24 王国の対応
ジャックはドラゴンの件の重要性を感じ、魔の森に行く前にカウレシア王国の国王にドラゴン発見について極秘で報告しました。
ドラゴンが王都付近にいるとバレたら、王都は混乱する。その隙に今は英雄が現れた敵国のジキタリス帝国がすぐに攻めてくるだろう。国の運命がかかるのですが、でもここ数日も王は未だに一番理想の解決策を思い付かない。
今国王の執務室内では茶髪イケメン中年の国王セオドリク、切り手の白髪老紳士の宰相サイモンと大男の髭中年騎士団団長ウォルトが一緒にソファーに座って秘密の会議をしている。つい先程魔の森からドラゴンを再確認したジャックの報告を受け3人も悩んてる、王国数人しかいないな金ランク冒険者ジャックもドラゴンの前にこれ以上前に進む事ができない、彼が知ってるのはこれはホントに先日帝国にいるのドラゴンだけ。
サイモン宰相は先に口を開いた。
「陛下、ギルマスの話しではギルド側はこの件をバレないように今魔の森の銀エリアを封鎖しましたが、でもこのまま全域封鎖では国の魔石、肉の供給、薬草や他いろいろにも影響があります。長くて二週間しか持たない。ワシはドラゴンの棲み場だけを封鎖すると提案致します。」
「サイモン、俺もそう考えた。ギルマスからの話しではドラゴンはただ彼を警告するだけらしい、襲う気配はない。確かにもし我が国を襲うでは王国はすでに滅んだ。それにもし今すぐ棲み場だけを封鎖すると、公報前に別の誰がドラゴンを発見した可能性がある。」
「確かに。では一週間以内民に伝え、森の銀エリアはこの件の発表前には全域封鎖のままする予定では宜しいでしょうか。」
「そうしよう。」
「陛下、では先程の言う通りで貴族、平民への発表と侵入した時の罰則草案を作成致します。」
「あ、封鎖しても監視する兵がないと無理だから、万が一侵入が原因でドラゴンを怒らせると不味い、罰則はもっと重くていい。こっちは団長と封鎖の事をもうちょっと話がある。宰相は先に草案の作成をお願い。」
「かしこまりました、ではお先に失礼致します。」
宰相は退室、事務室内に残るセオドリク王とウォルト団長になった。
「団長、難しいと思うがドラゴンにいるエリアに封鎖のバリケードを作ることはできますかね、軽いものでいい、上に“これ以上進めると命はない”な警告を付けて。」
「バリケード作りの職人が魔の森の銀エリアに行くのは危険過ぎでございます、では魔道士団で現地の木を壁のように曲がってそれと警告板を作るのはいかがでしょうか?柵の上に追跡用の粉末を使って、乗り越えた人の体に消えない色をついてます。」
「そうですね、木の壁が……では先ずはそっちの案で準備しろ、宰相の草案を完成し、会議で決定したら、そのまますぐに実行する。」
ここで団長はあることを国王に聞きました
「陛下、お伺いしたいですが、ギルマスが見たドラゴン側にいるの人らしいモノはどうするでしょうか?」
「その水の中にいる浮いてる人らしいモノですか…歌ってるといいますが、彼ではその歌は聞いたことない言葉だ、無視した方がいい…と思う。」
「我が団が偵察しに行きますしょうか?」
「いや、やめておこう、今覚えたのですが、噂では帝国の王女は精霊にその魔力を食うために攫われた、未だに行方不明らしい。もしあのナニがはその精霊とすればお前たちは危ないがもしれない、とりあえず今はさっきが言ってたことを準備と宰相の草案を待つしかない。」
「は!」
ここで王国は決定案(仮)を決めました。
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今日の昼ジャックは魔の森から王都に帰還した。帰還後そのまますぐに王に報告し、今は冒険者ギルドで一週間溜まった仕事を片付け中。
ゴンゴン
「入れ。」
扉が開いて、そこにはトレーを持って受付嬢姿のマリアンヌが入ってきた。トレーの上にはスープやステーキとパン2人分が乗ってます。
「ま、マリアンヌ!どうしたの?何があったの?」
「ジャックお坊ちゃま、もう夕飯のお時間でございます。」
「え?もうこんな時間だ、ゆ、夕飯、あ、ありがとう。」
「ご飯を食べないと、頭が回らないですわ、さぁ、早くソファーに座ってください。」
「お、おう。」
2人はそのままソフィーで夕飯を食べ始めました。ここでマリアンヌはさりげなくジャックにドラゴンの件を聞きました。
「ドラゴンの件はどうしましたか?」
「はぁ、威圧が強すぎでこれ以上は近づけない、遠目しか見でないが、ドラゴンと側に浮いてる水の中に人らしいものが見えた。」
ジャックは自分の見たものと、この件が王国への重大性をマリアンヌに相談した。
「………ジャックさんのエッチ、覗き魔。」
「え?!な、何で?俺何もやってない、マリアンヌの部屋も入ったことない、誓って!」
「はぁ…もういいです、ここだけの話し、ドラゴンの件2日の間待ってくれますか?」
「これは王様の決め事ですが、原因を聞いて良いか?」
「そうですね、今のままではドラゴンは破滅のイメージで隔離されるだけ。こうすれば、敵国の間者は逆にドラゴンの場所に侵入し、ドラゴンを怒らせて、これで王国を滅ぼしたあと敵国は兵も減らさずに王国を支配できる。だからまずはドラゴンは王都を襲う気が全くないと王様から国民に説明し、ドラゴンを正面的な例えばお客として魔の森のその場所“お貸し”すると話は別になる。」
「……。」
「帝国先日ドラゴンの襲撃を聞きましたね。2回の襲撃も怪我人や死者もなしよ。」
「うん、聞いた。その皇帝の友人がドラゴンを撃退だから、だから怪我人や死者なしだな。」
「いいえ、わたしが見たと聞いた話では2回の襲撃もドラゴンは帝国王城の魔力障壁を破壊以外一度も攻撃したことないです。」
「なっ!」
「逆に帝国はドラゴンを大怪我にした、ではもし王国は“ドラゴンは我が国に襲う気がない今は魔の森で怪我を治す、我々は場所を貸すだけ”、ドラゴンに“貸し”を作った場合は?」
ジャックは少し考え、マリアンヌに答える。
「王国はただ仕方なく場所を貸すだけ、他国にこの事を宣言すれば何を言っても、では貴国が場所を用意しドラゴンをお迎えでは?っと牽制できる、それに敵国もドラゴンは怪我しているだから、ドラゴンを利用し王国を襲うの可能性も減る、もし怪我したドラゴンがカウレシア王国が討伐できると貴重なドラゴンな素材は全部王国のものになる。」
確かにこれは王国に対して一番いい対策ですが。でもジャックはその前提が一番の問題だ。
「だかそれは襲わないと前提だろ。」
「はい、わたしが言っただけでは信憑性がないので、だから2日の時間を待つ事はできますか?」
マリアンヌの目を見て、今からもう一回王城に行かないとっと覚悟した。
「愛する女の言葉も信じない男は男ではない、俺が何とかする、2日ではなく3日を何とかする。」
「な!…ジャックさん…まさかあなたいつも女性にこんなセリフを言うではありませんですよね。」
「うん?…いや、こんな普通に話せる女性はマリアンヌだけだ。」
「……この天然め……とにかくこの事はわたしが考えることとは言わないでください。」
「もちろんだ。」
その後2人はそのまま夕食を食べ終わりました、そしてマリアンヌがテープルを片付けしている時、ジャックはマリアンヌの前で彼女の手を取って跪けた。
「ま、マリアンヌ嬢、こ、今回の件を片付けたら、あ、あ、ああなたにお話したいことがあります、その時まで、ま、待ってくれませんか?」
「…………うん、待ってます。」
顔真っ赤な2人をそのまま固まったまま、先に動くのはジャック。
「で、では俺はもう一度王宮に行きます。」
「はい、はい!いってらっしゃませ、ではわたしは片付けしたら家に帰りますわ。こちらの書類は明日半分副ギルマスに回しますね。」
「おう、助かる、では今度はホントに…行ってきます。」
「はい、いってらっしゃませ。」
その後、ジャックはすぐに緊急な要件で王様と面会し、マリアンヌの考えた案を王様に伝えた、それはマリアンヌの考えを隠したまま王に3日を待つっと要求した、国王もまさかドラゴンが帝国王都に襲撃した時実は攻撃したことないとは驚きました、逆にその“ドラゴンは王都に襲撃しない”の信憑性が少し増やし、それにマリアンヌの案は現段階では一番いいの対策なので、王は3日待ってると了承した。