31 仏の顔も三度まで
朝帰りな俺は、食材をマイホームの自作冷蔵庫で保管する、当然あれはただの氷魔法の氷入れ箱、でもいい肉ただで貰っただから、やっぱり新鮮のうちに早めに食べった方がいいわね、だからお昼は焼肉と決定しました。
焼肉を食べながら昨日の事を考える。教会がここに侵入者を派遣した…いいや、刺客が出たみたい。まあまあ、神竜様の威圧もあるし、柵に近づくことすらできないと思う。来週はあの司祭の前で使者っぽいだけでいい、どうぜあの聖女服を着て空に浮いてるまま偉そうな言葉を話すだけでしょう?いや、自衛として攻撃魔法を考えた方がいいわね。使者っぽい魔法は神の雷〜の落雷?それいいですね、簡単そうし試しみよ、雷使えると磁石も作れる、おう〜某アニメのように発電機も作れるでは?面白そう。
あ、でもあの刺客侵入できないと、教会に隙を作れないのでは?はあ、仕方ないな。
「神竜様、すみませんが、先程言った通り、あの教会の人はここに侵入する気なの、侵入者を捕まえて王様に渡すと約束したのですが、私がいる間侵入者に威圧しないで貰えますか?私も少しでも良いので戦闘経験を積みたいです。」
神竜様は俺を見て頭を縦に振った、よし早速雷の魔法を練習しましょう、攻撃魔法ひとつもないのは危な過ぎます。その日何か妙な感じがするとすぐにレーダーの魔法を発動し警戒しました。ちなみに雷魔法は簡単に習得でき、現代人では雷の理論は知らないはずがない。そのせいで昼の魔の森は雷な音が頻繁に聞こえた、でもアニメみたいにカッコよく手がビカビカの雷で攻撃することはできなかった。ただし雷の音はやっぱり大きいから、普通に自衛するとしてファイヤーボールで良くない?
その夜、見張りは神竜様に任せ、いつも通り神竜様の背中で眠りました。今日は刺客はいない、やっぱりあの柵…木の障壁を超えられないのでは?いやいや油断はだめだ、明日は別の攻撃魔法を考えましょう。
翌日の朝、日差しが現れたばっかりの時間に神竜様の動きで俺を起こしました。…待て!神竜様が動くとはまさか敵襲?!すぐに障壁を張って空に飛んた、空で見たのは柵を超えた修道服っぽいを着て2人組と冒険者っぽい人2人が俺のマイホームへこそこそ進んだ、すぐに重力魔法で体の4倍重さで4人を拘束する。4人は地面に貼り付けたまま、その隙にスリップの上に先日貰った魔道士団のフード付きマントを着て、浮いたままそやつらの前に移動した。
「人の子らよ、神竜の休養を邪魔するのは命を捨てるの意味、覚悟はいいか。」
地面に貼り付けたままリーダー格の修道服男の信徒は動かないまま俺に向かって悪口を話した。
「邪教徒め…カオル神…の…代わりに…貴様を…殺す!この悪魔!」
もう一人修道服の女性の信徒は呪文みたいなものを謳え、地面に伏せたまま魔法を使う気だ。それは自分の障壁をテストするチャンスだ、ちょっと心配ですがもし自分の障壁は紙装甲では?ここは何枚張ったほうがいいよね、目の前に3枚透明の防弾ガラス障壁を発動しました。
「火の…精霊…よ、我らの…目の前に…敵を…打て!ファイヤー…アロー!」
ファン…
「なん…で?」
炎の矢は一枚目の障壁に触れたあと消えた、あ、それもそうか、俺が見た攻撃魔法は帝国の英雄様が使った炎の槍、普通の人ではそれより弱いのは当然では?こっちは危ないと思って思わず魔力ゴリ押しで障壁を発動しました、とりあえず普通の人の魔法はこのレベルで分かればそれでいい。
信徒の女性は未だに何故炎の矢が消えたのかわからないみたい、どうやら先程リーダー格の人はわざと俺を挑発し、女の方に魔法を時間稼ぎしたみたい。残りの2人……大剣男と弓の人は冒険者らしいが、未だに動かないまま俺の重力で地面に押されている、フム…では俺も遠慮なく反撃しますよ。
この信徒じゃない人たちは明らかに利用されるのだから、ではもう俺を襲うことできないと逃げないように多少痛みを与えますか。
リーダー格の信者男を浮遊させて、そして手足を魔法で違う方向に折った。残忍ですか?この世界には回復魔法がありますよ。それに帝国にいる時すでに覚悟していました、敵には慈悲を与えない、損するのは自分の命だから。その後4人の手足も折ったまま放置する。
よし、やるには徹底的やります、マイホームで例の聖女服に着替えて木の板を出して、上に説明文を書き紐をつけてリーダー格の首に乗せます。その4人はわざと神竜様の目の前に浮遊したまま神竜様と話した。
「神竜様、この刺客達を王都に捨てます、ちょっと離れます。」
神竜様も俺の意図をわかっているみたい、その金色の目を開けて4人を威圧した、あら怖い、ありがとうございます神竜様。その後刺客たちと共に王都に飛んだ。
今回はそのまま王都まで飛んで朝の下町の人が多い広場ちょっと高い所で止まった、演出としてバカ4人組をゆっくり下町の広場の真ん中に下ろした、優しいでしょう。もちろん空に人が浮いてることでちょっとした騒ぎになったよ。でも野次馬たちが下ろした人に身につけた修道服と木の板を読むと、石を持って彼らを投げました。その後街の警備はすぐに到着し、野次馬たちを抑えて、4バカを回収しました。
木の板に何を書いてる?“神竜様の休養を邪魔するもの、使者様に魔法で襲うもの、王国にお返しします”です。ホウレンソウちゃんとしないとダメよ。って信徒の2人身についた修道服のせいで民衆はこいつら教会の人と明らかに…でも何で修道服のままで襲撃するの?やっぱり病んでるね。
4バカを捨てたあとマイホームに戻って朝ごはんにする、全く朝から何をやってるんだ。
って同日の午後…まさか追加の3バカが来た。今回はわざと彼らに先に攻撃させ、自衛の最低要求を達成したら、重力で拘束した。そのあとは朝と同じく手足を折って、木の板を書いて、王都に飛んで捨てるだけ。教会は大丈夫?神竜様がいるから襲撃は絶対失敗だからね。まさかこの前にマリアンヌが言ってた、別国からわざと神竜様を刺激し王国を襲うこと?あら~確かに王様の話しでは王国教会の司祭は
夕日が消え、もう夜だ。襲撃はもうない…よね、この森の夜は暗いし、魔獣がいる魔の森では夜の行動は危ないですよ。はぁ〜最近街灯の木上に放置した間接照明のミノちゃんの魔石も知らないうちに街灯の木の成長に飲み込まれたし…金貨40枚が消えた、また新しい魔石を探します?いや、魔獣は俺を避けるから、強い魔獣は絶対倒せないし、仕方ないね、普通に光魔法を使うしかない。
光魔法を使ってそろそろお風呂すると思うと、目に見えるのは空から来た火の光、その光はマイホームの屋根に
マイホームがーーー!!火を消す方法、水?いや、油があるから、では砂?土はあるが砂を作るのは面倒くさい、マイホームと街灯の木を障壁で囲って、中の酸素を消そうというイメージ!一瞬火が消えた。ええ〜火は消えましたよ、でも別の火は燃えましたわ、怒りの炎ね。一昨日王様に話を聞かれたばっかり、襲撃一日で3回来た、教会め。
では先にこの矢を撃った人を捕まえよ。空を飛びレーダー魔法で探し、すぐに犯人を発見し重力で拘束する、早速そのアサシンっぽい人の手足を折る。いいえ…もちろんこれだけでは済まない。
「ごめんなさい、神竜様、これでもう十分なので警戒と侵入者に威圧をお願いします、私ちょっとカオル教会の人と喧嘩を売りますね。夜暗くて戻れないと思うので、多分明日の朝戻ります。」
普段全く動かない神竜様は体を起こしてそのまま俺を見る。残念ですが、俺は今は冷静ではない、神竜様が話したいことが読めないの。神竜様は急に頭で俺の頭を軽くなでなでしました。
「……ふぅ…うん、わかった、ありがとうございます。冷静になったよ、気を付けます。ではちょっとゴミを捨てに行ってきます。」
まさかあの神竜様に心配された、冷静にならないと。すでに夜ですが俺はそのまま王都の光に向かって
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自作の聖女服の姿で荷物を持って教会正面の上空で止まった、まだ夜の7時くらいだから、酒場や店の片付けをしている人もまだ結構いる。
俺は人の目線を集め光魔法で強烈な
「人の子らよ、私は創造神トイエリ様の使者、世界の瘴気を祓うと癒やしもの。神竜および私は今日3度このカオル教の信徒と言った者の襲撃を受けました。この国の王は我らを歓迎すると伝えましたが、この教会は違うようだ、ではこの世界“ヒュウツジア”にとって、この教会は“悪”なのか?そこの人の子よ、騎士団団長とやらをここに呼んてください。」
俺は駆けつけた衛兵ひとりを指差し、団長さんを呼び出しました、俺が仕事している証拠が欲しかったです。その後、俺はしばらく黙ったまま、街を衛兵たちが俺を囲み、野次馬たちにこれ以上近づかないようにした。
当然この教会前の騒ぎで教会の人たちも結構出てきた。その中に数名の色々金品を付けてる偉そうな太った豚も出てきました。そしてリーダー格の豚は俺に話しかける。
「よく我らカオル教会の目の前に現れたね、邪教徒め。我はカオル教の最高司祭。邪竜と邪神嘘な事もカオル神の元に貴様を神罰を下す!」
(うわーこいつまるで自分を絶対勝てるように言ったわ、念のため障壁を全身カバーします。)
魔力障壁が発動すると、そのあの一番偉い豚は高そうな杖を高く上げ、呪文を謳えた。
「聖なる精霊たちよ、目の前の邪悪なるモノに神の審判を下す、カオル神の名のもとに神の鉄槌を!聖属性上位魔法!ジャッジ…」
(戦隊ヒーローの変身シーンと自己紹介シーンでは攻撃はしないが、でも目の前のこの豚は人に命じ我がマイホームを火で燃やした張本人だ。大人しく待つわけない。)
詠唱の謳えが終わる前に重力魔法で普段の重力の4倍を使え、あの豚と隣の子豚は“バーッ”と地面にキスした、静まった、周りの人もね。でも段々人の声が聞こえてきた。ほら、ざまみろが薄々聞こえた、詐欺豚野郎、嫌われるよ。
(よし、あとは団長さんが来て、この仕事を終わりしますか。)
神竜様のおかげで、俺は冷静さを取り戻した。そうでないとこの教会はすでに重力で全破壊されたでしょう。冷静さは大事、でも詐欺豚野郎は許さない。
豚を抑えたまま数分後、団長さんと騎士数十名とまさかの宰相様も来ました。
宰相様と騎士団団長を直ぐに俺の前に跪きした。宰相も跪きしたのを見た衛兵と民衆は同じように俺に跪きした。引き続き宰相様は俺にお詫びをする。
「使者様、我が国のカオル教会の者が此度のご無礼をお許しください。」
「宰相、貴国の王は私たちを歓迎すると言ったが、この荷物は私の居場所と聖樹を燃やした、それと今日3回の襲撃者から命令したのはそちら地面に貼り付けた豚みたい。」
俺は教会の上空で浮いたままゆっくり宰相の前に移動、そのアサシンみたいな荷物を雑に地面に捨てた。
「はい、今朝の刺客と昼の刺客も我が国の尋問によって全員教会からの指示と話した、目の前のモノは尋問すれば指示する犯人はすぐにわかると思います。」
「そうですか、では私がこの荷物を尋問しても構わないか?」
「どうぞ、ご自由に。」
すでに手足を折った荷物を浮かばせて、そう聞く。
「そなたを指示したものは誰?」
「……。」
こいつぼーっとして酔ってる顔ね、でも遠慮はしませんよ、後悔するのはもう遅いよ。
「話さないと後悔しますよ。」
「……。」
これはマイホームと街灯の木の分だ、魔力障壁2枚で折った手をゆっくり挟む。
「ああああああ!!!」
(よし、その魔力障壁を解除し、その荷物の前に一番の怖い話を話しましょう。ついてに豚たちの重力を解除しますか、団長たちもいるし俺ではないが悪役は必要なんです。)
「はぁはぁ……」
「安心して、私回復魔法は得意、手足潰れたら回復して、話すまで続けますが、もう一回聞く、指示したのは誰?」
神竜のところからずっとアイリスの側で高濃度魔力を浴びて魔力酔いしたアサシンは痛みから目醒めた。目の前には白いフードを深く被った少女、口しか見えないが、自分に向けて見せた笑顔は怖い、動けないアサシンは言わないと死より酷い事にされると悟り、体は震えました。その微笑みは彼にとって死神の微笑み、いや死なせないなあ、悪魔の微笑みに見えた。
「言う!言う!し、指示したのは教会の司祭たちだ!俺はただ金を貰っただけ、教会と何の関係もないんだ!助けて!助けてくれ!俺は死にたくない!」
「あら、そうですか、ありがとう。では団長、この荷物を返します。」
「はっ!あとは我々が。」
もう一回雑にこいつを床に捨てる、団長は他の騎士たちに指示しこいつを回収した。
「おのれ…嘘だ!教会はそんな命令をするわけない!皆さんはこいつに騙された!我々の神はただひとりのカオル神だけ、こいつは邪教だ!邪悪なるドラゴンを使役する悪魔だ!」
やっと立てた偉い豚が意味不明なことを話した。こっちには神竜様が後ろに付いてるのですが、神竜様にここを襲われたいですか?わかった、マイホームの仇を返しますね、次は貴様のターンだ。