35 学園長室
馬車で宰相と貴族学校に到着しました。流石に貴族の学校、大きい。時々中で爆発音を聞こえますが、宰相からそれは魔法の訓練中だから心配ないっと。そうですか、では練習中のお坊ちゃんとお嬢様を会えないように裏門で入りましょう。
馬車から降りて、宰相の後ろをついていく…正面の玄関から。ですよね、宰相が裏門から入るわけないよね。訓練場の生徒たちも急に宰相が学園で出現すると、訓練を止めて貴族の挨拶をした。その宰相足を止めることがなくただ軽く頷くだけで建物内に入った。
学園長室に行く途中、宰相は俺の名前を聞かれた、確かに紹介した時には名前が必要ですよね、では普通に
ゴンゴン
「ビアンカ殿、宰相のサイモンだ。」
「は~い、どうぞ。」
中に入ると、約20代後半くらいな綺麗なメガネっ娘が歓迎された。風ゆるふわ巻きな長い緑髪、俺と似た制服を着ている、ただスカートではなく膝丈タイト…OLじゃん。カオル先輩、学園の制服を徹底的しますね…やるな。彼女はメガネを押し上げ、俺を見てそう言った。
「お父様、この娘が例の娘ですか?」
「宰相だ、ビアンカ殿。」
「では宰相様、この娘は先日伝えた図書室を自由に使わせたいなお使いさんでしょうか?」
「そうだ、彼女はとある案件の調べ担当た。出来れば王城の人には何を調べることを知られたくないだから、
「そうですか、はじめまして、わたしはカウレシア王国貴族魔法学園の学園長、ビアンカ・フォン・ユーヒィと申します。」
「はじめまして、アイリスと申します。」
ここは軽く自己紹介と挨拶する。うん、なるほど、図書室使うにはこんな設定ですね、覚えておこう。ですが、学園長室に入ってからビアンカ様がずっと俺のこと見ているような、顔はフードで隠しプラスマントで全身を隠し、うん…確かに怪しいさ満点です、宰相様が連れてきたよ、危ない人じゃないよ。
「では宰相様はこんな
「これはという意味?」
「わたしが
「そうですか、君にはそう感じたのか、では
「納得できないわ、これ体耐えなく爆発したらこの学園は終わりですよ!」
「ビアンカ殿、彼女に無礼だ。」
「…!!……宰相様、冷静を失って申し訳ございません。アイリス嬢も失礼致しました、どうがお許しを。」
宰相は低い音でそう言うと、ビアンカ様はすぐにお詫びしました。この人凄いですね、どう感じるのはわからないが水玉の事大まかに当てたね。その後、宰相も俺に謝りました。
「申し訳ございません、アイリス嬢、娘のご無礼をお許しください。」
「いいえ、大丈夫です、学園長様も王国のために進言しただけですので、気にしませんわ。」
「アイリス嬢、お許し頂きありがとうございます。宰相様、ご迷惑をおかけ申し訳ございませんでした。」
「学園長様、お話すことは出来ませんが、貴方様が話してた私の体の事について、私も存じております。私が言えることは暴走や爆発もしないので、どうがご安心くしてください。」
宰相の前に当事者がそう言うと、彼女も納得するしか出来ない、何がすみませんね。ビアンカ様は深くため息しで、俺に何がを渡した。
「まさかご自身はその体のことはご存知では…ではこれを持ってください。」
ビアンカ様は棚で高級そうな学校の紋章付きの紺色フード付きなケープと金色なバッチを俺に渡された。
「そのマントのままでは自分が魔道士団の人とバレます、このケープに変えてください。それと門番にそのバッチを見せると自由に学園を出入り出来ますわ。」
「ありがとうございます。」
「宰相様が連れてきましたので、その体について一応アイリス嬢の事を信じます。しかし図書室の本は外に持ち出す事は出来ません、以上です。」
「了解しました。ご手配ありがとうございます。」
その後、別室であの高そうなケープを着替えて、フードを被せて。外で待機した宰相と合流した。
「申し訳ございません、アイリス嬢。ワシの娘は魔法使いの天才と言われ、他人の魔力にすごく敏感なのです、今回は貴方様に大変失礼なことがしました、どうがお許しください。」
「いえいえ、大丈夫です。彼女は学園を任せた責任者として当然の対応しただけです、気にしておりませんので、彼女の事も怒らないでください。」
「ビアンカの代わりに感謝致します。ではアイリス嬢はこのあとすぐに図書室に行くでしょうか?」
「はい、ちょっと図書室の場所を確認したいです。」
「ではビアンカにご案内させてください。」
宰相は王宮に戻るみたいです、だからビアンカ様に図書室に案内されました、途中気まずくお互い何も話してないです。
「ここが本校の図書室です、どうぞごゆっくり資料を探してください。」
「ご案内ありがとうございます。」
「ではわたしはこれで、失礼致します。」
「ビアンカ様!さっきの事貴方の対応は間違ってないです、すぐ納得するのは難しいですが、私は自分の体の事をコントロール出来ますので、先程のご心配ありがとうございます。」
「……」
まあ、できるだけフォローはしたが、俺はこれ以上できることはもうない、そのまま図書室に入って、司書たちに軽く挨拶して、昼ご飯まで裁縫の本を探して読みました。お昼は学園の食堂で食べたいですが、他の生徒もいるし、そのまま学園外で食べた。学園の制服を着替えたのため、前に着てた平民の服とマントと王妃様からのお菓子、予想外の荷物が増えた。まだ食べ物を買ってないなのにカバンの空きはもう半分無くなったね、マリアンヌに会った後、予備のカバンをもう一個買うしかない。
冒険者ギルドに入って、何がいつもより視線が痛い。はっ!ワシ今は制服姿だ、そしてケープに変わってあの短いなスカート…だからこんなに見られたのか、いやいや自惚れるな、多分貴族のお嬢様と見られたと思う。仕方ない、早足でマリアンヌのカウンターに行こう。
「マリアンヌ、来ましたわ、今大丈夫?」
「え?……アイリスちゃん?」
「え?はい、アイリスですが。」
「ノラ先輩、ごめんなさい、ちょっと休憩入ります。」
「いいよ、今暇だし。」
「アイリスちゃん、会議室でお話しましょう。」
「はい。」
なるほど、赤い髪の平受付嬢の名前ノラですが。
会議室に入り、マリアンヌはすぐに制服の事を聞かれた。
「アイリスちゃん、何で王国貴族学校の制服を着てるですか?」
「はい、多分マリアンヌが聞きたいことと関係ありますので、私に聞きした事は先日の騒ぎの事ですよね?」
「もちろんですよ、一応王様がその件について発表しましたが、先日のあの教会の騒ぎ一体何があったですか?。」
「王様も発表しましたが、実は私もその件についてあなたに報告したいなので、詳しく話ししますね。」
俺は騎士団団長のロケットの件から急に王様と秘密の面会と王様からの依頼。先日教会の襲撃、そして報酬として学園の図書室を自由に使えるな事、先程王様の所でこの報酬を貰た。
「はあ…なるほど、王様に使者様なことが知られましたが、それに王様の依頼では受けないといけないし。しかし教会の人はまさか森に火を、小屋まで燃やされるのは怒るのも仕方ないですわね。でもね国王様…いや、王族は絶対姫様のお顔が知ってますから、お会いする時にはお気をつけてくださいね。」
「私もそう思います、だから毎回王様に会う時はフードを更に深く被せるです。でも王様は予想外で紳士的、顔を隠したことは全く気にしてませんでしたわ。」
「これは良かった、でも学園にもお気をつけて、帝国は敵国とわ言え上位貴族の子息では姫様の肖像画を見たことあるの可能性がありますです。」
「はい、わかっています、だから私は基本午前中生徒たちが授業中な時図書室に行くつもりです、午後はいつもの食べ物を買って戻るつもりです。」
「でもアイリスちゃんホントに頻繁に事件に巻き込まれたですわね。」
「仕方ないわ、神竜様の側ではこれらの事件は避けられないと思う、原因は主に神竜様だから、でも彼も私を助けるために怪我しましたので…原因は私…ですね。」
「これはホントに仕方ありませんね。」
「「はあ…。」」
そしてマリアンヌから俺たち逃げ出したあとはじめて帝国の情報が入手しました。
「マリアンヌ、帝国の追手らしい人は未だにいませんよね。」
「はい、わたしは逃げる時一応死んだ扱いですから、だからわたしの周りでは未だにそれらしい人はいません。」
「それは良かったです、あの時の護衛たちの目撃証言がちゃんと働いてるみたいです。」
「アイリスちゃん、最近帝国から来た冒険者に聞いたですが、わたしたち逃げた後、帝国内噂では高位の精霊が魔力暴走から回復した姫様の魔力を喰うために姫様を攫いましたみたいです。現在東方面で姫様を探してるみたい。」
「…何でしょう、計画がうまく過ぎで現実味が感じません、逆にちょっと心配になった。」
「ええ、わたしもそう思う、それに何故ここで精霊の話しが出るのもわかりませんわ。」
「この世界の精霊は見えないですか?」
「使者様なのに知りませんですか?」
「多分私が知ってることは更に上なことなので、精霊はただの単位として聞いたことあるだけです。」
「さ、更に上なことが…精霊について私も詳しくは知りませんが、確か珍しく見える人がいると騒いたことがある、見えない人には存在そのモノすら感じすることもできないみたい。」
「マリアンヌと私も見えないですから、そのまま聞いていなかったことにします、何が一旦知ってるとトラブルに巻き込まれるな予感がする。」
「ですわね、アイリスちゃんトラブル体質ですから。うふふっ。」
「いや~言わないで、私の最大の目標は平穏で生きるだけ、あの脱走劇みたいな波乱万丈の人生はお断ります。」
「確かですね、わたしも今は前より楽しくて幸せです。今更あの王宮に戻って再びメイドにするのはごお断りですわ。」
「それもそうですね、それに最近恋人もできましたね、おめでとうございます、あの強そうなギルマスではあなたを守ることができると思う。」
「…ありがとうございます。」
「もしメイド隊の皆にこの事話したら絶対信じないと思う。うふふっ。」
「確かにメイド隊の皆絶対信じないと思う、メイドになった時わたしの地位を利用する人との噂を回避するために仕事以外にはほば男性と話したこと無かったし、でもギルマスに会えるのもアイリスちゃんのおかげですよ。」
「え?何で私のおかげですか?」
「次の休みな時話しますね、もうそろそろ時間なので。」
「わかりました、次の休みね…あ、そうでした、先週贈った茶葉、アレはマリアンヌ以外の人に飲ませないでください。」
「あ!そうでした、あの茶葉は何ですか?飲むと疲れ全部消えましたわ。」
「あれですね、実は…」
ただのもったいない精神で作ったものと軽く作る方法をマリアンヌに説明しました。
「月光草の実…草だけでもこんなに貴重なのにその実とは、そんな貴重なモノを…」
「勿体ないですから、それに乾燥させ切っただけですよ、錬金術も使えませんし、魔法も使っていません。」
「はあ…その茶葉は大切に使いますわね。」
「使い切ったら言ってください、また持ってきます。」
「ありがとう、疲れたとき飲みますわ。では私は仕事に戻りますね、気をつけて帰ってね。」
「わかりました、ではまた来週来ますね。」
「はい、また来週です。」
よし、これで今日のメインイベントが全部終わりました、残りは追加のカバンと買い物だけ。早速市場で買い物に行きます。
いつも食べ物を買う店と屋台のおばさんとおじさんたちはこの制服を見ると驚かせたね、俺を貴族のお嬢様と思ったわ、冒険者としで学校の依頼を受けただけと説明すると褒められ、おまけもくれました、いい人です。追加のカバンを買ったのは正解でした、追加のカバンなしでは全然持ちきれない。
その日、マイホームに帰って、神竜様に制服を貰いましたとクルッと回って見せしましたが、無視されました。うん、知ってた。ただいま。