47話 食事と二匹の使役獣
ここから何話かは非常に読みづらいです。
一応後書きを読めば何て言ってるか分かります。
すいません。orz
「はぁ~、やっと今日が終わる。」
今日、朝は勇義に絡まれて、ダンジョン探索が始まればエミリア王女との腹の探り合いが始まるし、それが終われば美樹ちゃんのフォロー、そして終わりはやっぱり勇義の絡みほんとに災難な1日だった。
取り敢えず部屋についたし、今からご飯だ。
残念ながら風呂なんて贅沢なものはここにはない。日本のあの狭いバスタブが懐かしい。
精々濡れたタオルで吹くぐらいだ。
ここのご飯も大体味が一緒で飽きてきた。
最初の頃は「素材本来味が出てていい。」何て言う奴もいたが、1週間も経てば、ご飯を退屈そうに食べている。
魔物肉とかも有るみたいだから、素材自体は日本よりもいいかもしれないが、いかんせん香辛料・調味料の類いが少なすぎる。
なんだか毎日精進料理を食べてるみたいだ。
しかし、ここはダンジョン都市メリスタで、今いる宿は多くの冒険者が泊まる。
その影響か非常に食事の量が多い。
だから、クラスメイト達は宿の料理を残してその分ダンジョンで手に入れたドロップアイテムを売った金で嗜好品であるデザート等を買っているようだ。
僕は味は我慢出来るし、多すぎる分はいつもラズリに食べてもらっていた。
ご飯も取ってきたし、ラズリとニキスを喚び出そうかな。
<[アイテムボックス]>
「ムギュー。」
「………………ふにゃ?。」
ラズリはメリスタに来てからの食事の時間を覚えており、お腹減った~ご飯~って感じの食欲が伝わってくる。
ニキスはびっくりしてたようだ。状況を理解しょうとして周りを見たのか僕と目が合う。
ようやく落ち着いたのか、なにか伝えようとしているようだ。
【ますた、ありあとお~。】
!なにか急に頭の中に声が響いた。
突然だったがダンジョン探索などで急な戦闘になることもあったので混乱するよりも真っ先に拳を握り戦闘体勢をつくった。
この部屋には僕以外に人間はいないはず?辺りを見回しても僕以外の人物の存在は確認できない。
「何者だ?僕に何のようだ!」
敵対者かもしれないので少し強い口調で言った。
少し経ってから返答があった。
【ますた~こっちぃ~にきすらよ。】
?
さっきは、咄嗟のことで何て言ってるか、どんな風な声か聞き取れなかったが今回のは聞き取ることができた。
声はたどたどしい幼女のような声で少し舌足らずな感じた。
しかし、こっちと言われても頭の中に直接響いてるからどっちかわからない。
するとニキスが足下に来て僕のズボンの裾を引っ張る。
【わたし~こっちらぁよ。】
「まさかニキス、お前がしゃべってるのか?」
【そうらよ。】
「なんでニキスは念話みたいなことが出きるんだ?ラズリはそんな事してこなかったぞ?」
【よくわかんないけろ~、なんかますたぁ~とはなしたぁいと~
おもっれたられきた。わらしはみんなとちかったからそれかも~。】
ふむ~どうやら話せるのはニキスだけみたいだ。
ラズリは話しだす様子もなくご飯!ご飯!とせびっている。
舌足らずを表現しようとしたらあんな感じになってしまったのでニキス語の日本語訳書いておきます
【ますた、ありあとお~。】
(マスター、ありがとう。)
【ますた~こっちぃ~にきすらよ。】
(マスター、こっち、ニキスだよ。)
【わたし~こっちらぁよ。】
(わたし~こっちだよ。)
【そうらよ。】
(そうだよ。)
【よくわかんないけろ~、なんかますたぁ~とはなしたぁいと~おもっれたられきた。わらしはみんなとちかったからそれかも~。】
(よくわかんないけど~、なんかマスターと話したい思ってたら出来た。私は皆と違ったからそれかも~。)
念話に舌足らずってあるの?って言う意見はなしでお願いします。
ただたんに自分が萌え要素がほしかっただけです。
いずれは言葉を覚えて普通に話せるようになるはず。