13話 メイドさんとお喋り
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ありがとーございます。
「すいませんリリアさん。僕は、この世界に来たばかりでこの世界のことが全く分からないのでいろいろ教えてもらえませんか?」
「はい。構いませんが。どういったことを、お教えすればよいでしょうか?」
うーん。
そうだな、国際情勢や、一般常識を聞いても国王の手であるこの人が国にとって都合のいいことばかりしか話さない可能がある。
ここは、ステータスや職業について聞こう。
わざわざ異世界から、僕達を喚んで来たわけだし、弱くなるようなことは、言わないだろう。
「この世界の一般的な、ステータスについて聞いてもいいですか?」
「この世界の一般的な、ステータスですか?一般的な農民や町民でしたら、生涯上がるレベルは8~15程度、1レベルの時のHP・MPは平均は50~75、その他基礎ステータスは、平均15~25程度です。魔法は、30%くらいの確率で持っている人間がいます。スキルは、ほとんどの者が生まれ持っていないです。職業は、生産系が50%ぐらいで、商人系・職人系がそれぞれ10%、冒険者や、衛兵向きのの職業は25%、残り5%は、高位職業で国に仕えたりします。」
「へー、じゃあ僕達に与えられたステータスかなりなものなんですね。」
「そうですね。私は、今の勇者様の、テータスは知らないのですがかつていた勇者様は、全てのステータスがレベル1の時から100を越えていたそうです。この世界の長く続く貴族の家系でもレベル1でのHP・MPの平均は100~130、その他基礎ステータスは40~55程度です。」
「じゃあ、この世界の強い人の倍くらいのステータスをもってるってことですか?」
「倍程度ではきかないと思います。勇者様方には、特別なスキルであるギフトや、高位職業に恵まれてますから。」
やっぱりこの人の持っている格闘系のスキルが気になるな、空手を小学生の時習って楽しかったし、この世界でも役立つだろう。
この人は、相当強いみたいだし、是非とも教えてほしい。
今なら上手くそっちに、話を持っていけるかな?
「ちなみに、リリアさんはステータスは、どんな感じですか?」
「美月様、ステータスはそう簡単に人に教えるものではないですよ。私ですから良かったですが、他の人ならケンカになることもあります。」
「そうなんですか?すいません。配慮が足らなかったです。」
「分かっていただけたなら結構です。じゃあ私のステータスについてお話ししましょうか?」
「え?いいんですか?」
「私の場合は、別に知られて困るものではないですからね。」
完全に教えてくれないパターンかと思ったわ。
優しいひとなのだろうか?
それとも優しい人を演じているのだろうか。
「私のレベルは18職業は、格闘師です。」
「奇遇ですね。僕も昔、空手っていう格闘技をやったことがあるんですよ。」
「でも、僕のいた世界は実際に戦う機会がないですから、実践的な格闘技を見てみたです。動きを見せてもらえませんか?」
「私は、メイドですから格闘技とかは……。」
「そこを何とかお願いします。」
こんな高レベルな人今後簡単会えるか分からないし、何より格闘技をメインに使っているのだろう。
スキルにある[短剣術]や[隠密術]とかはレベルも低いし、情報隠密部隊とか言うやつに必要だから習得したって感じだろう。
師匠になってもらわなければ!!