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46話 一難去ってまた一難

「美月君、やっと終わったよ!」


「お、おつかれ。どうだった?」


適度に愚痴を聞いてガス抜きしてやろう。


「もう聞いてよ!まず、歩いて魔物を探してるときもずっと話し掛けてくるし、それに魔物がてできてからも"ここは僕に任せて!"って言って一人で突っ込んで行くし、それが終わったら"どうだ!これが勇者の力だ!すごいだろう。"って自慢してくるし、やったことないけど接待してるみたいで疲れたよ。」


「お、おう。そうだったのか……。大変だったね。」


軽くガス抜きをするつもりだったけど凄い勢いでまくし立てられた。

そんなにストレス溜まってたのか。


「まあ、皆を守るってことはいいかもしれないと思ったけどあれじゃ他の皆も戦闘せずにlevelが上がっちゃうからいつか大変な事になっちゃいそうだよ。」


「そうだね。同じスキルを持ってても本人の技量次第で幾らでも差がでるからね。」


「まあ、それを鍛える為の訓練をしてたわけだしなんとかなるんでしょう。それよりそっちはどうしたの?グループを作って探索するでしょ?」


「ああ~、それはエミリア王女が付き合ってくれたよ。」


「…………へー」


無言の時間が長い!長すぎるよ!そしてその無言が怖い。


「で!何かあったの!?」


何があったのか?か~。

エミリア王女との協力関係の事とかもあるから何とか話をずらしたいしちょっと茶化して誤魔化そう。

別に僕らに付いてるメイドが国王の手先の者ってことも伝えてるし、協力関係の事を話してもいいかな?とは思うけどエミリア王女は誰にも言わないでほしい筈だ。


「えーっと?それは嫉妬とかですかね?」


「え?ちょっと何言ってるか分からないんだけど。私はエミリア王女と何をしてたのか聞いてるのよ。」


ヤバイ!今まで見たことがないレベルでの笑顔なんだけどそれが怖すぎる。

棒読みで言ってるみたいに言われた心が折れそう。

取り敢えず嘘を言わないで重要なところを誤魔化そう。


「えーっと……。この国についての情報とか、あとは…………そう!魔物だよ!特異個体の魔物にあったんだよ。だから魔物の性質について話をしてたんだ!ダンジョンの魔物と外の魔物の違いとか!美樹ちゃんも気になるでしょ。」


これでどうだ!


「まあ、いいか~。その話は後で聞かせてもらうよ。そろそろ宿に戻るみたいだし帰ろうか。」


セーフ!美樹ちゃんは怒らせると怖いな。

ただなんで怒ったんだろう?やけにエミリア王女と話たことを気にしてたけど?

嫉妬じゃないってまじトーンでいってたし……?


そのあと帰る途中に勇義のやつが絡んできて「僕と一緒に居られて美樹さんはとても楽しそうだった。やはりキミでは彼女の相手は勤まらないさ。」とか言ってきたから、さっきの美樹ちゃんとのやり取りで疲れてたのもあって適当に「やっぱり勇義君は凄いね。僕には真似出来ないよ流石だな~。」とか言ってしまった。

ますます調子に乗って美樹ちゃんに話し掛けに言ってたな。美樹ちゃんがぶちギレしないといな~。

ちなみにリリアさんは帰り際に尾行に戻ってきた。

上司に報告でもしてたんだろうか?

アクセス数の部分別の数値を見る限り一ヶ月前くらいに、一旦更新止めてた前の時から見ててくれた人もまだ自分(作者一人称)の作品の更新を気にしててくれたみたいで感激です。

ありがとうございます。《*≧∀≦》

あとこうゆうとこでいっていいのかわからないですけどケータイアプリSA○ifおもしいですね。レベルカンストまでは取り敢えずいきました。はまりそうです。

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