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49話 ダンジョン二層の魔物

いつも文章が短くてすいません




「さて、今日から皆様にはダンジョンの二層に行ってもらいたいと思います。正直皆様の強さなら最初から二層とかでも充分通用するとは思いましたが、それでも一層から探索してもらいました。

その理由はここメリスタのダンジョン二層に出現魔物の系統は亜人系の魔物だからです。」


亜人という言葉にクラスメイト達はざわついている。

一人のクラスメイトがエミリア王女に質問する。


「亜人系って見た目は人間そのものみたいってことですか?」


「いえ、そういった魔物も存在しますが、このダンジョンの二層に出現する魔物はゴブリンやオーク、コボルト等の二足歩行をするものの見た目は人間と程遠いようやタイプが主に出現します。

なので皆様は今日は自分達に近い生き物を殺してもらうことになります。こういったことを経験しておかないといずれ有るであろう魔族との戦闘や賊などに襲われた時などに対処することができません。」


ついに来たか……。

異世界で魔物という存在がいる以上はいつかこうゆう人型の魔物とも戦うことになることはあると思っていたが……。

男子は何とかなりそうな気がするけど女の子とかはどうだろう?

実はダンジョン探索初日も似たような問題があったらしい。

コウモリやねずみはともかく、猫や羊のような比較的可愛いとされているタイプの魔物と初戦闘になった人がいて、一部の人が攻撃を躊躇い反撃されてしまったらしい。

幸い回りにいた男子が倒したようで怪我は大したことなかったようだ。

それ以降は倒さないと危険という事で戦闘中に躊躇をすることはなくなったものの、戦闘が嫌いという娘は何人かいる。

ましてや、今回の相手は二足歩行の魔物だ。

そんな相手を攻撃するのは精神的にかなりきついものがある。

僕も覚悟してダンジョンに望んだ方がいいかもしれない。

そんなことを考えていると勇義が皆に話をし始めた。


「皆聴いてくれ。ダンジョンにいるゴブリンやコボルト等は二足歩行の魔物だ。皆が倒してしまってもいいのか?と思ってしまう気持ちも分かる。だが、彼等には言葉は通じない、目が合うと相手は何の躊躇いもなく襲ってくる。

僕達が倒さないと関係のない一般市民が襲われてしまうかもしれないんだ。話し合い和解することが出来ない以上倒すしかない。みんな!僕が先頭に立って闘うから着いてきてくれ。」


勇義の演説のお蔭でクラスメイト達も何とか戦うことが出来そうだ。

ただ、いずれ言葉を喋る敵である魔族や賊等と戦うことになったときにクラスメイト達は覚悟なく戦うことになる。

そのことは心配だけどまだまだ先のことか。

今は今日の戦いの事を考えよう。


「それでは、皆様ダンジョンへ向かいましょう。」



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(^3^)/~☆

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