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64話 ラッキーとは一体どうゆうものなんだろう

「さて二人とも食べ終わったみたいだし、[アイテムボックス]の中に入って。」


ニキスとラズリは[アイテムボックス]に戻ったし、僕もテントに戻ろう。


テントに戻っていると二人のクラスメイトとすれ違う。

前からよく僕に突っ掛かってくる遠藤と高橋だ。

珍しく上機嫌のような感じだ。


「よう!雑魚。まあ、お前も雑魚なりに頑張れよ。」


「急になんのつもりかな?」


「いいや別に、只クラスメイトの応援をしてやっただけだよ。腐ってもクラスメイトだからな。」


そう言うと二人は去っていった。

なんだったんだ?まあいいか取り敢えずテントに戻るか………。

でも、何か違和感を感じる………………。

なんであの二人とすれ違ったんだ?

僕たちのテントのある位置は集団でも端の方で高橋と遠藤を含むパーティーのテントからはかなり遠いい位置にあるなのになぜ遠藤と高橋はこっちから歩いてきたんだ?

まさか!僕がいない隙に沙耶さんと美樹ちゃんに何かしたのか?!

特に美樹ちゃんは昔あの二人に虐めを受けていた時期がある。異世界にきて力を得て増長したあの二人なら手を出してもおかしくない。

後ろを振り向き二人が歩いて行った方向を見るがもう見えなくなっている。


「どうする?二人を追いかけるか?いや!それよりも沙耶さんと美樹ちゃんの様子を確認しないと!」


僕達のテントの所まで戻ると二人のテントの中に迷わずに入る。


「大丈夫!?二人とも!」


中に入るとそこでは沙耶さんが着替えをしていた。

沙耶さんは上半身を下着のみの姿で中にいた。


「ヘェッ?………ちょっと!なに急に開けてんの!出てって!」


「うぅぉぉ。ご、ごめん。今すぐ出るから」


僕は直ぐにテントの暖簾のような物を潜って外へ出る。

クラスメイトの女子の下着姿なんか初めて見た。沙耶さんはいつも、服の上から見てるときは胸のサイズが小さいなと思っていたがどうやら着痩せするタイプだったようだ。恐らくBかCはあった。

美樹ちゃんは既に着替え終わっていたのか上下寝間着を着ていた。

しかし、思い返してみれば、クラスメイトの女子の下着姿を堂々と見るなんてとんでもないことをしてしまったんじゃないか?

謝ったら許して貰えるだろうか?

僕の頭の中で二人の非難の声が妄想される。


あ~~、日本にいたとはラッキースケベなんてずりーなー。なんて漫画の主人公達を羨ましがっていたが、実際にその状況になったら1㎜も楽しめない。

漫画のようにパンチ一発で許して貰えるほど現実は甘くないはず、もし沙耶さんと美樹ちゃんに嫌われてしまうと今のクラスで完璧に一人になってしまうし。

何より沙耶さんに申し訳ないことをしてしまったな…………。


後ろのテントの中から足音が聴こえる。

謝ったら許されるものではないが、せめて誠意だけは見せたい。

そして僕はあの究極の体勢になって沙耶さんが出てくるのを待つ。


皆様大変申し訳ありません。

今回を読んで皆さん疑問に思われたと思います。

それはなにかというと「なぜラッキースケベが上半身下着程度なのかもっと脱がせ」また、「なせ、ヒロインである美樹でなく沙耶なのか」とか色々あると思います。

全ては作者の技量不足です。

この二週間ほど今回の話の構想を考えてましたがあれ以上脱いだ状態を見られた時の反応が分からなかったためです。

今回の話を書き終えたのも1月16日17時25分です。

なので今後技量を磨いていきます。

以後ご期待下さい。また、意見等募集してます。

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