48話 二人との関係性?
「しかし、僕と話したいってのは何を話したかったの?」
僕に話しってなんだろう?もしかして勢いで僕の使役獣になっただけでほんとはやめたいとかな?
その時は残念だけど契約を解除しよう。
【にきすは~ますた~~ありがとお~っれいいたかったぁ】
「え?」
【にきすはうまれたときから~みんらといろがちがってれそれれ~みんらにこうれきされたろ。
それれむれからはられれ~さっきろところりいららぁむごんでおそわれたろ。
それれおらかもすいれ~しにそうにらったときにますたぁ~りれあったろ。】
ちょっと聞き取りづらいが元々群れで迫害されてて、それから逃げてダンジョンに逃げていったけど、敵として襲われたってことか。
【れも、ますたぁ~がきてくれたぁからよかった。それににきすのくろいろみんなきらいっれいっれたけろ、ますたぁきれいっれいってくれれなまえのさんこうりしてくれたらら。
らから、ますた~にきすはすくっれくれた。
それらけでにきすしあわせ。ありがとおますたぁ】
ニキスはそう告げると足下に近寄ってきて足に体をこすり付けている。
取り敢えず、これから冒険を共に出来そうだ。
【ふみぁ~】
撫でてやったらよろこんだ。
「じゃあ、ご飯にしようか二人とも。」
今日の飯もいつもと同様あまり味のない食事だった。
味付けのないデカい白身魚を焼いたものや、肉汁スープ(味付けなし)に固めのパンだ。
パン以外は半分ずつ残して、白身魚をニキスに、肉汁スープをラズリにあげた。
ニキスは猫ゆえに猫舌なのか、ちょびちょび食べているがラズリは果敢にも熱々の肉汁スープの中に浸かりそのまま同化するように食べている。
ラズリが豚骨スープみたいな色になってる。
そういえば、二人の相性はどんな感じだろうか?
ラズリは肉汁スープを20秒くらいで吸収しおえると、ターゲットをニキスの白身魚に変えたようだ。
ニキスはそれを察知すると白身魚を半分にしてラズリの前に差し出した。
「にゃ~。」
「ムギュ?ムギュギュ。」
先輩の使役獣に対する配慮か、それともこの娘は食いしん坊なんだから仕方ないな~のようなお姉さん的な思いやりでなのかな?
多分後者なんだろうな。
だって、ニキスのラズリをみている目がまるで赤ちゃんの妹をあやす姉のようだし。
まあ、二人の相性は良いみたいだから良かった。
飯を食べるとラズリはまるでいつものことかのように仰向けでねてる僕の腹の上に陣どって落ち着いていた。
夜も耽ってくるとラズリを枕にして、ニキスを抱っこしながら明日に備えて寝た。
ニキス語の日本語訳
【にきすは~ますた~~ありがとお~っれいいたかったぁ】
(ニキスはマスターにありがとう~っていいたかった。)
【にきすはうまれたときから~みんらといろがちがってれそれれ~みんらにこうれきされたろ。
それれむれからはられれ~さっきろところりいららぁむごんでおそわれたろ。
それれおらかもすいれ~しにそうにらったときにますたぁ~りれあったろ。】
(ニキスはうまれたときからみんなとちがっててそれで皆から攻撃されたの。
それで群れからはなれて、さっきの所にいたら無言で襲われてたの。
それでお腹もすいて死にそうになったときにマスターに出会ったの。)
【れも、ますたぁ~がきてくれたぁからよかった。それににきすのくろいろみんなきらいっれいっれたけろ、ますたぁきれいっれいってくれれなまえのさんこうりしてくれたらら。
らから、ますた~にきすはすくっれくれた。
それらけでにきすしあわせ。ありがとおますたぁ。】
(でもマスターな来てくれたから良かった。それにニキスの黒色皆嫌いって言ってたけど、マスターは綺麗って言ってくれて名前の参考にしてくれたから。
だから、マスターはニキスを救ってくれた。
それだけでニキス幸せ。ありがとうマスター。)
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