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第三十七話 再会

本当にすいません!!

寝落ちとかテスト近いとかでめっちゃ遅れました。

ちゃんと投稿していきますよー(フラグ)

「うっ」


 俺はゆっくりと目を開けると、そこには……。


「……知らない天井だ」


 そう、知らない天井があり知らないベッドに横たわっていたのだ。


「えっと……確かあの女と戦って……あれ、ソニアは?」


 俺はガバッと勢いよく飛び起きて辺りを見回すが、ソニアはいない。


「ソニアーーッ、どこにいるんだー!」

「ちょっと落ち着けって」


 声がする方を見てみると扉が開いて、そこにはウォード……と俺が殺したはずの少女がいた。


「ッ! お前はッ」


 俺は咄嗟にヴァルナを引き抜いてその少女に銃口を向けた。


「だからちょっと待てって。こいつの事は後で説明するから、まずはソニア様の容態の確認が優先じゃないのか?」


 確かに気になることは多いが、まずはソニアの容態の確認が大切だ。


「ソニアは?」

「横の部屋にいる」


 俺はベッドから抜けて、急いで横の部屋に行った。

 勢いよく扉を開けると、ベッドでソニアが横たわっていた。


「ソニアッ!」


 俺はソニアの姿が見えた途端に走り出していた。

 そして、ソニアを右手で抱きかかえた。

 聞こえる、ソニアの鼓動が。感じる、ソニアの温もりが。

 俺がずっと探し求めていた人が今、目の前にいる


「よかった……本当に生きていてよかった」


 俺は二度と失わないように強く抱きしめた。


「んっんー」


 ソニアが甘い声をあげながら、目を覚ました。

 キョトンとした顔でこちらを見ている。


「きら……さん?」

「ああ、そうだよ」


 ソニアは俺をしばらく見つめたあと、理解したのか目から大粒の涙を流した。


「うっ……ごめんな……さい……私のせいで……キラさんに……そんな大怪我を……」


 大怪我というのは俺の左腕だ。

 俺の左腕は最後に使った爆発する鉱石を使った時に失ったのだろう。


「これはソニアのせいじゃない。大怪我をするかもしれないし最悪の場合死ぬかもしれない。それらを全部承知の上で俺はソニアを助けたかった、ただそれだけだ」


 俺はそう言うとソニアをさっきよりもっと強く抱きしめた。


「無事でよかったよ、ソニア」

「本当にっ、本当にっ、ありがとう、ございます……うぅ」


 わぁぁぁーっとさっきよりも大きい涙を流しながら、俺に思いきり抱きついてきた。

 尻尾も俺の腰に回してしっかりと支えている。

 俺はソニアの涙が止まるまで抱きしめ続けた。


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