ジキタリス帝国王都近く西の街、アイリスと別れしたマリアンヌは街の馬厩舎に向かった。時間はまだ午後８時半くらい、街ではまだ人はあるが、夜生活ほぼないので、人はそんなに多くない。

（この時間馬厩舎はまた人があるといいですが。）

運良く馬厩舎を片付け中の人がいる。

（良かった、）

「ごめんください、先日ギルド経由でここで馬を買った人で、マリアンヌと申します。」

「あ～、はいはい、あんたはあのお嬢ちゃんね。」

「すみませんが、今馬を引き取りはできませんか？家の急用で今から出ないと行けないので。」

「いいぜ、すぐに出します。」

「ありがとうございます。」

馬厩舎の人は茶色の馬を引き出し、そのままマリアンヌを渡した。

「お嬢ちゃん、こんな夜中女一人で街に出るのは危ないよ、お節介ですが、冒険者ギルドで護衛を雇えだ方がいいぜ。ギルド多分まだ人がいると思うか、俺からの紹介と伝えば、いい人紹介するぜ。」

「ありがとうございます、では出る前にギルドに寄っていきますね。」

考えもしなかった、子供から何も１人に解決するマリアンヌは護衛を雇うのを全く考えもなかった。確かにここから辺境では馬車で約５日半で、馬では多分４日かかる。野営や野党があれば１人では危ない。アイリスから半日の時間を稼ぎますから、安全に行くのために護衛を雇うがいい。

早速冒険者ギルドに来た、この時間ではまだギルド内の酒場も未だに結構な人がいる。マリアンヌは受付の受付嬢に護衛の依頼した。

「あのすみません、家の急用で今からカウレシア王国王都にいる実家に戻らないととダメなので、護衛を雇いたいですが。」

「はい、護衛ですが、少々お待ちしてください。」

「あの…お嬢ちゃんはカウレシア王国王都に行くですか？」

隣で誰かに声をかけられた。それは隣の受付嬢と話している大男。マリアンヌの頭一個分より高い、筋肉発達で深茶の髪と鋭い目をしているの人、軽い装備ですが強そうな冒険者で感じ。

「そうですが、あなたは…。」

「俺はジャック、丁度ここでの仕事が終わり、同じくカウレシア王国王都の戻るつもりだ。こんな時間で女１人外に出るのも心配で、あなたは女性だからこの時間が残ってる野郎はおすすめしないぜ。お嬢ちゃんが構わないでは俺と同行するか？……あ～いや、盗み聞きではなく、偶々隣で聞こえただけ、やましい事も何もないです、誓って。」

「うふふっ、いいえ、気にしませんよ。あなたみたいに高ランクな冒険者はとっても安心できますが、ですが手持ちはあんまり多くありませんので。」

「………はぁ……！え、お俺の事を怖いではなく？」

「え？何故でしょう、お優しいな方と想うですが。」

マリアンヌはアイビーの睨みつけやわかままが慣れたのため、ジャンクの外見には何の思ってない、いつものような対応するつもりです。

ですがジャックはこんな見た目と悪い目つきで受付嬢以外にいつも他人に怖がらせる、特に女性にはほぼ無縁で、今回はガチで女１人の出掛けを心配で声をかけただけ。

この場面を見て、一番驚きなのはジャックと話しているな受付嬢、彼女はジャックの顔を見てすぐに隣の受付嬢と何(・)が(・)を(・)話(・)し(・)た(・)。その後受付嬢はマリアンヌにこう伝えた。

「あの、護衛の件ですが、こちらのジャックさんはいかがでしょうか？こんな見た目ですが、有望でギルドでも信頼します。ランクは銅ですが、彼のランク上げには護衛任務を達成しないとダメとつい先程説明している途中なので、安くなりますので金貨１枚でいかがですか？」

「え？ラング銅ですか？確かに安いですが…」

「大丈夫です、こいつ馬(・)持ってるし、一緒に乗れば馬車より速いですよ。」

「あ、そうですか。実はわたし馬持ってるので、ちょうどもし馬があればと思います。」

「お…おい！ちょ…！」

「何よ、嫌なの？別にいいですが、他の人に譲りますか？」

「あ…いや…いい、お嬢ちゃんが雇うとやります。」

「ごめんね、こいつこんな見た目ですが、まだ２８歳独身ですよ、しかも女性苦手で、ホントに万が一彼に何がされたら、カウレシア王国王都の副ギルマスに言い付ければいいわ。まあ、する勇気もないですけとね。」

「おま…！…あ、いや…違う、俺はやましいこと全く考えたことないよ。」

ジャックは慌てで否定しました、ですがマリアンヌはずっと別のことを考えで聞いてなかった。

「わかりました、ではジャックさんをお願い致します。今すぐに街に出たいですが、大丈夫でしょうか？」

「え！…ホントに俺を雇うの！いいの！」

「あの、こっちでは馬が持ってるのは運がいいくらいです、ジャックさんにはランク上げで護衛任務が必要ではありませんか？」

「…あ…はい！必要です、すぐにでも行けます！」

「では王国の王都までよろしくお願いいたします。」

手続きが終わり、マリアンヌとジャックはギルドから出発しました。

受付嬢２名、ニヤニヤで今後の報告を楽しみと考え、元の仕事に戻りました。

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マリアンヌたちは馬を乗り、門をキリキリ閉じる前に街から出た。外はわずかの月の光以外では真っ暗なので、護衛あるのでマリアンヌは魔道具を光を出すまま馬を走らせた。

「ジャックさん、ごめんください、急いてるので、出来れば早めに王国の王都に行くなのです。休みたいな時はお伝えてくださいね。」

「大丈夫だ、慣れた事だ、そのまま走って良いと思います、ま、マリアンヌ嬢。」

「そう固くしなくでいいですよ。」

「あ～いや～、まマリアンヌ嬢の言葉使いが思わず。」

「あら、ごめんください、仕事で慣れますので、気にしなくでいいですわ。」

「お、おう、そうして貰おう。」

「辺(・)境(・)では馬車約一週間で、馬では何日かかるでしょうか？」

「辺(・)境(・)…ですか、毎日野営では馬で走り続ける４日くらいだ。」

「そうですか、では野営では構いませんか？」

「お…おう！構わないぜ。」

２人は黙ったまま、馬を走り続けた。次の街に行くには一直線だから、暗くでも迷いわない。そろそろ深夜で良い野営場所が見つけ、そこで焚き火を起こして休んだ、休んている時ジャックはマリアンヌにこんな質問をした。

「ジャックさん、すみませんが、見張りの交代な時は起こしてください。」

「あ～その前に１つ聞きていいか？」

「はい、何でしょう？」

「あんた、国に追われるのか？」

「！！」

マリアンヌすぐに距離をとって、ナイフを出して構えて、警戒態勢にした。対してジャックは何の構えもない、ジャックは自身の実力に自信があった、マリアンヌに対して構えなくでも倒せる。

数分の沈黙。

「俺は何もしない、ただ知りたいだけだ、犯罪者の手助けをしたくないだけだ。出来れば対話したい。」

「……あなたは何処の国の人？」

「俺？安心しな、俺はカウレシア人だ。…お嬢ちゃんの話し方、高位貴族のメイドか？」

「……」

「綺麗な姿勢、礼儀正しい、髪や肌も綺麗で、服も新品、こんな綺麗な平民なお嬢ちゃんは見たことないぜ。それと俺を見ても驚かないなその反応、俺の目では違和感だらけだぜ。全部とは言わなくでいい、何故帝国に追われるが言ってくれるかい…まぁ、おおよそは貴族様に嵌められただろ。俺に話してくれないか？話によって別の道を使わないとダメなんだぜ。」

「はぁ…」

ほぼ全部当たり、マリアンヌも諦めでナイフを下ろした、幸い帝国人ではない。マリアンヌはちょっと考えで、一部話せることを彼に話した。

「つもりマリアンヌ嬢はある貴族のメイドで、その貴族に毒を渡された。その貴族の娘の夕食に毒を入れろと命令され、毒を入れるが、入れなくでも殺されるだから、その貴族の娘と共に屋敷から逃げた…ってそのお嬢様は馬車で先に行ったってことか。」

「はい、おおよそ間違ってないです。」

「何でマリアンヌ嬢は一緒にその馬車に乗らないのか？」

「お嬢様との目的地が違いますので、乗っていませんでした。…信じくれますか？」

「そうだな、マリアンヌ嬢に嘘とは言ってないのは見(・)れ(・)ば(・)わかる。」

「ジャックさんはすごいですね、こんな短時間で全部バレたのは、わたしも思わなかったわ。」

「いや～仕(・)事(・)で必要だからね。」

「…冒険者ですごいですね。わたし的には完璧にしたつもりですが。…はぁ、今考えるとわたし1人のままでは逃げることできないでしょう。」

「いいえ、聞いた話しではいちメイド事前にあの貴族の計画を気付き、誰にも気づかないまま準備し逃げ成功。プロの間者ではなくここまでできるのはすごいぞ、他人の目ではマリアンヌ嬢はただのちょっと金持ちなお嬢ちゃんと思うだぜ。」

「でもわたしではなく、うまく逃げたのも結局はおひ…お嬢様の力です。」

「そのお嬢様も是非お会いしたいが。でもな、正直俺の場合では無理だ、力づくで正面から逃げる以外は思わん。自信を持て良いぞ。」

「うふふっ、慰めてくれでありがとうございます。」

ジャックここでマリアンヌに笑顔を向けたが、逆にマリアンヌの笑顔で撃沈。

「あ…う…いや…。マリアンヌ嬢は早く寝な、ここは俺が見張ってる。」

「ではお言葉を甘えで、先に休みます。交代の時間になったら起こしてください。」

「お、おう。」

（マリアンヌ嬢が言ったことはホントのことだろ、ウゾの動きも隠せるだとこんな変装するわけない。いいや、俺が彼女を信じたい。）

その夜、魔獣もなく、ですがジャックは交代なくのまま朝になった、当然そのあとマリアンヌに怒られた。