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5話 異世界さんこんにちは

ブックマークが一個ついてました。めっちゃ嬉しい

pvも250まで行きました。感動です。(*´ω`*)

まだ至らな点も多々ありと思いますがよろしくお願いします(^_^ゞ

意識が戻ると周りの様子がおかしい。

床は冷たく石畳のようで、壁や天井も石積み重ねてできている。

現代は、コンクリート製や木製が一般的な日本に住んでいる僕らからすると違和感を感じる。

周りを詳しく見ているとどうやら僕ら以外にも人間がいたらしい。


「ようこそガイドミル王国へ‼勇者様よくぞ来てくれました。!」


その言葉にと色々質問したいことができた。ガイドミル王国?勇者?という疑問が生まれたが今それよりも何より気になることがある。

ピンクだ!ピンクである。

何がピンクかというと髪の色がピンクなのだ!そしてそれが大変似合っている!それだけかとみんなは思うかもしれないが、これは大変すごいことなのだ。地球上に地毛がピンクの髪の色の人類はいないのだ。もし日本の一般的な町でピンクの髪の人が歩いていたら、素行の良くない人なのでは?と思ってしまう。

目の前の女性は、自分達より少し年上のように見えるピンクの髪でドレスを着ている!周りに護衛の兵士のような人が、何人かいてまるでアニメから出てきたみたいだ。


「皆様、混乱もあるかと思います詳しい話しをしたいので、場所を変えましょう。付いて来て下さい。」


ビックリし過ぎてクラスメイトは、おとなしく指示にしたがっている。


~王の間~


「勇者の方々ガイドミル王国へようこそ。私は、ガイドミル王国32代目国王アリド=ガイドミルだ。」


いかにも国王ですよ!っ感じのこの人が国王みたいだ。これが盛大なドッキリでなければ、よくラノベであるような異世界転移というやつだろう。魔王でも倒してくれと言われたりするのだろうか?


「ここは、君達のいた世界とは、違う世界だ。」


「我が国は、今魔族と呼ばれる種族を率いている魔王に攻撃をされている。奴ら魔族は、我が国の民を蝕んでいる。奴らを倒すのに協力してほしい。」


「我々もなんとか自国を守るため交戦したのだが、魔族は、魔法に優れていてなかなかいい戦果がえられない。そこで、我が国王家秘伝の勇者召喚魔法で勇者の皆を召喚させてもらった。」


まさか!正解してしまった。

そして魔法も存在するらしい。

俺も魔法を使えたりするのだろうか?物凄く期待して、少しニヤニヤしてしまった。だがここまでテンプレ通りだからそれにならって国王も、悪い奴だったりするのかもしれない。

人を疑うのは、あまりいいことじゃないが、非常時だ、仕方ないだろう。


「質問がいくつか、あります!」


勇義が質問している。クラスのみんなも戸惑っていたし、こうゆう時は、奴のリーダーシップはありがたい


「よかろう。なんでも聞いてくれたまえ。」


「はい。私達は、元いた世界に帰れるのでしょうか?」


「すまんのう。我ら、王家には送還術もあったのだが、何代か前の王の代で失伝してしまったようだ。たが安心したまえ!魔王は、ありとあらゆる魔法に精通しているという。君達が魔王を倒すというなら、その過程で送還術も知れるだろう。」


これって不味いパターンじゃないか?どう考えても魔王が敵である勇者をわざわざ元の世界に返してあげる魔法を知っているはずがない。

そんな魔法を使うくらいなら、勇者抹殺魔法とか、勇者封印魔法とかを覚えたほうがよっぽどいいだろう。

つまりあの国王が知る限り帰る方法がない。もしくは、端から帰す気がないのだろう。


「なるほど。では次に、私達がいた世界は、ごく一部の地域を除いて戦争はなく、平和な世界でした。私達を喚んでもとてもじゃないですが役に立てるとは、思えません。」


「ふむ。それに関してはなんの問題もない。勇者召喚によって異世界から、呼ばれるものは、それぞれの個性に合った強力なスキルが備わるそして、基礎能力も、一般人のそれを大きく上回るようだ」


「つまり、私達は、その力を使い魔王を倒すことが元の世界にかえる一番の近道ということですか……。」


皆さん聞きましたか?スキルですって!希望が膨らむなー。スキルコピーとかもいいし、経験値倍加系や、基礎ステータス底上げ系もいいかもしれない。

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