3話 プロローグ3
まだ、主人公の名前を出していないことに今気づきました。異世界には、もうちょっとで行くのでちょっとまってください。文字打つのがおそくて(^_^;)
ぼくは、正義は力がないと、悪に負けてしまうことを知った。
現実は、アニメやライトノベルのように簡単には進まなかった。
そして家に引きこもると約一年、その間、親はぼくに「好きなだけ、休みなさい、もう一度頑張れるまで待ってるから。」と言ってくれた。
本当にいい親だ。
おかげで気持ちもある程度整理できた。
くそ担任も転任してしまったらしい。
親にいつまでも甘えるわけにはいかないので学校に登校する事を決意する。
学校に着くと高校のクラスが発表されていた。
一年近く学校に行ってなかったが、進級テストでそれなりの点をとれば、私立で運営母体が同じなのもありなんとか進学できた。
(その代わり成績は最低だったがなんとか取り返そう)
クラスには美樹 夏蓮の名前もあった。
正直去年まともに守れなく辛い思いをさせてしまった負い目もあり、あまり嬉しくない。
僕をイジメてきた5人組は僕が最初にケンカした二人を除いてみんなバラバラになってしまったようだ。
二人相手なら、昔習った程度の空手であしらえる。
あとは、敵を作らないようにできるだけ普通にしていよう。
中学生の時のようなことは、繰り返さない。
教室に入って席に着くと前の席には、周りの人と自己紹介をしながら、話しをしている女の子がいた。
僕の名前は、みから始まる。
出席番号順に、席を決めているため、美樹ちゃんが前の席にいるはずなんだが?そう思い前の女の子に目を向けた。
そうすると見たこのないような整った顔が現れた。
ただ単に綺麗なだけでなくほんのわずかな化粧がしてあり、大人らしさもあり、それが黒髪のロングによく似合っていた。
一年間の引きこもり生活の成果なのか、想定外の美人を見て固まってしまい目が動かなくなってしまった。
すると前の席の女の子と目が合う。
気持ち悪がられるかと思ったが相手の反応は違った。
びっくりして目を見開き、「良かった。来てくれたの?」と言って泣いてしまった。
こっちは訳が分からない、僕が引きこもっている間に世界の常識は、変わってしまったのだろうか?
それともこれも長い引きこもり生活の弊害で自分が変なことをして気づいていないだけなのだろうか、そうこう悩んでいると担任の先生が入ってきた。
「みんな静かに席について〰! よしみんな席に着いたね私は、
分からないことがたくさんあるのに質問していいのだろうか?と思ったが優しそうな先生だ。
去年のように何かあったかとき揉み消そうとすることはなさそうだ。
「じゃ、順番に自己紹介しようか」
どうやら自己紹介が始まったようだ。
いかに去年のことを知っているクラスメイトに普通に接して貰えるようにするかは、この自己紹介にかかっているといっても過言ではないのだろうか?
そうこう考えていると前の席の女の子まで順番が回ってきたようだ
「美樹夏蓮です‼趣味は、特にないんですけどみんなとワイワイするのが好きです。みんな仲良くしてね。」
まあ、予想は、していたが前の席の女の子は、美樹ちゃんだったようだ。
しかし一年前まで人前でまともに話しが出来なかったのにこんなに明るくなるなんて何があったのだろうか?って次は僕の番じゃないか!
「
アニメと言い趣味をオブラートに包み、去年のことは、笑いにした。
これなら無駄に去年のことを蒸し返したりしないだろう。
イジメをしてきた二人組もおとなしくしているようだ。これでミッション完了だな。