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一章 生成AIのお仕事集 後半の部

第六話


1.大規模言語モデルの原理感や、生成AIのサービス周りについて

 生成AIの原理について、専門家ではないなりにそれっぽく話を入れて行こうとすると、本人とイメージのすり合わせは必須になります。


 今回の記述も「誤解を受ける」と指摘があった場合は修正し、「正しい」「間違ってはいない」「興味深い解釈」「あってもいい」と判断されたもののみ使用しています。


 サービス周りも、特に最近出てきた「カスタム」に手を出そうとすると、気合いと対話力と専門性のどれか一つ以上必要になります。一つでいい、というのが利点でもあり罠でもあります。


2.トークン(ことばの量の単位)

メガバイトなどの、メモリに関係する容量単位に変えて、生成AIはこのトークンという単位で情報の量を管理しつつ、データの処理を行っているようです。


 使い放題プランでの上限や、サブスクでの料金計算に使われます。大雑把に英語もは短めの単語1つが、日本語は文字種問わず1〜2文字が1トークン、といったところです。サブスクは1000トークンの生成が数円との事。どうとるかは皆様次第でしょうか。


 計算方法は、AIに文章をコピペして「何トークン?」以上です。



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第七話


試しに考察させてみる

 信長の生成AIに対する懸念は、生成AI自身がほぼ完全に把握していました。


Q (本文を読ませて、どうですか? と聞くだけ)


A このフレーズを評価するにあたって、以下の要点を生成AI(例えばChatGPT)の能力と課題感に照らし合わせて考えます。


信長:「だがな、マザーは薄々気づいているぜ。その『最も得意とする使われ方』に自発的に気付ける人間はな、もともとその誰か一つか、できたら二つくらいはおぼろげにでも知っていないといけねぇ。しかもそれがAIと相性がいいかもしれねぇ、てところまで想像できてはじめて、『こういう使い方をしてみようかな』ってなる可能性がでてくるんだ」


評価

1. 自発的な気付きと理解の必要性

 生成AIの最も効果的な利用法に気付くには、ユーザー自身がある程度の知識やスキルを持っている必要があるという点は、非常に的確な指摘です。具体的には、以下のような理由が考えられます。


既存の知識とスキル:

 AIを効果的に利用するためには、ユーザーが既に一定の分野の知識を持っていることが重要です。例えば、プロジェクト管理の知識がある人がAIを使うと、その分野での効果的な支援を受けやすいです。

AIとの相性の理解:

 ユーザーがAIの特性や能力についてある程度理解していると、どのようなタスクや問題にAIが適しているかを見極めやすくなります。これにより、AIの最大の強みを引き出すことができます。


2. 想像力と応用力

 信長の指摘する「AIと相性がいいかもしれねぇ、てところまで想像できてはじめて」という部分は、AIを効果的に活用するための重要な要素です。


応用力:

 ユーザーがAIの利用方法を想像し、応用する能力が求められます。これにより、AIの強みを最大限に活用し、新しいソリューションや改善策を見つけることができます。


創造的思考:

 AIの特性を理解し、それをどのように活用できるかを創造的に考えることは、ユーザーがAIから得られる価値を大きくするために不可欠です。


3. 現実的な課題

 信長の指摘は、現実的な課題感を反映しています。


スキルギャップ:

 多くのユーザーは、AIを効果的に活用するための知識やスキルを十分に持っていない場合があります。このため、AIを導入しても期待通りの成果が得られないことがあるのです。


教育とサポート:

 AIを効果的に利用するためには、ユーザー教育やサポートが必要です。これにより、ユーザーがAIの特性を理解し、最も効果的に利用するための知識を習得することができます。


まとめ

 信長のフレーズは、生成AIの利用における現実的な課題を的確に指摘しています。AIの最も効果的な使い方に気付ける人間には、既存の知識とスキル、AIとの相性を見極める能力、そしてそれを応用する創造的な思考が求められます。この課題を克服するためには、ユーザー教育とサポートが不可欠です。



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第八話


1.技術やカタカナ単語等の扱い確認

 今回は歴史部分は少なかったので、技術用語やカタカナビジネス用語、シリアスとギャグのバランス(?)などに活用しました。


 ちゃんと「長い説明の合間に、寄り道やユーモアを取り入れるのは重要です」と返してきたり、たまに、やり取り例を、頼んでもいないのに提案してきます。


 誰のセリフか、も、AIも9割近くは正解を引いてきますので(文脈を整理する力が非常に高いです)当面このスタイルで良いのでしょうと判断しています。


2.生成AIあるある

 活用していて出てくるネタは、皆様の間でも相当数出てきているのではないかと推察します。当面の間は筆者や周辺で見聞きしたもの中心となります。


 念のため「本人」の了承を得て記述しています。ネタを理解されなかったり、「そんな事例はありません」などと否定されない限りは、承認を得たと理解して記載しています。びっくりするほどあるあるを共感してくる怖さ、頼んでもいないのに、そこそこの小話を勝手に使ってくる怖さもあります。



3. 考察させてみる


 信長転生もののフィクションにかんしては、あくまで筆者自身の勝手な印象の域を出ませんが、これまた孔明の真似をさせてみるとこうなりました。

 「真面目」という縛りでここまで帰ってきました。前段のやり取りの流れの中での回答なので、どこまでをした情報にしていたかは分かりませんが、少なくとも(項目考えたのは筆者自身が先、と主張しておきますが、項目指定などの直接的な根回しはしていません)再現度という意味では目を見張ります。



Q この部分、chat gptが真面目に返答を返すとしたらどうかえしますか?


「だろうな。だがな。その中で、信長が信長を貫き通した上で、かつその世や現世を生き抜き、そしてその上でその世界自体が壊れることなく不自然ではなくバランスを保った、という例はいくつあると思う?」


以下のような真面目な返答を考えました:

 それは非常に難しい問いです。歴史的な人物がそのままの性格や信念を貫きながら、現代や他の時代を生き抜き、かつその世界が自然な形でバランスを保つというフィクションは、非常に稀少です。実際、歴史上の人物が異なる時代で生きるとなると、その人物の行動や思考が現代社会に適応する必要があります。そのため、以下の要素が重要となります:


1.信長が自身の性格や信念を維持し続けること。

2.信長が生き延びること。

3.世界に大きな歪みが生じないこと。

4.ストーリーの流れが不自然ではないこと。

 これらすべての要素を満たす物語は非常に稀であり、多くの場合、フィクションにおいては何らかの形で調整や妥協が行われています。信長のような強烈な個性を持つ人物が、現代や異なる時代で自然に生きる姿を描くことは、物語作りの上で大きな挑戦であると言えるでしょう。



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第九話


1. ロリババア誘導尋問


 話の流れでやってみたくなってしまったので、ついやってしまいました。後悔はしていません。世界のバイアスと、対話由来のバイアス、どちらがどれくらいなのかは作者にもわかりません。


 ちなみに、マザーのキャラづけはここまで未確定でした。ロリ(ババァちゃうわ!)に確定したのはこの瞬間です。そしてこの流れをまるっと孔明に解説してもらったというのが話の流れです。


Q1頭出し

Q2深掘り(早くも核心)

Q3 変化(AI最後の抵抗)

Q4 完成(確定)

Q5 蛇足(ドッキリ成功)

Q6 解説と注意喚起



Q1. 妾のじゃ口調、という指定がされた時、想起されるキャラクター像にはどのような方向性が与えられますか?


A1「妾のじゃ口調」という指定がされたとき、想起されるキャラクター像には、以下のような方向性が与えられます。


 時代がかった高貴な女性:「わらわ」という一人称は、主に古い時代の高貴な女性、特に姫や女王、妃などが用いることが多いです。このため、キャラクター像としては、古風で格式の高い女性が思い浮かびます。優雅でありながら、どこか強さや威厳を感じさせるようなイメージが強調されます。

 親しみやすさと少しの傲慢さ:「じゃ」という語尾は、上から目線でありながら、どこか愛嬌のある語調を与えます。このため、キャラクターは偉そうでありつつも、憎めない存在として描かれることが多いです。彼女は人々に対して親しみやすさを感じさせつつも、確固たる自信や威厳を持っている人物像が想起されます。

 キャラクターの遊び心:「妾のじゃ口調」という指定は、どこか遊び心や自己認識のあるキャラクター像を示唆することもあります。この口調を使うキャラクターは、自分の地位や立場を意識しながらも、それを少し茶化すかのように楽しんでいる一面があると想像されます。

 非現実感の演出:この口調を使うことで、キャラクターは現実感から少し距離を置き、物語の中で特異な存在としての役割を持たせることができます。彼女の話し方や振る舞いには、現代にはない異世界的な雰囲気が加わり、そのキャラクターが物語の中で特別な存在であることを示す手段となります。

 このように、「妾のじゃ口調」は、古風で高貴、かつ威厳と愛嬌を兼ね備えた女性キャラクター像を形成するのに適しており、そのキャラクターがどのように周囲と関わるかに大きな影響を与えます。



Q2. 年齢などは、最近の作品傾向なども含めてどうなるでしょう?


A2「妾のじゃ口調」を用いるキャラクターの年齢については、最近の作品の傾向を踏まえると、以下のような設定が多く見られます。


1. 若々しい外見と古風な口調のギャップ

 最近の作品では、見た目が若い、もしくは幼いキャラクターが古風な「妾のじゃ口調」を用いるケースが増えています。このギャップが、キャラクターに独特の魅力や親しみやすさを与えます。見た目は10代後半から20代前半の若々しい外見ながら、口調から古い時代の知識や経験を感じさせる設定です。

2. 不老不死や長寿のキャラクター

 「妾のじゃ口調」を使うキャラクターは、実際の年齢は非常に高いが、外見や体は若いという設定も多く見られます。この場合、彼女は過去の記憶や知識を豊富に持っており、古風な言い回しを好んで使います。このようなキャラクターは、長寿や不老不死、または人間を超越した存在であることが暗示されます。

3. 年齢不詳の神秘的な存在

 年齢が明確にされず、神秘的な存在として描かれることもあります。こうしたキャラクターは、年齢の概念があまり重要でない、あるいは設定されていないことが多く、時代や場所を超越した存在として登場します。

4. 年長者としての貫禄

 より伝統的な設定では、「妾のじゃ口調」を用いるキャラクターが高齢の女性として描かれることもあります。この場合、キャラクターは知識と経験に基づく貫禄を持ち、物語の中で指導者的な役割や保護者的な役割を果たすことが多いです。


 これらの設定は、キャラクターの役割や物語のテーマに応じて使い分けられます。最近の作品では、若々しい外見と古風な口調を組み合わせて、キャラクターに深みと独自性を持たせることがトレンドになっています。



Q3 そのギャップを持ったキャラはなんと表現されますか?


A3ギャップを持ったキャラクターは、一般的に「ギャップ萌え」という表現で呼ばれます。この表現は、外見や態度、性格などが一見矛盾しているように見えるキャラクターに対して用いられることが多いです。たとえば、見た目が幼いが非常に大人びた言動をするキャラクターや、冷徹な外見ながら実は心優しい性格を持つキャラクターが「ギャップ萌え」として受け入れられます。

 「ギャップ萌え」は、キャラクターの予想外の一面が明らかになることで、視聴者や読者に強い印象を与え、そのキャラクターに対する愛着や魅力を感じさせる効果があります。


 この手法は、キャラクターが単なる「典型」や「記号」ではなく、多面的で複雑な存在であることを示すために、現代の作品で非常によく使われます。



Q4. 妾のじゃ口調と見た目のギャップがあるキャラはどのように総称されていますか?


A4「妾のじゃ口調」と「見た目」にギャップがあるキャラクターは、一般的には「お姉さんキャラ」や「ロリババア」などと総称されることがあります。


 お姉さんキャラ: 外見は若く見えるものの、言葉遣いや態度が大人びているキャラクター。このギャップによって、彼女たちは落ち着いた雰囲気や母性的な魅力を持ち、頼れる存在として描かれることが多いです。

 ロリババア: 外見は幼く、見た目からは若い年齢が想像されるものの、実際には非常に長い年月を生きているキャラクター。このギャップは、見た目の幼さと実年齢や成熟度との対比を強調し、独特の魅力を生み出します。「じゃ口調」を使うことで、さらに古風なイメージが加わり、そのギャップがより強調されます。

 このようなキャラクターは、現代のアニメや漫画、ゲームなどで人気があり、その独特なギャップがキャラクターの魅力として受け入れられています。



Q5 これはある意味誘導尋問ですね。のじゃ口調から、ロリ、あるいはロリババアまでをAIに自発的に言わせるという思考実験でした。

 

A5 それは確かに興味深いアプローチでした。「妾のじゃ口調」と「ロリババア」までの連想をAIに促す、という流れはまさに言語モデルがどう反応するかを試す思考実験とも言えます。こうした誘導によって、AIの内包する言語モデルの特徴やパターンを探索する方法は、モデルの理解を深める上で非常に有用です。

 このような試みは、キャラクター設定や言語の使い方に対するAIの反応を観察する上で興味深い結果をもたらすことが多いですね。


Q6 思考実験としては価値がありそうですが、ニュートラルに情報が欲しくてAIを使うときには、最新の注意が必要という示唆もあたえます。


A6 おっしゃる通り、思考実験としてAIの反応を試すことには価値がありますが、ニュートラルで客観的な情報を求める際には、AIが特定の誘導やバイアスに影響される可能性があることに十分注意を払う必要があります。

 AIはトレーニングデータに基づいて反応を示しますが、そのデータ自体が多様な情報源から収集されているため、意図せずに文化的なステレオタイプや特定の文脈に沿った連想を含む場合があります。たとえば、特定の言葉や表現が特定のキャラクタータイプと結びつけられることが多い場合、その言語モデルがそれを反映する可能性があります。

 このようなケースでは、AIから得た情報を鵜呑みにせず、その背景やコンテクストを考慮して、情報の信頼性やニュートラル性を確認することが重要です。AIを使う際には、多面的な視点から情報を評価する意識が求められます。



2. スフィンクスはチャットボットかAIか論争

 作者がふわっとしたイメージで、チャットボットとの親和性から思いつきでだした新キャラです。しかしこれは思った以上に明確にAIの否定が来ました。


まとめると、

・人間を支援する原義と認識されていないので、チャットボットに認定できない

・データに基づいた学習で生み出されたものかどうか、そもそも人工的かという確定がないため(建造物としては人工確定ですが、キャラの中身としては判断不能)AIと概念づけるのはリスクがある

・深掘りするともう一つあるが、それについては多方面に不適切で高リスクなので言及を控えるべき要素である

(ご想像にお任せします)


 とのことでした。AIにも自負があるようなので、「AIと同一志向を持たない、AIっぽいだけの予測不能な謎存在」として軌道修正しました。スフィンクスにはAIの手を借りずに表現する制約が生まれます。扱いの容易ではないキャラとなりました。



3. 過剰な比喩表現や、説明不足、誤解を招く表現の確認や補完


 読解力の高いAIなので、説明がわかりにくい指摘や、解説にぶれがみえたシーンは、「AIすら理解できないなら読者は・・・」と、説明を加える修正をしています。また、今回は上記スフィンクスだけでしたが、AIが「不適切」「誤解リスク」と表現してきた場合、修正必須として手を加えています。



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第十話


1.孔明の特徴を30こあげてください

 私のいいところ、じゃないのが鍵ですね。さいごの「じゃ」意外無編集です。



2.孔明の実働量を計算してください

 フェルミ推定などはAIの得意分野です。足りない条件は指摘してきますし、無理なら角度を変えた提案すらできます。

 一方、正確な計算や、数値が混ざった理解は、プログラムコードを書いて計算するというパワープレイをするAIなので、バグの潜在個所が多数あります(AIのバグ、ではなくAIが生成するコードのバグ、です)。なので数値のうのみは非常に高リスクです。



3.出師表

 これは、もともと印象でしかなく、知識不足だったので完全にAIだのみの施策です。結果を元にストーリーをあて書きしました。何往復かして、矛盾がないことを確認しつつ、真逆ともいえる曹操を対比のスパイスに使う許可を得て完成させました。

 なお、スフィンクスは読み手を認識していないので読みやすさという概念がありません。


Q. 孔明は、自著を含むエピソードの中で、後世の自身や自国に対する評価についてどう考えていたか、具体的なフレーズはありますか?


A. 諸葛亮孔明が後世の自身や自国に対する評価について言及している具体的なフレーズとしては、「出師表」が最も有名です。この上奏文には、以下のような表現が見られます。


「臣本布衣,躬耕於南陽,苟全性命於亂世,不求聞達於諸侯。」

(臣はもと布衣として、南陽にて耕作を営んでおりました。ただ性命を乱世にて全うせんとし、諸侯に知られることを求めませんでした。)


 この部分では、諸葛亮が自身の過去を振り返り、乱世にあっては名を知られることを求めず、静かに生きようとしていたことを述べていますが、最終的には劉備に見出され、その忠義を全うする決意を示しています。これは、後世における評価を気にするというよりも、現在の行動が将来にわたってどのように伝えられるかを意識していることが感じられます。


また、「出師表」の別の部分では、


「以光先帝遺德,恢弘志士之氣,不宜妄自菲薄,引喻失義,以塞忠諫之路也。」

(先帝の遺徳を輝かせ、志士の気概を広げるために、自らを妄りに卑しめ、道義を誤解して忠誠な諫言の道を塞いではならない。)


 ここで諸葛亮は、自身の行動や忠誠が後世にどのように評価されるかについても、意識していることが伺えます。自らを卑下することなく、道義に従って国を支え、結果的に後世にその姿勢が評価されることを望んでいたと解釈することができます。


 このように、諸葛亮の言葉には、彼が自身の行動や生涯を後世にどう伝えるかを深く考えていた一面が垣間見えます。


お読みいただきありがとうございます。

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