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第八十五話 なすとひき肉の甘辛中華味噌炒め

石鹸の価格設定について3話の設定と違ってるというご指摘を受けましたので(すっかり忘れてました(汗))価格について、3話と84話の価格を設定等をしなおしてあります。

 雑貨屋で麻袋と瓶を購入して、ひとまず宿に帰った。

 明日ランベルトさんの店に卸す分の詰め替え作業だな。

 まずはネットスーパーを開いて石鹸やらを買っていく。

 安い石鹸3個入りを10パックとローズの香りの方も3個入りの10パックだな。

 あとはリンスインシャンプーも詰め替え1パックで瓶3本分入るから、これも10パックだな。

 シャンプーとトリートメントも詰め替え1パックで瓶3本分だから、10パックと。

 あとはヘアマスクだな。

 これはチューブ1本で瓶2個分だから15本っと。

 それからヘアマスクを詰め替える瓶を30個買わないと。

 どんどんカートに入れて精算だ。

 今のところ懐も暖かいから、ついでに金貨30枚ほどチャージしておく。

 精算すると、いつものように段ボールが目の前に現れる。

「さてと、詰め替えしていきますか」

 まずは、安い石鹸からやるか。

 せっせと包みを外していく。

 それを、麻袋に1個1個入れていって30個作り上げた。

「よしと、次はローズの香りの石鹸か」

 ローズの香りの石鹸も包みを外して麻袋に1個1個入れていく。

「次はリンスインシャンプーだな」

 リンスインシャンプーを買ってきた瓶のコルク栓を抜いてどんどん詰め替えていく。

 それが終わったらシャンプーとトリートメントも同様に瓶に詰め替える。

「ふ~、終わった」

 目の前にずらりと並ぶ瓶を眺めてそう呟いた。

「ってまだヘアマスクがあるんだった」

 ヘアマスクをネットスーパーで買った瓶に詰め替えていく。

「ふ~、やっと終わったな。石鹸とかシャンプーの匂い嗅いでると、いい加減風呂に入りたくなるな」

 まぁミスリルリザードの金が入ったら、風呂を見に行くつもりではあるけど。

「ってもうこんな時間か」

 窓の外を見ると、薄暗くなり始めていた。

 フェルのとこ行って食事にしますか。

 スイが入っている鞄を持って、獣舎に向かった。




◇ ◇ ◇ ◇ ◇




 今日はガッツリ食いたい気分だ。

 ひき肉もあるし、簡単に出来て美味いあれにしよう。

 まずはと、ネットスーパーでなすと前にも使った甘辛中華味噌(チューブ入り)を購入。

 じゃ、なすとひき肉の甘辛中華味噌炒めを作っていきますか。

 なすを皮付きのまま2センチ角くらいに切ってと。

 多めの油をひいたフライパンでなすを軽く火が通るまで炒めていく。

 そしたら、そこにひき肉(オークジェネラル7のブラッディホーンブル3の割合にしてみた)を入れて色が変わるまで炒めていく。

 フェルとスイの分はひき肉はたっぷりめに。

 そこに甘辛中華味噌を少量の水で溶いたものを入れて軽く味を馴染ませた後に水溶き片栗粉を入れてとろみを付けて出来上がりだ。

 美味そ~。

 これは飯にかけて食うとめっちゃ美味いんだ。

 ってことで、フェルとスイの分は皿に飯を盛ってその上になすとひき肉の甘辛中華味噌炒めをたっぷりとかける。

 なすとひき肉の甘辛中華味噌炒め丼だ。

「はい、どうぞ」

『うむ、いい匂いだな』

『ホント~』

 2人が食い始める。

『このトロっとしたのが絡むと美味いな』

『うんうん』

 片栗粉でとろみをつけたからな。

 それが飯に絡むんだよ。

 分かってんじゃん。

 美味そうに食ってはいるけど、2人にはこれだけじゃ足りないかも。

 この間作ったチーズINチキンカツも出すか。

「2人はそれだけじゃ足りないだろ? ほら、これも」

『あ、白いとろっとしたのが入ってて美味しいのだー。スイ、この白いの好きー』

 スイはチーズが好きなようだね。

 また時間があるときチーズを使った料理を作っておいてもいいな。

『おかわり』

 フェルがなすとひき肉の甘辛中華味噌炒め丼を食い終わって早速の催促。

『スイもおかわりだよ』

 ああ、スイもなんだな。

 俺がおかわりのなすとひき肉の甘辛中華味噌炒め丼を作っている間、2人は美味そうにチーズINチキンカツを食っている。

「はいよ」

 なすとひき肉の甘辛中華味噌炒め丼を出してやる。

 飯もなすとひき肉の甘辛中華味噌炒めも一杯目より多めに盛ってやった。

 さてと、俺も食うか。

 では一口。

 なすとひき肉の甘辛中華味噌炒めのとろみが飯に絡んで美味い。

 これは食が進むね。

 なすとひき肉に甘辛中華味噌味がよく合う。

 特になすは味噌と相性抜群で美味い。

『こっちをおかわりだ』

 はいはい、チーズINチキンカツね。

 チーズINチキンカツのおかわりを所望するフェルに追加を出してやった。

『スイはこの間食べたやつ食べたいなぁ。焼いたお肉の中に白いトロっとしたのが入ってるの』

 ああ、チーズINハンバーグか。

「それはチーズが入ったハンバーグだな。何だ、スイはチーズINハンバーグ食いたいの?」

『うん。白いトロっとしたのが入ってるの美味しいもん』

 スイはチーズが好きなんだねぇ。

「じゃあ、少しだけな」

『あるじ、ありがとー』

 やっぱりうちのスイたんかわいいねぇ。

 チーズINハンバーグを焼いていると、フェルが『我にもくれ』と言い出したからフェルの分も追加して焼いていく。

 ケチャップとソースの匂いを嗅いだら俺も食いたくなってしまった。

 チーズINハンバーグ美味いけど、ちょっと食い過ぎたな。

 ゲプッ。






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