水奈とお風呂
ちょっと短めです
水奈と一緒に風呂に入り、汗や血を洗い流す。
そういや、鹿を撃破したからノービス制限がはずれたんだっけ。ノービス制限にはアイテム作成に制限があったから六花に大した服を作れなかったけど、これからは作れるな。でもまぁ、まだ低レベルダンジョンマスターだから大した物はつくれないけどな。
あ、そうだ、コクホウ達レベル上がったかな?
「ステータス確認コクホウ、小河童」
……お、コクホウが3、他の小河童は2レベルが上がってる。この差は尻子玉抜きのボーナスかな?
他にナデシコ達も確認していくと戦闘に直接参加してない久遠はもちろんのこと、六花達までレベルが上がっていた。
……これはダンジョン全体に経験値が分配されるのか、それとも間接的には参加していたのでレベルが上がっているのか……。今後検証しておくべきかな?
「水奈、お前もよくやったな」ナデナデ
プルッ
「ステータス確認、俺」
さて、お次は俺のステータス、俺もレベルアップして……ないな、何で?俺も戦闘に参加してたじゃん!?クラスが《闘うダンジョンマスター》に変更されてるけど、レベルが上がってないのはなんで!?
プルッ、ナデナデ
軽く落ち込んでいると水奈が身体の一部を伸ばし撫でてくる。
ああ、水奈慰めてくれるのか……お前は優しい子だな。
水奈に癒されたので風呂を上がる。
……そういや前に俺のレベルが上がったのはダンジョンを増築したときだったな…………もしかして俺のレベル=ダンジョンの規模ってことか?……確かめたいけど増築するにはポイントが足りない。
身体を水奈に拭いてもらいながら考える。水奈は水を吸収放出することで体積を自在にコントロールできるので身体を覆ってもらい、身体についた水を吸ってもらっている、パッと見スライムプレイだな。……前に六花がやってるときにイケナイ気分になったのは内緒だ。
「水奈、ありがと」ナデナデ
水奈に礼を言って一撫でし、部屋へもどる。
さぁて、久遠達にも褒美をあげないとな。キツネといえば油揚げかな?
ちょうど枝豆で食べるには育ちすぎた大豆から作った豆腐があるから油揚げをつくるか。
刹那には……猫といえばマタタビだな、後で作成しよ。
あとは水奈だが……水奈って何が好きなんだろ?六花達の次に長い時間一緒にいるけど何が好きかはわからん。
ま、後で直接本人に聞けばいいか。