夢幻の書庫
日本という国は娯楽に溢れている。
彼が異世界に行くに当たって、一番危惧したのはそれだ。むろん人間に仇なす魔物対策や資金の問題も危惧していた。しかしそれ以上に、マンガ然り、テレビ然り、アニメ、ゲーム、ネットが無い世界で、暇もてあますことこそが問題と彼は考えた。
そのため彼は女神から与えられる力で、ひときわ異色の能力である『夢幻の書庫』をもらうことにした。
その能力に関しての説明は、ほとんど無かった。『本がいっぱい読めます』それだけ。『小説家になろう』でタグ登録できる短さだ。
だけど、彼はこの能力を知るうちに、あることに気がついてしまった。『夢幻の書庫』は世界のバランスを崩すんじゃないかってぐらいの、超チート能力だってことに。
彼は異次元な力の使用方法を理解した後、やべ俺超TUEEEじゃん魔王倒して世界を救おう。
なぁんてなることは一切なく、力を隠して観光という旅を始めるのだった。
※たまに年月ぶっとびます。いきなり数日後、十年後だったりします。
※誤字脱字多し、感想で指摘頂ければ幸いです。
※フォルダ整理してたら見つけた作品です。昔書いたなぁと思いつつ、久々に読んだら面白かったので投稿。
彼が異世界に行くに当たって、一番危惧したのはそれだ。むろん人間に仇なす魔物対策や資金の問題も危惧していた。しかしそれ以上に、マンガ然り、テレビ然り、アニメ、ゲーム、ネットが無い世界で、暇もてあますことこそが問題と彼は考えた。
そのため彼は女神から与えられる力で、ひときわ異色の能力である『夢幻の書庫』をもらうことにした。
その能力に関しての説明は、ほとんど無かった。『本がいっぱい読めます』それだけ。『小説家になろう』でタグ登録できる短さだ。
だけど、彼はこの能力を知るうちに、あることに気がついてしまった。『夢幻の書庫』は世界のバランスを崩すんじゃないかってぐらいの、超チート能力だってことに。
彼は異次元な力の使用方法を理解した後、やべ俺超TUEEEじゃん魔王倒して世界を救おう。
なぁんてなることは一切なく、力を隠して観光という旅を始めるのだった。
※たまに年月ぶっとびます。いきなり数日後、十年後だったりします。
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