スキル解説
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◇Status◇
Name:Haru
Lv:100(150)
STR(筋力):140
AGI(敏捷):500(+10)
DEX(器用):200(+10)
VIT(頑強):5
MID(精神):5
LUC(幸運):50
◇Skill◇
・全武器適性
《ブリンクスイッチ》
《ピアシングダート》
・《クイット・カウンター》
・《浮葉》
・体現想護
・重撃の躁手
・コンボアクセラレート
・韋駄天
・飛燕走破
・フェイタレスジャンパー
・ライノスハート
・守護者の揺籠
・以心伝心
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・《ブリンクスイッチ》―――装備品に属するアイテムの精細な外見及び詳細な情報を思い描く事をトリガーに発動可能。ステータス画面の操作を必要としない瞬時の装備切り替えを実現する。
前身の《クイックチェンジ》から成長を遂げ、他のスキルを挟まない連続起動時に再使用待機時間を短縮する効果を獲得した。
《クイックチェンジ》をまともに使えるプレイヤーがこれまで存在しなかった。つまり成長を遂げるまで使い込んだ者もまた皆無……当然ながらユニークスキルです。おめでとうございます。
・《ピアシングダート》―――『鋒』を備えた武器を投擲時に発動可能。威力補正と照準補正、加えて貫通効果(弱)を付与する。
アクティブトリガーの攻撃スキルには必ず技後硬直が発生する仕様です。投擲を多用している主人公が一向にこのスキルを使う素振りを見せないのは、つまりそういう事。ヘタに動きを止めて一撃貰えば死ぬものと思え。
・《クイット・カウンター》―――発動時、極短時間のあいだ装備している武器に高倍率のパリィ成功補正を付与。パリィ成功時、次の一撃に限り攻撃の威力が上昇する。
Q.デメリットなにも無さそうなのに何で一度も使ってないの?
A.STRが貧弱過ぎて、たとえ高倍率の補正を貰ってもパリィ不可能だったから。
現在くらいの数値があれば相手にもよるが一応安定する。ちなみに【埋没の忘路】で朽像相手にやっていたのはパリィではなく武器防御。
・《浮葉》―――起動時、自身の身体に作用している運動エネルギーの一方向を選択、優先化する。更にアバターに作用する重力を軽減、及び空気抵抗を無効化。加えて効果時間中は身体駆動に際して体重による負荷を極小化するが、実際の数値的重量は変動しない。
よく分からない?そうですね、私もよく分かりません。
掻い摘んで説明しますと……前方へ全力疾走=前へ向かう運動エネルギーが優先されている。けれどこの時に発生している運動エネルギーはそれだけではなく、腕を振っている方向であったり、地面を蹴る事で発生する上向きの反動だったり色々な方向への矢印が発生しています。
この矢印から任意の方向のものを選び取り、強制的に優先化する。これが前半部分。
更によく分からない後半部分ですが、こちらは実際の体重は変わらないままに1/10くらいの負荷で動く事が出来ます。身体駆動に掛かる負荷が低減されるだけで、例えば攻撃の重みや威力が減衰する事はありません。
全体的にデメリットの存在しない壊れスキルとしてデザインされております。誰ですか?初心者エリアを卒業しない内からこんな爆弾を主人公に与えたのは……
ちなみにユニーク。少し前に調べて以来ノーチェックの彼は気付いておりません。
・《体現想護》―――達成困難な事象に対して補正が働く。
身も蓋もない言い方をすれば『主人公補正』を付与するスキル。システム的な忖度贔屓……まではいかないが、様々な場面で些細な有利が働いたり働かなかったり。
ちなみに彼、システムに主人公補正など頂かなくても元より主人公でございます。主人公補正は初めから実装されており、尚且つ本ステータスは効果の重複など発生致しません。つまり無意味、かわいそう。
・《重撃の操手》―――要求STRを満たさない武器を用いた際、攻撃時の威力に上方補正が働く。要求STRを満たしている、かつ一定以上の重量武器を用いた際、操作の正確性に補正が働く。
シンプルに便利な重量武器を扱う戦士系のプレイヤー御用達のスキル。主に後者の効果が活用されており、前者の効果を見て「神スキル」とか宣う変態は極少数である。
・《コンボアクセラレート》―――成長前の《アクセルテンポ》が備えていた《ブリンクスイッチ》と同種のリキャスト短縮効果はそのままに、異なるスキルを連続して起動した際にもそれら全てのリキャストを短縮する効果を得た。
コンボ判定は「全てが異なるスキルだった場合」にのみ適用される。例↓
〇 《ブリンクスイッチ》⇒《ピアシングダート》⇒《浮葉》
× 《ブリンクスイッチ》⇒《ピアシングダート》⇒《ブリンクスイッチ》
コンボが繋がるほど最終的なリキャスト短縮効果が増大する。
強い事しか書いていないように見えるが、実際のところリキャスト短縮の効果量自体は劇的なものではないので良スキル止まり。今はまだね。
・《韋駄天》―――高速機動時、身体稼働速度が一定値を超えた場合に自動発動。AGI補助に働くDEXの効果量が二倍になる。発動規定を満たす速度を維持する限り効果量は減少を続ける。
これが無ければ主人公は数限りなく地面のシミになっていた、と言っても過言ではない言わずと知れた大黒柱。
破格の効果量に加えて、パッシブスキル故のノーリキャスト。軽戦士は取得必須のように思えるが「AGI>DEX」のステータスで長期間高速戦闘経験を積むという、アルカディアの仕様にケンカを売るような取得条件からわりと保有率は少ない。軽業の時点でDEX+100とかいう超優良スキルではあるため、前身の状態で満足している軽戦士が多数。
ちなみに近いうち、主人公がアホな事をしでかすため韋駄天君の怒髪天案件が発生します。決して作者がうっかり設定をミスったせいで発生する訳では無い事をここに明言しておきますお願い信じて。
・《飛燕走破》―――連続した跳躍時に身体動作の安定性、及び正確性を補助。加えて不安定な足場、及び体勢からの踏み切りでも跳躍力を損なわなくなる。
「砂地などの悪路を走行時に補助が働く」という前身《順応走破》としての効果を一度も使われる事なく、【神楔の王剣】戦によってアホほど経験値をぶち込まれたおかげで全く別のスキルへと突然変異してしまった。
効果の汎用性、及び主人公のビルドとの噛み合いという点では完全にプラスではあるので、幸か不幸かで言えば間違いなく幸。
・《フェイタレスジャンパー》―――跳躍行動の安定性、加速力を向上。加えて全ての跳躍行動にクリティカル判定を追加する。判定成功時、跳躍力及び跳躍速度に高倍率の上昇補正が働く。
なに言ってんの?と思われるかもしれませんが、主人公も作者も同じく「なに言ってんの?」と思っています。
嚙み砕いていえば体勢や踏み切りのタイミング及び力加減など、総じて「理想的」と言えるジャンプがクリティカルジャンプになります。クリティカルジャンプってなんだ???
効果量はどの程度の成功判定かによりますが大体1.2~1.3倍程度。優秀だけど思わぬ成否判定で足を掬われる可能性が無きにしも非ず。おい主人公だろ率100%以外ありえないよなぁ?
・《ライノスハート》―――高速機動の限界速度到達時に自動発動。直線軌道に限り最高速を更に加速させ、次の攻撃行動に高倍率の威力補正、及び衝撃効果(特大)を追加する。
猪魂の進化系。明確な助走距離が起動条件から省かれ、多少は使い易くなった。AGI数値に対応する限界速度自体がそこそこの助走を要するため即時起動が出来ない弱みは継続……が、近いうちに獲得予定のスキルとのシナジーがですね……
・《守護者の揺籠》―――重量物の運搬時、一定の重量までアバターに掛かる負荷を低減する。加えて運搬物がプレイヤーやノンプレイヤーなどのヒトである場合、対象に加わる移動時の負荷を低減。更に対象に何らかの要因でダメージが発生した場合、スキル保有者がそのダメージを半減した上で肩代わりする。
懲りずにヒロインのお姫様扱いを続けた事により進化を重ねた運搬スキル。重量低減の効果量は100㎏程度なので、ソラであればもはや負荷ゼロでお姫様抱っこ可能。百キロって効果量デカくない?と思われるかもしれませんが、STRにステ振りを積み上げたアバターの筋力がそもそもバケモノなので、これでも相対的な効果量としては控え目。
あくまで「なにかを運ぶ際に発動する加護」なので、装備した武器や防具なんかには適用されない。ちなみに現在のステータスでは発動したとしても【序説:永朽を謡う楔片】はまともに振れない。アイツ重量300Kg以上あるんすよ……
・《以心伝心》―――特定のプレイヤーとの「言葉を介さないある程度の意思疎通」が可能となる。
また訳の分からない事を……と思ったそこの貴方、私も同じ気持ちである事をどうか理解して頂きたい。
バッサリかつフワッと説明すると、『特定のプレイヤー』として紐付けされた一人に限り、互いに伝えたいことがある場合に何となくその意図を感じ取れるようになります。
つまり【神楔の王剣】戦で二人がやっていたユニゾン現象のシステム的な簡易版。まあ役に立つ事があるような無いような、こんなものに頼らなくてもアイツら既に通じ合っちゃってるから……
基本的に「恋仲」とかそれに相当するペアの間で初期の頃から確認されている非ユニーク。君たち何なの?付き合ってるの?
ちなみにシステム側に「あぁコイツら仲違いしたな」と判断された瞬間にスキル欄から消滅する。無情。
遅ればせながら現時点で主人公が保有しているスキル群の解説でございます、お納め下さい。
だーって一息に書いたのでおかしな部分が混じっている可能性アリ。見つけ次第で随時修正致します。