３９ 天罰
トイエリさんからおかわりのコーヒーを頂いた、天罰について、引き続き聞く。
「ってその天罰は？」
「それはね…何と！帝国担当の精霊たちに２０年間シフト制で３割を別の国に異動しましたよ！」
残念スマホがない！トイエリさんは椿ちゃんの顔でドヤッとした、すごくかわいい。写真を撮りたい！
「ごめん、精霊の概念何回あなたの話から聞いただけ、詳しいのは知らないです。」
「そうなの？では簡単に説明するね。」
「よろしくお願いします、トイエリ先生。」
「ヒュウツジアの中には魔法を使う時は精霊の手助けが必要なの、それに自然のサイクルも精霊が働いてる、ではここで問題！デデン！その国担当の精霊は３割を別国に異動したら？」
「ピンポン！その国は魔法の効果３０％ダウン！生産力３０％ダウン！のデバフ…いいぞ、もっとやれ！」
「もっとはできないが、でも３割でも帝国発生する瘴気も多分増えると思う、まあ雄二くんがいれば浄化できるし、大丈夫でしょう。」
「そう言えばその瘴気とは何ですか？」
「わかりやすくに言うと、世界の生き物の不満の呪いみたいなものね、その瘴気を耐えられないになった変質した生き物は魔獣よ、浄化は元々上位精霊の仕事ですが、流石に人の“欲”が段々多くなるので、上位精霊の浄化は今は人の瘴気だけで精一杯です、追いつかなく溜まる一方ですよ。」
「なるほど、でも俺の体は奪われたなのに、何で空気清浄機になれるですか？」
「そこは私が頑張ったよ、あんたが召喚され半透明な時、私ずっとパソコンを操作しているでしょう。」
「はい、帝国から逃げて、王国に行けと話したね。」
「あの時すぐに帝国の目的を読めたわ、浄化機能を元の体から魂に移りました、他の能力も移りたいですが、あなたはもうヒュウツジアに入ったなので干渉できなくなった。」
「他の能力とは？」
「ただ魔法を使いやすいと魔力消費抑えるだけです、普通の人より魔法が強いくらいですね。」
「だからあの傲慢姫の魔法は普通の人より強そうに見えるが、でも残念デバフで魔法の効果３０％ダウン。ざまぁ。」
もうひとつ聞きたい事があるですが、答えがわかったでも、はっきりさせたい、俺は一番聞きたいことをトイエリさんに聞く。
「あの…もし俺元の体に戻ったら日本に戻れますか？」
あ～悲しいの顔になった。うん、わかってる、心の準備はとっくに準備している、この中途半端な気持ちを断つのために一応聞いてるだけ。
「帝国に召喚した１～２日な時ここに来られると、まだできると思うですが。今雄二くんがここに来たなのに、雄二の姿ではなくアイリスの姿ではもう遅いわ。」
「うん、ありがとう。いいんだ、何となく分かる。」
「ごめんね、その瘴気機能のせいで、間接的に雄二くんをアイリスに変えたよ、ホントにごめんなさい。」
彼女のせいではないなのに、謝れましたね。悲しい顔なトイエリさん俺は思わず軽く彼女にデコピンした。
「あなたのせいではないだから、もう一回謝るとマジで怒るよ。もうアイリスになって半年過ぎになったし、俺は平気だ。あ～ほら、俺のおかげで王国はトイエリの神像を作ったよ、見たのか？クオリティすごく高いぜ！」
「はいはい、もう謝りしません。あの神像ですね、うん、見たよ。」
トイエリさんは悲しい顔からいつもの顔に戻った、彼女はコーヒーを一口を飲んで続けて話した。
「ねぇ…あの神像…何で巫女服なの？普通にあなたの世界のシスター服でいいじゃないか。」
「えー！和風美少女でシスター？！おかしくない？和風美少女は巫女は定番だろか！あなた和風美少女になった尊厳はないのか？！」
「もう～！この姿はあなたの望むの姿と何回言わせるの！それに教会なのに他の職員も巫女服で、あなたどんだけ巫女服が好きなの？」
「……いいえ、メイド服とバニーも好きですが、どれにします？王様に伝えますよ。」
「………もう、いいです、巫女服でいいわ。うふふっ、もう～雄二くん全く変わってないわ。」
こんな会話久しぶりだ、昔に戻ったみたいで楽しい、お互いも思わず笑ってしました。
「って話しを戻りますが、日本に戻れないのは瘴気浄化機能のせいです。瘴気を浄化したら、副産物で
「なん…だと…神の…力？！」
「はいはい、その反応はいいの。雄二くん、あなた魔法を使う時精霊に手伝ってっとお願いしたことある？」
「ない、呪文すら言ったことない。」
「あなたは最初から無意識で神力と魔力両方一緒に使ってますよ。その銀髪部分は神力が貯まってるの証拠よ。」
「えぇ…マジ？あ、そう言えば髪の毛は別の魔力タンクとマリアンヌに聞いたことある。」
「そうでないと、あなたはそんな簡単に重力や磁力を、金属も粘土のようにすることはできるわけがないでしょう。」
「そこは…科学とオタク妄想力の力では…。」
「ない。そんな簡単に使えたら、研究者みんなとっくに使えたわ。まあ～私もあなたなら絶対上手く神力を使えると思うので、だからあの時あなたに魔法を使って帝国から逃げてっと話したの、流石に普通の魔法では多分逃げられないと思う。」
「おおおおーー！！ありがとうございます、この力がないと俺は
「なん…だと…？！雄二くんがユウジに…帝国め、お前ら人間じゃねぇ！」
あれ？おかしい、トイエリさんはずっと世界を観察したではないの？
「うん、雄二くんが聞きたい事はわかる、帝国にいる時は頻繁にあなたを見守ってるするですが、あなたが落ち着いたら溜まった仕事の片付けて観察時間も少なったよ。」
「何が仕事を増やして、申し訳ございません。トイエリ様。」
「でも結局その神力のせいで、アイリスの体は段々雄二くんの魂に合わせるように変わったの、雄二くんの魂の方も段々体の方に合わせて変化した…融合と言うべきか。だからここに来る時は雄二ではなくアイリスの姿のまま、魂はそんなに変わったらもう日本には戻れないわ。」
「は、はは、これは仕方ないね。」
「でも融合のおかけて、その肉体は魂を囲めた壁が薄くなり、加えて私の教会が建てられ、おかげでこっちからできる事と範囲も広げた、結果今のようにようやく雄二くんをここに呼ぶことが出来た。そのきっかけの私の教会を建てたのこと、ホントにありがとうね。」
「やっぱり、カオルのせいで誰にもトイエリさんのことが知らないですよね。」
「はぁ～あの子はね、あの時はそっち担当の人におすすめで試しにその魂を送ったですが、私が決められた知識をゆっくりと世間に広めてと指示したのに、彼は入ったあと指示を聞かなく、早すぎな文明を当時この世界の人に教えた、最後は自分の事を神と言ったわ。ヒュウツジアの中で楽しい主人公ごっこをしたのよ。」
「マジが…でもカオルはあなた派遣したなのに干渉はできないの？」
「いいえ、彼のせいで
「彼が亡くなる前に、見るしか出来ないのはストレス溜まりまくるね。」
「そうなんです！だから雄二くんが私の教会、神像を建てると人間の信仰が増え、私ができる事も増え、いつも以上に仕事易くなったよ。やったね。」
「これは良かった、王様の話しでは将来他の街にもあなたの教会を建てるつもりよ、仕事段々しやすくなると思う。」
「ホントに？！良かった。正直前の信仰はエルフだけではできること狭すぎで、何回やり直しの申請が提出しましたよ。」
「や、やり直し…って。」
「聞きたい？」
「いいえ、大丈夫です。」
ここには時間の概念はないが、でもトリエリさんは壁にいるの時計を見て、時計を見ても何時とは全く
「もう雄二くんもそろそろ起きるの時間だわ、まだ聞きたい事ある？」
「最後にひとつ、俺が無くなったあと元の世界にいる家族のことを聞きたい。」
「元々あなたをこちらに派遣するつもりだから、そっち担当はすでに事前準備しましたわ。元の世界の事はあなたが元々いないように調整されたみたいよ。」
「そう、ですか。家族は悲しまないだからそれはいいが、そう言われるとちょっと寂しいな。」
「何よ、私がいるではないか。私を会いたい時
「あんたが呼ばないとここに行けないじゃないか！でもノリがいいトイエリさんと話すのは楽しくて、寂し気持ちもすぐに無くなったよ。そろそろ帰るね、ケーキありがとう。」
「うん、私も暇な時また呼びますね。」
「今度はバニーガールの椿ちゃんにする？」
「帰れ！あなたの基本装備を変更不能なバニーガールセットにするよ！」
「帰りますーーー！」
クッションが投げられた。この扉開くともう俺のマンションには戻れない…うん、マイホームに戻ろう。
校長室の扉を開く、いつも通り“水玉”の痛みのせいで起こされた。