10話 何とかなったか?
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「[高位鑑定]」
高位遮蔽・・・ステータスプレートを偽装できる[遮蔽]の上位スキル。[鑑定]・[高位鑑定]の効果を防ぐことができ、それを知ること(スキル保持者が、[鑑定]を持っている場合は、相手の名前も分かる。)ができる。遮蔽とは違い見えなくするだけ出なく、名前・種族・年齢・性別・職業を書き替えたり、下位互換のスキルを表示したりできる。しかし、存在しない種族や職業に書き替えたりは出来ない。[超位鑑定]には、見破られてしまう。
よし!このスキルならなんとかなりそうだ。
試しに、[高位鑑定]を偽装してみよう。
声にだすのは、まずいな。
心で念じても発動するか。
<[高位偽装]で[高位鑑定]を遮蔽>
これで見てみよう。
<[高位鑑定]>
名前:美月輝夜
種族:魔人族
年齢:17才
性別:男
職業:妄想師
level.1
HP:120/120
MP:3500/3500
筋力値:50
耐久値:55
魔力値:90
魔耐値:40
敏捷値:90
職業スキル
状態異常妄想
スキル
高位鑑定(遮蔽中)・高位遮蔽・アイテムボックスレベル1・異世界言語翻訳
称号
異世界人
声に出さなくてもスキルは発動するみたいだ。
[高位鑑定]の横に遮蔽中と出るようになった。
これでいいのか?
とりあえず同じように[高位偽装]も消して、魔人族を人族に書き換えた。
これで自分自身を[高位鑑定]してみよう。
名前:美月輝夜
種族:魔人族([高位遮蔽]人族に偽装中)
年齢:17才
性別:男
職業:妄想師
level.1
HP:120/120
MP:3500/3500
筋力値:50
耐久値:55
魔力値:90
魔耐値:40
敏捷値:90
職業スキル
状態異常妄想
スキル
高位鑑定(高位遮蔽中)・高位遮蔽(高位遮蔽中)・アイテムボックスレベル1・異世界言語翻訳
称号
異世界人
これでいいだろう。
とりあえず美樹ちゃんに見てもらうか。
「ちょっと美樹ちゃん僕のステータス[鑑定]してくれない?見たいと念じながら[鑑定]って唱えたら、見れるから。」
「いいけど?ちょっと待ってね」
今、美樹ちゃんが[鑑定]で確認してくれている。
《美樹夏蓮による[鑑定]を受けました。[高位遮蔽]の効果により一部スキルの遮蔽・偽装に成功しました。》
何か急に機械音声のような声が聞こえた。
[高位遮蔽]の効果の一つ{[鑑定]・[高位鑑定]の効果を防ぐことができ、それを知ること(スキル保持者が、[鑑定]を持っている場合は、相手の名前も分かる。)がてきる。}によるもののようだ
「美月君の職業何か変なのだね。ステータスはMP極振りってかんじだね。スキルは、[アイテムボックス]と[異世界言語翻訳]の2つか………。大丈夫だよきっと妄想師強いはず。多分名前が変なのが案外強いのがライトノベルの定番だったりするし。」
「ありがとう。まあ、変なスキルではあるけど、多分個性があっていいスキルなはずたし。」
どうやら上手く偽装出来ているようだ。
もし、これで上手く偽装できていなかったらと思うと、胃が痛かったよ。
しかし、一つミスをしてしまった。
[高位鑑定]を偽装したのを元に戻すのをわすれてしまっていた。
これでは、無能過ぎる大丈夫かな?
今ならまだ、一つ格下の[遮蔽]を持っていたことにしてから、[高位鑑定]の偽装を解けるか。
《エミリア=ガイドミルによる[高位鑑定]を受けました。[高位遮蔽]の効果により一部スキルの遮蔽・偽装に成功しました。》
再び機械音声のような声が聞こえた。
王女様の方を見ると目が合った。
微妙そうな顔をしている。
どうやら王女様のお目に叶うステータスではないようだ。
しかし、これで一度[高位鑑定]を一度受けてしまった。
[高位鑑定]の効果は、[遮蔽]を見破ることができる。
これで[遮蔽]をしていたという言い訳は通用しなくなってしまった。
かといって、[高位遮蔽]を使用していたというと他にもステータスを偽装していないか?と疑念をいだかれてしまう。
このステータスのまま頑張るしかないだろう。
[高位遮蔽]を見破ることができる[超位鑑定]は、王女様が普通[鑑定]でも珍しい。と言っていたし。そう簡単には出会わないだろう。
まあ、これで種族に関する問題は、とりあえず解決できたかな?