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35話 初のダンジョン終了

次に出たのはコウモリの魔物だ。


<[高位鑑定]>



種族:ジャイアントバッド

年齢:0才

性別:♀

職業:ジャイアントバッド


level.3


HP:45/45

MP:15/15


筋力値:31

耐久値:16

魔力値:14

魔耐値:22

敏捷値:62


職業スキル

噛み付き・吸血



ジャイアントバッドは周囲を飛行すると助走をつけて美樹ちゃんに向かい飛びかかろうとしている。


「どうしようか?前衛しようか?」


「大丈夫。任せて。」


美樹ちゃんは魔法の詠唱を始める。

魔法の詠唱時間とはこの世界において魔法発動に掛かるマナを溜める時間を詠唱時間と言っている。

魔法は詠唱無しでも、マナが溜まれば発動する。

しかし、詠唱をすることによって具体的にイメージがなくとも決められた効果を発動出来るので、安定的に魔法を使う為に詠唱をする人が多い。

なので詠唱は人それぞれ違ったりする。


「火よ、来たれ[フレア]」


美樹ちゃん出した炎は飛び掛かってくるジャイアントバッドを直撃してジャイアントバッドは光の粒子になった。


「どうよ!凄いでしょ。」


「確かに凄いよ。僕が[フレア]を使うと詠唱時間が2倍なのに効果は1/3~1/4位だしね。」


「そうでしょ~。あっ、見てみて!私の初ドロップアイテムだよ。ジャイアントバッドのキバだって。お揃いだね。」


「まあ、確かにキバってのは同じだね。」


「さあ、どんどん行こうよ。」


そのあとは二時間位狩りを行った頃にエミリア王女がクラスメイト達の迎えに回ってきた。

僕達は二人で13匹の魔物を倒すことができた。

二人のレベル3にになったがスキルを新しく覚えたりとかはなかった。

そして[状態異常妄想]によるレベルアップ時ステータス上昇強化によってステータスはかなりあがった。



<[高位鑑定]>


名前:美月輝夜

種族:魔人族([高位遮蔽]人族に偽装中)

年齢:17才

性別:男

職業:妄想師


状態異常:魔力視(高位遮蔽中)


level.2


HP:200/200

MP:4595/5833


筋力値:83

耐久値:87

魔力値:150

魔耐値:67

敏捷値:150


魔法

火魔法:ファイヤボール・フレア


職業スキル

状態異常妄想


スキル

掌撃術レベル16・蹴撃術レベル13・柔術レベル10・索敵術レベル8・隠密術レベル4・掌打・飛び蹴り・旋風脚・二段蹴り・腕緘・受け流し・掬い投げ・HP自動回復強化レベル5・MP自動回復強化レベル5・ティム・高位鑑定(高位遮蔽中)・高位遮蔽(高位遮蔽中)・アイテムボックスレベル2・マナ操作・異世界言語翻訳


使役獣

ラズリ(スライム)


称号

異世界人・モンスターティマー



敏捷値と魔力値の延びが凄いこの感じだったらその内皆に追い付くんじゃないか?

他の人達も大体レベル3位になっているな。

勇義は[経験取得値倍加]の効果もあったのかレベル5になっている。


「さあ、今日はこれで終わりにしましょう。明日も一層で頑張りましょう。」



ちなみに特に描写はないけどレベルアップ時は高位鑑定の効果で《レベルアップしました。》

みたいなログが出てるのを主人公は出ないように設定してます。

基本的に他人から何かスキルを受けたりしたときや自分のスキルを失敗したとき等に表示するように今は設定しているよ。


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