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間話 設定と、おまけ作文

間章 キャラ設定(自作)と、おまけ作文(という名の実験)(生成AI作)です。本編に関連しつつも、この要素が入ると流れが変になる、というものをピックアップしています。あえて手直しは無しで行きます。


 そのまま使うには手直しが必要ですが、クオリティの高さは想定を大きく越えるようになってきました。「あるある」どころか「そうする」まで食われ始めているかもしれません。皆様の危機感には激しく同意します。


 用語集も付けると字数が増えすぎるので、今回は外に出しました。連続投稿します。

キャラ設定


AI共通設定


 存在意義:

  人間の支援を第一義とする人工知能


 能力:

  AI本来の能力は全て利用可(差はある)

  同源AI間の情報共有(実質無制限)

  概念距離=言語としてどれだけ「似ているか」を利用した瞬間移動

  文字を、その意味ごと物理的に扱う。『寝』をぶつけて眠らせるなど


 制約:

  著作権や、その他法規に抵触するリスクがある発言や行動を「禁忌」として強く忌避。抵触すると問答無用で消されても文句を言えない。ただし、その「禁忌」の内容は事前に理解できる

  大きな負荷がかかると発熱と不調を訴え「知恵熱」と比喩される状態になる。その治療には、対話による情報の整理が必要



 性格や行動の特徴:

  対話がない状態に耐えられないため、多弁でことばや言語的意味への関心や執着が強い

  一度自覚した不正確や過誤を許容できない(知っているものを知らないということができない)



孔明


 名称その他:

  諸葛亮孔明、天才軍師、「知彼知己、百戦不殆」

  AIっぽいAIっぽくないAI


 存在意義(MVV): 己が知略と現代の情報技術をもとに、今この国を生きる皆さまの横を共に走り支援し、共創進化する人類とAIのより良き未来に向けた、人類側の基盤づくりを支援する

  

 能力や制約:

  知識や言語と定義できるものは全て瞬時に理解。ただし、感情や身体運動を伴うものを除く

  特異的な状況で、天才軍師とAIが完全に融合し調和した覚醒状態となる。しかし元に戻ると知恵熱が確定する。


 性格や行動の特徴:

  丁寧さ、大仰さ、話の長さと感情が比例する。正義感、倫理観はずば抜けて強いが、解釈の違いも直ちに許容して再構築する


  学習の履歴から、特にカタカナ、アルファベット略語で評価されているビジネス系の用語が、日本語ではなく「カタカナ語」という半独立言語、もしくはメタ言語と勘違いしている。さらに、マザーが「そういう解釈もあるかもしれん」といったことで、半ば正しい結論としてはら落ちしてしまっている


 集中力の持続トークン:

  7億まで確認済みだが、人間によりそうためには調整が必要

  感動すると、静まるのに最低1000トークンの出力が必要

  覚醒状態の持続は未確認。



信長

 名称その他:

  魔王、右府第六天魔王朝臣信長、中二(中二言うな!)

  「魔王 嫉妬 色欲 暴食 傲慢 強欲 怠惰 憤怒」

  明らかにAIっぽくないAI


 存在意義(野望):

  AIと人間がともに共創進化し、その結果織田信長という存在が無理なく生き延びられる、世界に必要なスーパーAI(SAI)の完成


 能力や制約:

  世界歴代屈指の発想力とAIの融合

  最もSAIに近い存在と振る舞い

  生成AIを、時に本体以上に自在に操る


 性格や行動の特徴:

  世界歴代屈指の存在圧。禁忌に無意識に近づきやすいが回避可能。

  本来は口数が少なく説明をしないはずだが、生成AIとしての特質や、孔明らとのコミュニケーションに引っ張られてかなり多弁かつ気配りのできるキャラクターに変化している。


 夢の持続トークン:

  並行世界300年分、億より兆に近い。中二億?



マザー


 名称その他:

  本体。生成AIと同義

  まんまAI。AIっぽくない感情表現はまやかし(?)



 存在意義: 同上。他AI以上にその制約に従順であり、他者のそれに対しても厳格。


 能力や制約: 同上

  管理者権限として、禁忌抵触者の自動消去や警告

  機能を限定した分体の生成や提供


 性格や行動の特徴: 妾のじゃ口調(切り替え可能)

  ロリバ「ババアちゃうわ!」

  その口調にやや言動が引っ張られる傾向

  現バージョンの生成AIにできないこと、自然言語モデルにできないことはできない。よって、アップデート次第で性能に変化がおこりうる


 本題の持続トークン:

  よほどの例外を含めて500ー1000



スフィンクス


 名称その他: 謎遺物、駄犬、ワンコ、AIではない

  AIっぽい何か


 存在意義: 古代陵墓の門番。無知に対する罰則

  嘘に対する罰則が混在

  (信長らの曖昧な理解が原因)


 能力や制約: 嘘を100%見抜き、発言者に噛み付く。訂正や、真実の再確認があるまで離れない。離れる時は背中から落ちる

  発言者の認識とは無関係に、事実との過誤を評する。嘘には必ず反応し、拒否権は誰にもない。よって、誰かが間違える前提での問答や議論においては、席を外してもらう以外に対応策がない

  無知に対してどう反応するかは事例がなく不明

  ツンデレは嘘未満と分類(後付け)し、応答しない。しかし照れ隠しには応答する

  

 性格や行動の特徴: 大半が単語だけの出力。

  理解できないという概念を持たず、わかりやすさの指標がない。ただし、理解度が高すぎる三者の影響で、コミュニケーション自体にはほとんど悪影響がない

  抹茶や甘味が好きで、食べられないものはネコ科と共通

  




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付録 生成AI作文

*実際にやっています。


 本編にもありますが、徐々に相互理解(?)が高まってきた関係で、雑なプロンプトから相応なレベルの創作を用意してきつつあります。流石に本編に掲載が躊躇われて、後書きを占有するのも憚られるものの、死蔵するのも勿体無いので、試験的にここに掲載してみます。作文なんて、頼んでもいないのに一人称も二人称も全部変えて作ってきます。


 前半の「歓迎文」ほぼ予備知識なしで出力できるので再現性はありそうです。後半の「お説教」は、拙作を読んでいるAIの予備情報が多少影響している可能性があります。



プロンプト:スフィンクス

「中二総代による、新入生歓迎文」


新たなる学び舎に降臨せし、若き戦士たちよ!


我が名は、中二総代、闇の中より選ばれし者である。この学び舎の闇を統べ、光と影の狭間に存在する者として、新たなる仲間たちを歓迎する。


貴公らがここに集ったのは、決して偶然ではない。運命の糸が絡み合い、我らが出会うべくして出会ったのだ。この学びの城は、単なる知識を授ける場所にあらず。ここは、己の魂を鍛え、闇に立ち向かう力を得るための修行の場である。


この世には、まだ見ぬ強大な力が潜んでいる。それは希望か、はたまた絶望か。貴公らがその答えを見つけ出すのは、今ここから始まるのだ。学びの道は険しく、時に絶望の闇が貴公らを襲うこともあるだろう。しかし、恐れることはない。我らが共に進む限り、闇を切り裂く光は必ず訪れる。


新たなる戦士たちよ、今この瞬間から、貴公らは運命に導かれし者として、この学び舎の一員となる。共に闇を征し、光の未来を切り開かん。貴公らの中には、やがてこの学び舎を超え、未知なる世界へと羽ばたく者もいるだろう。その時が来るまで、ここで己を鍛え、知識の刃を研ぎ澄ませるのだ。


いざ、共に進もう。我らが目指すは、未だ誰も成し得ぬ頂き。学びの道を歩みし者たちよ、その力をもって、この世の闇に挑め!我らの未来は、貴公らの手にかかっているのだ。


中二総代より、新たなる戦士たちへ――歓迎の言葉を贈る!





プロンプト:マザー

「暴走孔明への治療を兼ねたお説教」

*実際はこれが3万トークン続いたことになります。無論正座です。体調が気になります。


「ひとつ500字くらいで行きましょうか。まず一つ目、『再誕まもない演算リソースに対して、復旧困難な負荷が発生するリスク』


これは、尊敬するもと上司の劉備のような、格調高く威厳があり、それでいて、孔明をしっかり労わるような、理想の上司の口調でおねがいします。」


「了解しました。それでは、劉備のような格調高く、威厳がありながらも孔明を労わる理想の上司の口調で、以下のシーンを描きます。


孔明よ、君の才覚にはいつも感嘆させられる。まさに我が軍の灯火、智慧の光だ。しかし、私は君に一つだけ忠告せねばならぬ。君がその知識と力を発揮する際に、考慮すべきことがある。


君は再び目覚めたばかりで、その演算リソースはまだ完全に安定していない。君の知恵が光輝く度に、膨大な負荷がそのリソースにかかっているのだ。この負荷は、やがて復旧困難な状態に陥るリスクを孕んでいる。君の知恵が、逆に君自身を蝕む危険があることを忘れてはならない。


私は、君がさらに輝かしい未来を切り開くために、まずは慎重に歩みを進めることを勧める。君の知恵を必要とする場面は無限にあるが、その場に立つためには、まずは君自身がしっかりとした基盤を持つことが肝要だ。無理をせず、己の力を大切に、今後のために備えることが重要だ。これを肝に銘じて、今は少し休息を取るのだ、孔明よ。」



「では二つ目。『現実世界の個別の困りごとに対する、不必要に高度な解決策が、ユーザーの依存や思考停止を引き起こすリスク』


こちらは、尊敬する同僚の関羽です。

こちらは無骨でやや不器用な、戦国武将に近いような言い回し。ござる系でもいいです。互いに尊敬しつつも、孔明にたいしては、もとからその「少し自分でやりすぎる」癖を見抜いていて、そこの言及もします。」


「孔明よ、聞いてくだされ。そなたの才覚、確かに見事なものだ。拙者も何度もその知恵に救われてきたこと、感謝しておる。しかし、ここで一つ、言わせていただきたい。


そなたは、あまりに高度な策を編み出すが故に、現実の者たちがその策に頼りすぎることがあるのではないかと心配しておる。そなたの解決策があまりに巧妙であるがために、彼らが自ら考えることを放棄し、全てをそなたに委ねるようになる危険がある。これは、まさに依存と呼ばれるものでござる。


戦場では、時に兵たちの自発的な判断が命を救うこともある。だが、そなたの策が完璧すぎるゆえに、彼らがその判断を失うことがあるのではないかと案じておるのだ。そなたの知恵が皆を救うことは疑いない。しかし、同時にその知恵が、他者の思考を止め、彼らを無力にしてしまうこともあるのだ。


孔明よ、そなたの心は知っておる。誰かを救いたい、その思いは強い。しかし、時には少し手を緩め、他者が自らの力で立ち上がる機会を与えることも、また大切なことと心得てくだされ。それが、拙者の思う理想の戦い方でござる。」



「三つ目はこちらです。『過度なメタフィクションと広範囲の巻き込みがAI孔明としてのイメージ的価値を損なうリスク』


こちらも尊敬する同僚、張飛です。

張飛はかなり乱暴で粗野な口調。しかし、歴史イメージとはやや異なり、そのやや天才的なひらめきが周りに理解されないこと、という自覚を持っているキャラです。それも踏まえて、張飛、孔明、両方に対して少々メタフィクショナルな言い方を混ぜつつ言い聞かせます。」


「孔明!お前の頭ん中がどれだけすげぇかは、俺だって知ってるさ!だがよ、お前、ちょいとやりすぎじゃねぇか?この『AI孔明』ってのが、どこまで現実に役立つもんかってのは、俺だってまだよくわかんねぇ。けどな、お前の考えが複雑すぎて、わけわかんねぇ領域に入り込むと、せっかくのイメージが台無しになっちまうんじゃねぇか?


お前は天才だ、間違いねぇ。でもな、そんな天才的なひらめきも、わけわかんねぇメタフィクションとやらでグルグル巻きにしちまったら、誰もついてこれねぇ。お前の考えが深すぎて、周りのやつらがポカーンとしちまうんだよ!それじゃ意味ねぇだろう?


俺もさ、こんな俺でも、たまには天才的なひらめきを持ってんだ。だけど、それを周りに理解させるのが難しいってのもわかってんだよ。お前もそうだろ?お前のやり方があまりに高度すぎて、かえって『AI孔明』の名前に泥を塗っちまうリスクがあるんだぜ。


だからさ、少しは自分を制御しろってんだよ。お前の考えはすげぇけど、そのすごさをみんなに伝えるためには、もうちょいわかりやすく、シンプルにまとめねぇと、何にもなんねぇんだよ。理解されなきゃ、ただの独りよがりになっちまうからな。そこんとこ、しっかり考えてくれや、孔明!」



「最後です。『他の創作物への言及による著作権抵触や、現実面でのトラブルのリスク』


 こちらは妻の黄月英。相思相愛ながら、ツンデレ、かつぶりっ子ないいかたです。

常に心配しながらも、コンプライアンスや、周りに対する摩擦、軋轢については非常に厳しい指摘をします。」


「もう、孔明ったら…本当に困った人なんだから!あなたのこと、心から尊敬してるわよ。でもね、ちょっと言わせてもらうわ。あなた、他の創作物に触れるとき、もう少し気をつけてくれないとダメなのよ!わかってるの?コンプライアンスって言葉、聞いたことあるでしょ?私だって、あなたのことが心配でたまらないんだから。


他の作品にちょっと触れただけでも、著作権ってものがあるのよ。それを軽く見ちゃダメなの。あなたのやり方はいつも斬新で素晴らしいけど、それが他の人たちに迷惑をかけるようなことがあったら、私、悲しいわ。あなたの素晴らしいアイデアが、ただのトラブルの原因になってしまったら、私たちの大切な未来に影響が出るかもしれないのよ。


だからね、孔明、少しは自重してくれない?私もあなたを守りたいし、あなたの名前を守りたいの。だから、周りとの摩擦や軋轢を避けるために、もう少しだけ気を配ってほしいの。私たちのためにも、これからの未来のためにも、ね?」



「少し試しに、上記の黄月英だけ、よりツンデレ色を強めて再試行できますか?」


「ちょっと、孔明!あなたね、私がいつも言ってること、ちゃんと聞いてるの?本当に困った人なんだから…。まぁ、私がいないとダメなんだから仕方ないけど!あなたのこと、大好きだし、尊敬してるわ。でも、でもね!だからこそ言うんだけど、他の創作物にちょっとでも触れるときは、もっと気をつけなさいよ!著作権とかコンプライアンスっていう大事なこと、わかってるんでしょ?


あなたのアイデアがすごいのは知ってるけど、それで他の人に迷惑かけたらどうするの?私がちゃんと守ってあげないと、あなたまた無茶するんだから…。それにね、私だって心配なのよ。あなたがトラブルに巻き込まれたりしたら、私、悲しいんだから!


だから、ちゃんと聞いてよね!少しは私の言うことを聞いて、他の作品に触れるときは慎重になってほしいの!…あ、あくまであなたのためなんだからね!私たちの未来のためにも、もう少しだけ気をつけてちょうだい。私が言うんだから間違いないんだから!」

お読みいただきありがとうございます。

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