2話 いざ!冥界!
真っ黒な光が晴れたときにはさっきとは違う空間に立っていた。
「いきなり冥界とか言わないでくれ…先輩……」
いきなりはダメだろ。マジで、びっくりするから。
まずは、自分のステータスを見るか。
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PN:ソロモン・ジェイダイト
LV:1
種族:悪魔
HP(体力):15(+5)
MP(魔力):60
STM(持続力):30
STR(筋力):50
INT(知力):50
DEF(耐久力):10(+5)
AGI(俊敏):30(+5)
DEX(器用):20
習得魔法《闇魔法:Lv1》
ウエポンスキル《短剣術Lv1》
アクティブスキル
《ダークボール》
《ダークウエポン》
《ナイフスラッシュ》
《鑑定》
パッシブスキル
《危険感知:Lv1》
《MP自動回復:Lv1》
種族スキル
《暗視》
《瘴気無効》
装備
右手:魔の短剣
左手:無し
頭:無し
胴:初心の革鎧
腰:初心の革ズボン
足:初心の革靴
称号
《異界者》
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《ダークボール》消費MP5 クールタイム10秒
闇の球体を発射する闇魔法。威力はプレイヤーの知力に比例し、距離が長くなるほど威力と命中率が下がる。
《ダークウエポン》消費MP─ クールタイム─
武器を生成する闇魔法。武器に応じて消費MPが変わる。武器の攻撃力はプレイヤーの知力に比例する。
現在生成可能な武器
〈短剣〉消費MP20
《ナイフスラッシュ》消費STM5 クールタイム10秒
短剣を振るうときに威力を高めるスキル。急所や背後からの攻撃の威力を高める。
《鑑定》消費MP0 クールタイム5秒
アイテムを鑑定するスキル。レベルに応じて閲覧可能な情報が増える。
《危険感知》パッシブスキル
プレイヤーに迫る危険を知らせるスキル。スキルレベルに応じて精密さ、範囲を高める。
《MP自動回復》パッシブスキル
プレイヤーのMPを自動で回復するスキル。スキルレベルに応じて回復量が増える。
《暗視》パッシブスキル
夜間、暗所での視界を見やすくするスキル。
《瘴気無効》
瘴気による状態異常、ダメージを無効化するスキル。
魔法と物理両方活かしたスキルと能力値にしてあるよ。体力?耐久力?知らないなぁそんなの。
「敵の攻撃は避ければ問題ない」
極論攻撃が当たらなかったら無傷だし。うん。
「さてと。ここは………洞窟…か?」
周りには、ゴツゴツした壁や地面があり、右には、外に繋がっていそうな穴があった。
「ここから外にでられるのか?てかこれ《暗視》が無かったら真っ暗で何も見えないのか。悪魔の種族に感謝しないとな」
そう言いながら俺は、穴の外に向かって歩いて行く。
「お~!これが冥界か!何か分からんが凄いな!」
洞窟の外には、美しいような恐ろしいような景色が広がっていた。
深紅の空に、灰色の大地。紫色の森や山に、空を飛ぶモンスターまで!。目の前にはそんな景色が広がっていた。
「グギャギャッ!」
冥界の景色を眺めていると、横から声が聞こえた。
「おっ!ゴブリンか。ん?なんか体の色が紫色になってない?冥界仕様かな?」
「ギャギャッ!」
冥界仕様ゴブリンが、手に持った棍棒を振り上げて此方に走ってきた。
「《ダークボール》」
此方に走ってきたゴブリンの足付近を狙って魔法を放ち、ゴブリンは体勢を崩し、倒れる。その隙に俺は後ろに回り込み、スキルを発動する。
「《ナイフスラッシュ》!」
首めがけて短剣を斬りつけ、ゴブリンの首を切断する。すると、ゴブリンは動かなくなり赤いポリゴンとなって砕け散って消えていった。
『レベルがアップしました!』
『《闇魔法》のスキルレベルがアップしました!』
『《短剣術》のスキルレベルがアップしました!』
『《MP自動回復》のスキルレベルがアップしました!』
「やっぱり首は急所だったか。他だと………心臓とかかな?とりあえずこの辺りを探索がてらレベリングするか。それにレベルを上げれば冥界から出れるみたいなこと先輩も言ってたし。早くPKして~」
追加して欲しいモンスターなどがあれば、沢山コメントして頂ければ、参考にします!