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初侵入者

あと今回は短めで、別人視点が入ります

 

 ──ブーブー

 侵入者が現れました。

 

 お?連続での侵入者は初めてだな。

 

 ──ブーブー

 ヒューマン4体とウェアウルフ1体の侵入を確認しました。

 

 ──詳細

 冒険者・銃士レベル20・冒険者・侍レベル22・傭兵レベル18・傭兵レベル22・奴隷レベル11。

 

 しかも人間か……。と言うか傭兵と冒険者ってことはさっきのオークはコイツらに追われてたのか?それなら弱ってたことや数がおかしいことに説明がつくし。

 

「刹那、悪いが感覚を繋いでから様子を見てきてくれ」

 

「ニャア!」

 

 刹那なら感覚共有でリアルタイムで俺に状況を伝えられるので様子見に向かわせる。

 

 

 

 

 Side 侵入者

 

「おいリョーフ・ミツヒデ・ヒデアキ、取り逃がした豚どもを追ってらこんな所にたどり着いついたぜ!」

 

「ここは……ヘヘッ、ダンジョンだな、やったなブルータス」

 

「ああ」

 

「こんな所にダンジョンがあるなんて聞いたことがないで御座るな。……ということは、ミツヒデ殿」

 

「うむ、新しくできたダンジョンというわけであるな。ブルータス殿、リョーフ殿、これならそなたらの首領や我らの雇い主もオークを取り逃がした失態を赦してくれよう」

 

「それどころか褒美がたんまり貰えるぜ!」

 

「そうで御座るな、元々拙者らへの依頼は街道に宿場町を作る故に、その予定地と周辺のモンスターと野盗払い。宿場町故に人……特に冒険者の集まる理由があれはなお良し」

 

「うむ、ダンジョンであれば十分条件を満たせておるな」

 

「おいおい何言ってやがるんだ、見たところ出来たてのダンジョンなんだから俺達で秘宝を持ち帰ればいいだろうが」

 

「……確かに出来て間もないダンジョンならすぐに攻略される可能性もあるで御座るな……」

 

「それならばいっそ我らで……」

 

「ああ、……おい犬っころ! お前は逃げた豚を追いかけろっ!

 俺達は探索しながら行くから、追い付くまでに仕止めとけ! 肉は食っとけ!」

 

「……グルルッ」クンクン

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