第十一話 スキル
最近ほっとアイマスクにハマってるんです、はい
という趣味は置いといて、今回は主人公のスキルがわかるぜ!
楽しんでいってください
俺達は街に帰るまで、何も問題が起きなかった。
街につくと、まずギルドに立ち寄った。
魔石を換金する為だ。
換金率は、魔石の大きさと純度、そして色によって決まっている。
魔石の大きさは6種類に分かれる。
極小、小、中、大、極大、特大である。
純度はその魔石の力の大きさで、これはギルドにある鑑定石で測ることができるらしい。
あとは魔石の色だ。
マナの質が変わると、色も紫から緑になる。
この二つの情報から、買い取り価格が決まるらしい。
換金所は受付のすぐ横にあった。
その横には解体所があって、魔物をそのまま持ってきている人もちらほらいた。
俺は換金所の人に魔石を3個渡した。
「魔石を3個ですね。少々お待ちください」
数分後、買い取り額が確定した。
「魔石3個で9000ミルです。内訳は極小が3個ですね」
「ああ、ありがとう」
俺達は1度、宿に戻った。
▶▶▶▶▶
1週間、まとめて泊まるようにしたので、35000ミルの支払いになった。
早く金を稼がないといけなくなった。
そういえばさっき聞いたのだが、後払いができるのはこの宿だけらしい。
この街には初心者が多く、すぐに払えない人がいるからだそうだ。
いやーほんとに親切ですね。
ソニアが夕食を食べたがっていたが、少し時間をもらった。
スキルの性能を調べるためだ。
俺のスキルは【生産】と【錬成】だ。
まずは【生産】から調べていこう。
生産って言うぐらいなら、何かを造れるのだろう。
「生産」
……ん?
……んんん?
何故なにも起きないんだ。
ステータスプレートの生産のところを押してみた。
すると、造れる物の種類が提示された。
……石だけ、だと……
人生初のスキル使用が石か……
……ま、まぁ取り敢えず造ってみよう。
頭で石っと念じた。
「【生産】」
すると目の前13㎝ほどの石ができた。
それと同時に体の中の何かが抜けていった。
多分これが魔力なんだろう。
少しだるくなったな。
まぁ問題なくスキルが使えたな。
次は【錬成】だ。
錬成は土とかを変形させる感じだな。
手元にあるこの石を錬成しよう。
「【錬成】」
するとみるみる液体になっていく。
しかし、硬さを持っている液体だ。
はっきり言うと、よくわからない。
錬成でできることは、形を変形することと、密度を変えることだ。
あっ!!
凄いことを思いついた。
生産で造って錬成で形を整えたら、使えるんじゃないか?
よし、早速やってみよう。
「【生産】」
さっきと同じぐらいの石を出す。
ここからだ。
「【錬成】」
まず、一個の大きな塊にする。
そこから薄く伸ばして短刀の形に整えていく。
だが練習していないので、すぐに壊れてしまう。
何度か挑戦して、ようやく薄く伸ばすことが出来た。
包丁よりも少し厚いぐらいだったが、初めてにしては上出来だと思う。
更に練習を重ねていくと、もっと良いのが出来そうだ。
顔を洗いに行こうと思い、立とうとするが脚が動かない。
あれ?
強めに力を入れるが、少しも動かない。
あ、れ、?
どうし、たんだ?
急に視界が暗くなり、俺はその場に倒れた。
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主人公の所持金:11600ミル
ソニアをどうしたいのか自分でも決まらないよぉぉぉ