第二十二話 地下20階
【重要】
私事で申し訳ありませんが、もうすぐ考査なので今週は1日おき、来週は3日おき、再来週は月〜金まで連載休止します。
土日4話ぐらい投稿するので、戻ってきてください。
よろししおねがいしまぁぁぁす!!
俺達は今、地下19階まで来ていた。
ここまでにかかった時間はだいたい9時間ぐらいだ。
ウォード曰く、ソニアは今精神を汚染されているそうだ。
タイムリミットは最大で24時間らしい。
階段を降りるとそこにはやはり、重厚そうな扉があった。
この奥に中ボスがいるという事だ。
気を引き締めて行こう。
▶▶▶▶▶
ブブブブブブブブブブブブブ
扉を開くと、かなり大きな羽音が聞こえた。
くそっ、鼓膜が破れそうだ。
一度、扉を閉めて、耳を塞ぐように石を【錬成】する。
これで大丈夫だ。
改めて部屋の中に入る。
まだ音がするが、戦いに集中できる。
部屋の奥の方に、1体の黄色と黒の縞模様の奴がいた。
そいつは人間と同じ大きさの蜂がいた。
カチカチ
俺の周りを飛び回っている。
カチカチ
俺は悪寒を感じ、横に飛んだ。
ガチッイィ
すると今までいたところに蜂が噛み付いていた。
あの顎の威力はやばい。
「【憑依】」
……よし、ここからが本番だ。
素早く背後に回り込み、剣で斬りにかかる。
しかし蜂が高く飛び上がり、そこから毒針から緑色の液体を飛ばしてきた。
躱すと、その液体が地面を溶かしていた。
……うそだろ。
するとその毒を連射してきた。
俺は全速力で走り、それを躱す。
突然、複数の視線を背後に感じた。
振り返りながら剣を振る。
ガキィィィィィィン
ギリギリ剣で噛みつきを止めることが出来た。
そのまま右手で掌底を撃つ。
「キシャァァァァァ」
吹き飛びながらも毒を飛ばしてくる。
やばい、反動で動けない。
毒が俺のプレートアーマーに当たる。
だが、少し溶けただけだった。
やっぱり凄いな、蜥蜴鱗と魔王の魔力。
それでも俺は多分勝てない。
あれ?
そういえばさっきなんで複数の視線を感じたんだ?
敵は一体なのに
……あっ!
そっか、そうだ。
蜂は確か複眼持ちだったはず。
俺は剣を収めて、鞄から2個の鉱石をとりだした。
まず蜂に接近する。
毒を撃ってくるが、その速度に慣れたので簡単に躱すことが出来た。
そして蜂の目の前で、左手で青色の鉱石を握り潰す。
するとそこから青い閃光が発する。
これは青光石の密度を高めたものだ。
この光の中で目を開けていると、確実に目を痛める。
それに蜂は複眼なので目が多い。
ダメージは数倍になるだろう。
俺はそこから距離を取り、右手で赤色の鉱石を投げた。
蜂に当たると、ドォォオオンと爆発音が鳴り、蜂は原型を留めていなかった。
これは地下14階で見つけたもので、爆破石という。
これは鉱石そのものに衝撃を与えると爆発する性質を持っている。
周りをコーティングしてやれば誤爆を防げた。
本来、ここまで威力は強くないが、俺が【錬成】で密度を高めていたからこうなったのだ。
何はともあれ無事に蜂との戦闘を終えることが出来た。
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