンスターめ!!頼むから、毎回こんな真面目なシーンで叫ばないでください、腹減ったですけど!腹減ったけど!!顔が熱い、今絶対真っ赤だと思う、恥ずかしい!次から少しでもいい非常食をカバンに入れておこう。


「ごめんなさい、実は朝食はまだなので。」

「ううぅふ、いえいえ、こちらの要件のせいです、気にするな。」

「良いんです、笑っていいです、私怒らないですから。」


団長さんはすぐに執務室にある菓子を持ってきた。何でしょうか?その慣れた手付きは。


「ふふっ、アイリス様、わたくしたちの事を気にしないで食べてから聞いていいわ。宰相殿、すみませんが、メイドに何が食べやすいな物をもってきて頂戴。」

「かしこまりました。」

「申し訳ございませんでした。」


何が一気にこの場の雰囲気を壊しました、王様、顔ずっとニヤけてるよ、もう笑っていいですよ。この身体は美少女だから笑えるし、目の前にいるのが38歳のおっさんと知ったら絶対無礼なっと言いそう。


「ん...んっ!アイリス様は食べなからでいいので、では本題を話します、実は3日前に勇者様たちは王都に来た。」

「フムフム…。」

「そして、冒険者ギルドで癒やしの聖女様を譲れ、彼女は勇者パーティーに相応しい人だった。即ち彼らはアイリス様を仲間にしたいです。」

「う!ゴホゴホ!!」

「あらまあまあ!大丈夫ですか?アイリス様!早くお水を!」


ビアンカ様がすぐに水を渡してくれた。


「ゴホゴホ…ごめんなさい、ありがとうございます。」


水を飲んで、先程聞いた事を念のためにもう一回王様に確認する。


「王様、すみまんせんが、私はその癒やしの聖女様じゃないですけど。」

「これは我々もわかりませんが、ただ勇者様たちは冒険者ギルドで噂の虹色髪の癒やしの聖女様と言ったので、これはもうアイリス様しかない。多分トイエリ教会であなたが手伝いした事、その後で例の人質事件に巻き込まれて、民の間ではあなたの姿は理想中の聖女像と思い込み、だから聖女様と話したと思う。」

「何ですか?!この世界は偶然多すぎませんか?!…すみません、続けてください。」

「それで、3日前勇者様たちは冒険者ギルドで聖女様を探してる時、我々は彼らを来賓として王城に招待しました。」

「私が今呼ばれたの時点で、もう結果はわかります、ご愁傷様です。」

「はぁ…我々は彼らを他国の貴賓として招待したが、残念ですが当日の謁見で、我々は我が国にはカオル教ではなくトイエリ様を信奉したと話したにも構わず、彼らは皆の前に聖女様は彼らの仲間だ、早く譲ってくれ、神竜様を邪竜呼ばりし、聖女様来たらすぐに神竜様を討伐すると宣言したです。それと勝手に騎士団団長に軍を集まって一緒に討伐すると命令した…最後は…。」


言って良いのか…王様は王妃様を見る。王妃様は私に近づき小声で話した。


「その勇者様は、アイリス様の純潔を謁見の場でお伺いしましたわ。」


(うわーー下心全く隠してないな変態だ。)


「「「「「「はぁ………。」」」」」」」


全員も頭を押さえて、長〜いため息をした。ここで扉から誰かがノックした。


ゴンゴン


「王妃様、食べやすい間食を持ってきました。」


ビアンカ様は王妃様の代わりに食べ物を俺の前に持ってきた、そこにはパンとケーキがあります、お肉が欲しいですが、タダ飯に文句言うのは失礼だ。


「さあさあ、アイリス様、どうぞお食べてくださいな。」

「王妃様、ありがとうございます、では頂きます。」


何が王妃様今日はテンション高いですね、食べる間ずっと俺を見てニヤニヤしてるし。うん、流石王城のパンはレベル高い!王様はため息をついたあと引き続き話した。


「それで結局先日の謁見であなたが現在王都にいないと話したら、彼らは一旦落ち着きましたが。ですが翌日勇者様たちは恐らく噂でアイリス様は学園の研究員を知り、直接魔法学園に行って、ビアンカ嬢に直接あなたを譲れっといつ戻るっと、一方的に話してた。」


ここでビアンカ様はメガネを押し上げ、目の錯覚と思われるが明らかに頭に漫画でよく出る怒りマークが何個も貼られている。


「ここからはわたしが説明致します。」

「勇者様たち謁見翌日、何の事前連絡もなしで朝から学園にご来訪致しました。彼らは元々身分が高いため、警備員たちは止めることは出来ません。そのままわたしの学園長室に入って、あなたを彼らに“譲れ”と話した。当然断りましたが、その後彼らはご自分はどれほど世界のために何体の魔王を討伐した、聖王国の教皇(お父様)様から王都から邪竜が現れと聞きすぐ討伐しに来た、討伐しないと王国は滅びるとか、世界は彼らなしでは魔王に滅びるとか、聖女様はかわいいか?とか、聖女様は独身ですか?とか、聖女様の実際のないな実績を長く説明し、仲間にするの必要性を語れた…これからは彼らの訓練の話しですが、くだらない過ぎなので説明は必要でしょうか?」

「もういい!頭が痛い!」

「かしこまりました、陛下。」


王様はもう代弁しました、これは元の世界のお金持ちのお坊ちゃんの気まぐれ遊びですよね、俺のこと処女ですか?独身ですか?と聞いてるし、よし!殺すか。


俺がヤる事を考える時、王様は俺に話した。


「前代勇者では宗教の問題で何を言っても応じるしかないですが、今カオル教の真実を知り、もうこんな遊びに応じたくないのです。それに正直勇者様たちは何を言っても無駄と再確認しました、我が国ではもうできることはない。それで、先週アイリス様からトイエリ様から彼らを叩き潰すと指示されたとお聞きしたので、彼らの事をアイリス様にお任せしたいです。先日彼らに“多分”今日あなたは戻ると話したので、予定では勇者たちは今日の昼はまた来るそうです。」

「なるほど、聖王国は予想通りまた神竜様を邪竜扱いですね、そしてお金持ちのお坊ちゃんのごっこ遊びでホントに想像以上迷惑です。」

「「……」」

「あ……もしホントに私を仲間にしたいでは、王国に損がないそれに私も彼らを叩き潰す事ができるな方法があるがもしれない、これはいい()()()と思うです。」

「ホントか!」


まさか向こうからこんないい()()()を出してくれたのは、ホントに運がいい…待て…運がいい?


俺は先日中途半端で考えた方法を王様たちに話した。皆も概ね納得し、そのあと昼の4バカが来るまでここの5人でネタ合わせと修正し、それと色々準備しました。

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