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第十九話 【鑑定】

誰が2話投稿すると言った!


……はい、すいません。体力限界です

 俺はリザードマンとの死闘を終え、暫しの休息をとっていた。


「大分、憑依に慣れてきたな。それでも今のままでは勝てないと思うぞ」

「そうだよな。これでもまだ前半だしな」


 俺はどれくらい強くなったんだろう。

 ステータスプレートを見てみる


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 名前:八橋キラ 17歳 男

 レベル:4

 筋力:750

 体力:1403

 敏速:840

 魔力:2406

 魔力耐性:942

 物理耐性:1048

 スキル:生産 錬成 鑑定 視線感知

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 ……えっ?

 まじで?

 よっしゃあぁぁぁ。

 凄いな。

 ほとんどのステータスが10倍で、魔力に至っては2000超えている。

 それにスキルが2個も増えている。

 えっと、【鑑定】と【視線感知】か。

【気配感知】はさっきのリザードマンとの戦いで経験している。

 問題はもう1つの【鑑定】だろう。

 とりあえず、リザードマンを【鑑定】してみよう。


「【鑑定】」


 頭の中にリザードマンの情報が流れ込んで来る。


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 リザードマン

 二足歩行の蜥蜴型の魔物。鱗はかなり硬い。

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 うーん。

 そこまで大事な情報はなかったな。

 ちなみにスキルを【鑑定】したらどうなるんだ。


「【鑑定】」


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 スキル:生産

 魔力を使用し、今までに触れた事のあるものを造ることが出来る。ただし、造る物に応じた魔力が必要。

 製作可能:石、鉄

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 ……うん。

 凄いね、このスキル。

 昔ならこれはお蔵入りだったが、今ならかなり有効活用できるな。

 じゃあ次のスキルだ。


「【鑑定】」


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 スキル:錬成

 鉱物の形を変形することが出来る。密度の変更も可。流動体でも硬度は変わらない。

 錬成する大きさや密度によって消費魔力が変わる。

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 流動体でも硬度は変わらない、か。

 これは結構使えるかもしれないな。

 次は【視線感知】か。


「【鑑定】」


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 スキル:視線感知

 周囲の視線を感じることが出来る。範囲はその時の体調で変わる。およそ直径50メートル。

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 これはそのままって感じだな。

 普段は常時使っていくようにしよう。

 あと一つ気になることがある。

 このリザードマンの鱗だ。

 これ【錬成】できないかな。


「【鑑定】」


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 蜥蜴鱗

 リザードマンの鱗。魔力を込めると硬度が増す鉱石。

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 ……。

 よし、やったぞ。

【錬成】出来るし、もっと高めることも出来る。

 しかも大量にあるから、かなりの戦力増加することが出来る。

 これでソニアを助ける道が一歩進んだな。

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