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12話 迫る監視人!?

「じゃあ、今日はとりあえずこれで終了ということでこれから城の者に各自の部屋を案内させます。一人につき一人メイドを着けますので何か用があれば、そのメイドにお伝えください。」


「私は、勇者様方のメイド統括長です。では、皆様こちらへどうぞ。ご案内致します」


40代ほどのメイド服を着た女性に案内されて城の離れに来た。


「ここは、勇者様方のために建てた勇者様専用の建屋です。ここでは、普段はメイドしかこの建物には、入れないことになっています。お好きなようにおくつろぎください。」


離れにはいると中に入ると、クラスの全員より少し多いくらいの人数メイドがいた。

一人に一室用意してもらえるようなので部屋決めを行う。

男子が二階で女子が一階、あとは出席番号順に部屋を決めることになった。


一度部屋に行き荷物を置いてから皆で食堂に集合して、夕御飯を食べる。

正直に言って日本の食事に比べて、調味料が、少ないせいか、味気ない気もするがそこは、好みのようなものだ。


部屋に戻って来たら、一人メイドがいる。多分この人が一人に一人付くメイドさんだろう。


「お帰りなさいませ。美月様。」


「お、おう、ただいま?」


いきなり、お帰りなさいませ。は、びっくりするわ。


「私の名前リリアです。よろしくお願いします。私はこの部屋か、ここにいないときは基本的にこの部屋を出てすぐとなりの部屋にいます。もし隣りの部屋に居ない場合は、すいませんが仕事などは、他のメイドにお願いします。」


「わかりました。」



挿絵(By みてみん)


若いな10代後半くらいだろうか?日本には居ないであろう銀髪で身長は、155㎝くらいか?胸はBくらいかな。

綺麗でいて、可愛いいタイプだ。緊張するな。


あっ!一応国王の様子がおかしかったし、このメイドさんも警戒した方がいいのかな?

[高位鑑定]でもしておこう。



<[高位鑑定]>



名前:シェシリー([遮蔽]リリアに偽装中)

種族:人族

年齢:24才([遮蔽]22才に偽装中)

性別:女

職業:魔法拳闘師([遮蔽]格闘師に偽装中)

冒険者ランク:S([遮蔽]ランクEに偽装中)


level.58([遮蔽]level.18に偽装中)


HP:6470/6740([遮蔽]490/490に偽装中)

MP:3253/3253([遮蔽]350/350に偽装中)


筋力値:2860([遮蔽]175に偽装中)

耐久値:1360(遮蔽]145に偽装中)

魔力値:2260([遮蔽]108に偽装中)

魔耐値:1160([遮蔽]120に偽装中)

敏捷値:2680([遮蔽]190に偽装中)


魔法

火魔法

風魔法:ウィンド

土魔法

無魔法:ブースト

身体属性付与魔法:纏身てんしん・飛拳・エアロダッシュ・土装拳・土装脚


職業スキル

魔法格闘術レベル28([遮蔽]中)掌撃術レベル24([遮蔽]レベル7に偽装中)・蹴撃術レベル21([遮蔽]レベル6に偽装中)・掌打・飛び蹴り・旋風脚([遮蔽]中)・二段蹴り([遮蔽]中)・HP自動回復強化レベル5([遮蔽]レベル1に偽装中)MP自動回復強化レベル6([遮蔽]中)・心身統一


スキル

投擲術レベル9([遮蔽]中)・短剣術レベル13([遮蔽]レベル3に偽装中)・隠密術レベル8([遮蔽]中)・索敵術レベル7([遮蔽]中)・女給・裁縫・料理・ボックスレベル1・高位鑑定([遮蔽]中)・遮蔽([遮蔽]中)・超位魔素耐性([遮蔽]中)・マナ操作


称号

冒険者Sランカー・アメリアダンジョン踏破者・国王直属情報隠密部隊副長官



おもいっきり国王からの監視人じゃないか!しかも何かよく分からないけど、副長官がなぜ僕に……。

まあ、よく分からない世界出身の力を持った人間が40人近く城にいるだ。

どんな人でも警戒するのは、当たり前か?


彼女が[高位遮蔽]を持ってなくて良かった。

[高位遮蔽]を持っていたら、[高位鑑定]を使ったことがバレて、[高位遮蔽]を持っていることも、バレる所だった。

手当たり次第に[高位鑑定]を使うのも考えものかもしれないな。


しかし、この人相当強いんじゃないのか?冒険者:ランクSとか、ダンジョン踏破者とか一般的な人間ではないだろう

とりあえず[遮蔽]を使っているということは今すぐ直接的な攻撃を仕掛けてくるはないはずだ。

この世界のことを色々聞いてみよう。

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