第一章 登場人物紹介
登場人物が多いので専用ページを設けました。
ネタバレを多く含みますのでご注意ください※
※第一章をお読み頂いた後に見ることをお勧めします。
──登場人物紹介──
【ファーネスト王国】
──オリビア
物語の主人公。
銀糸のような髪と人形のような精緻な顔立ちをした少女。
赤子のときゼット(死神)に拾われる。
観察と称してゼットから知識、戦闘技術を叩きこまれる。
性格は無邪気で好奇心旺盛。
子供の頃は人を喰らう一角獣の背に乗って遊んだこともある。
人間を殺すことに全く抵抗がない(動物を殺すことと同義だと思っている)
本を読むことと、美味しいものを食べるのが好き。
突然いなくなったゼットを探すため、志願兵として第七軍入りする。
階級は准尉→少尉。
──クラウディア・ユング
肩まで伸びる淡い金髪が特徴の美女。
騎士の称号を持ち、剣の腕も一流。
王立士官学校を次席で卒業したエリート。
ナインハルトの推挙により、第一軍から第七軍に移籍。
その際オリビアの副官に任命される。
性格は至って真面目。
騎士であることに誇りを持っているため、騎士道から外れた行動を強いられると身悶える癖がある。
階級は准尉。
──アシュトン・ゼーネフィルダ―
王国内でも屈指の名門校に席を置く男子学生。
成績も優秀なため徴兵を免れていたが、相次ぐ敗戦を受け特権をはく奪。南方戦線(ガリア要塞)に送り込まれた。
性格は穏やかで意外と世話焼き。
頭の回転は速いが争い事は苦手。
ガリア要塞にくるまで、武器を一切手にしたことがなかった。
カスパー砦攻略をきっかけに軍師としての道を歩み出す。
階級は二等兵。
──パウル
ガリア要塞の司令官であり、第七軍を率いる老将。
鬼神の異名を持ち、帝国軍からも一目置かれている。
性格は温厚だが、立ち塞がる者には容赦しない。
孫娘と同い年のオリビアをとても可愛がっている。
階級は中将。
──オットー
パウルの副官。
オリビアを第七軍に引き入れた人物。
情報分析に優れている。
性格はやや短気(特にオリビアと相対しているとき)
オリビアの言動と行動に振り回されている。
王都に六歳の娘がいる。
階級は中佐。
──ナインハルト
第一軍の副官。
クラウディアの従兄。
眉目秀麗。
性格は冷静沈着。
イリス会戦において上官にえげつない、悪辣などと言わしめた戦術を披露する。
偶然だが友の敵を討ってくれたオリビアに恩義を感じている。
階級は大佐。
──ランベルト
第一軍の将軍。
次期総司令官候補でもある。
猛将の異名を持ち、体中に戦場で負った傷が大小刻まれている。
性格は豪胆。
パウルとは知己の仲。
階級は中将。
──コルネリアス
第一軍の総司令官。
常勝将軍として過去の戦役で数々の武功を上げた。
若い頃は猛々しかったが、齢七十を越えた現在は慎重な性格へと変わっている。
ランベルトに押し切られる形で、第七軍と共同によるカスパー砦攻略を認める。
階級は元帥。
──エルマン
第七軍の将軍。
平民出身でありながらパウルの目に止まり、少将の位まで上り詰める。
性格は冷静沈着。
守勢において威を発することができる数少ない人物。
階級は少将。
──ジャイル
元腕利きの狩人
アシュトンと同様、徴兵される。
性格はお調子者。
オリビアが一角獣を殺したのを契機に、戦乙女と称して崇め奉る。
階級は二等兵。
──ガウス
オリビアと共にカスパー砦に潜入した隻眼の兵士。
階級は軍曹。
【アースベルト帝国】
──ザームエル
ファーネスト王国南部方面軍所属。
暴突の異名を持つ手練れの兵士であり、カナリア街道の警備責任者。
オリビアとの一騎打ちで首を刎ねられ死亡した。
階級は大尉。
──オスヴァンヌ・フォン・グラルバイン
王国南部方面軍総司令官。
上級貴族。
攻守両面において隙のない堅実な戦いをする。
イリス会戦においてオリビアとの一騎打ちの末、首を刎ねられ死亡した。
階級は大将。
──パリス
王国南部方面軍参謀。
下級貴族。
元諜報部隊出身。
オスヴァンヌを逃がすため単身オリビアに挑むが、首を刎ねられ死亡した。
階級は大佐。
──ゲオルグ・フォン・バッハシュタイン
王国南部方面軍将軍。
建国の一翼を担ったバッハシュタイン家の当主。
上級貴族。
直轄軍である鉄鋼騎突兵団を率いる。
王国軍を苦しめるものの、最後はオリビアに串刺しにされ死亡した。
階級は中将。
──サイラス
王国南部方面軍所属。
ゲオルグの副官。
オリビアに剣を投げつけられ死亡した。
階級は大佐。
──ミニッツ・オル・ストックス
王国南部方面軍将軍。
上級貴族。
イリス会戦にて右翼を率いる。
皇帝の遠戚であり、非常に傲慢かつ小心者。
最後は部下の裏切りによって死亡した。
──ライオネス
王国南部方面軍所属。
ミニッツの副官。
三重の罠を用いて一時はエルマンを追い詰めるも、策を看破され半包囲される。
最後はミニッツを逃がすため自ら盾となり死亡した。
階級は少佐。
──マルス
王国南部方面軍所属。
ライオネスの側近。
ミニッツの謀殺を企てた。
カスパー砦に撤退中、別働隊と交戦。死亡した。
階級は中尉。
──ブルーム
王国南部方面軍所属。
カスパー砦守備司令官。
砦に潜入したオリビアに斬りかかるが、あっさりと返り討ちに合う。
階級は大佐。
───ヘイト・ベルナ―
王国南部方面軍将軍。
イリス会戦にて左翼を率いる。
本陣、中央、右翼が壊滅する中、ひとりでも味方を逃がすため最後まで抵抗した。
生死不明。
階級は少将。
──ゼノン
帝国軍諜報部隊所属。
諜報部隊最精鋭、陽炎のひとり。
ガリア要塞に忍び込んだ際、オリビアに見つかる。
戦闘の末、最後は体を両断され死亡した。
階級は少尉。
──モーリス
帝国軍諜報部隊所属。
密偵としてガリア要塞に潜入していた。
ゼノンと接触しているところをオリビアに見つかる。
脱出を試みるが両足を切断され捕縛される。
階級は曹長。
──フェリックス・フォン・ズィーガ―
帝国三将のひとり。
眉目秀麗。
上級貴族。
帝国軍最精鋭、蒼の騎士団を率いる。
南部方面軍によるガリア要塞攻略を進言するも、ラムザに一蹴される。
階級は大将。
──テレーザ
フェリックスの副官。
上級貴族
凛とした佇まいの女性。
捕虜交換のためキール要塞を訪れたパウルたちの案内役を務める。
階級は少尉。
──ローゼンマリー
帝国三将のひとり。
北方戦線総司令官。
上級貴族。
紅の騎士団を率いる。
階級は大将。
──グラーデン
帝国三将のひとり
中央戦線総司令官。
上級貴族
階級は元帥。
──ダルメス
帝国宰相。
元は分析班に所属していた文官だが、異例の速さで出世。
皇帝から絶大な信頼を寄せられている。
──ラムザ13世
アースベルト帝国皇帝。
優れた治世から賢帝と呼ばれる。
今回の戦争を始めた人物。
【その他】
──ヴォルフ
ランブルク砦を占拠する傭兵崩れの男。
長槍の使い手。
オリビアに挑むも頭を貫かれ死亡した。
本年もよろしくお願いします。