1話 プロローグ1
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その日僕の人生は変わってしまった
中学校二年生になり、一週間のクラスの仲良しグループも決まってきたであろうころ、僕は風邪で学校に来れずこの日が初登校だった。
クラスの扉を開けようとすると中か声が聞こえてきた。
「こいつ絵なんか書いてるぜ!見ろよ気持ち悪い絵だな。」
「人に見られてバカにされたらかわいいそうだから、俺らが捨ててやるよ!」
「やめてっ!!」
クラスの中では、去年も同じクラスだった女の子が二人の男に囲まれていた。
女の子の名前は、
彼女は、クラスではあまりしゃべることが少ない子だった。
そのため去年のクラスでも少し浮いた存在だった。しかし、ひょんなことから彼女がライトノベルが好きでそのイラストレーターになりたがっていることを知ってからは、自分もライトノベルが好きで一緒に話ができる友達が欲しかったこともあり、自分から、声を掛けて一緒に話した。
初めは、何を聞いても一言で話しが終わり大変だったが、1ヶ月たつころには、彼女から、話しを聞くだけで昼休みが終わってしまうくらい彼女は、おしゃべりになった。
しかし、相変わらずクラスでは、話すことができないようで、三年生に進学してからも、新しいクラスの仲良しグループに入ることができず、なおかつライトノベルのイラストを書いているということが中学生からするとオタクみたいでで気持ち悪いと思われやすいこともあり、イジメの対象になってしまったようだった。
その時は、何としても美樹ちゃんを守るんだという思いが出てきてその二人の男に殴りかかっていった。
「美樹ちゃんから離れろーー!!」
二人の男は、
「痛ってー!」
「くそっっ!何しやがんだこいつ。」
小学生の時に習った空手に今日ほど感謝したことはなかった。おかげでなんとか2対1でのケンカにも食らいつくことができた。
「こらー。何してるケンカをやめてこっちにこい」
どうやら騒ぎを聞きつけて先生がきたらしい。
その日は、先生とそれぞれ話しをしてから、家に帰らされることになった。
母には、「何があったのっ!?」と心配されたが今日あったことを話すと
「偉いわー。よく女の子を守ったわね。」
父は、
「よくやった!さすが俺の息子だ」
と言って褒めてくれた
明日になったら、あの二人の男は、反省してまた新しいクラスで楽しいことを楽しい思い出をたくさん作れると僕はしんじていたんだ。
しかし現実は、違った。