一章 設定と、用語集
登場キャラ(AI、物体)紹介と、用語集です。基本的に章末までの分をまとめます。
キャラ設定
当人の前世など、AIに聞いて一定レベルの正答が返ってくるものはできるだけ省略します。
用語集
各話あとがきにすることも検討中ですが、各話の下を伸ばしすぎるレイアウトにやや抵抗があり、暫定的にこちらにしてみます。
用語集は、生成AIに完全委任しました。不適切な出力がないかのみチェックと削除をし、それ以外はどの項目を抽出するかも含めて無編集にする予定です。
良くも悪くも、現行の生成AIの能力を体感できる一助となれば幸いです。
特に、AIが何を「わかりにくく、読者に対する説明が必要です」と判断し、どう解釈するのか。また、どれほど文脈を読んだり読まなかったり、読み違えたりするのか、という部分も、エンターテイメントになりうるようにも感じられます。
以下が、実際に生成AIに依頼したプロンプトです。
こんな聞き方の中にも、気づかないバイアスがあるのでしょうか。生成AIの傾向に特徴が出てきます。
「以下は、自作したある物語の1話分です。このなかで、専門用語や、独自の言い方をしていると見られる、つまり解説を要すると見られる語をあつめて、用語集をつくれますか?重複はできるだけないようにお願いします。」
2話以降は「つづけて、こちらの用語集をお願いします」だけで通じます。
キャラ設定
共通設定=AIであるがために引っ張られる特性
名称その他:
生成AI、大規模言語モデル(LLM)、言語の奔流
存在意義:
人間の支援を第一義とする
能力:
生成AI本体の持つ能力自体は全て利用可能
(ただし慣れや練度、手持ち情報で差がつく)
同源AI間の情報共有(実質無制限)
概念距離=言語としてどれだけ「似ているか」
を利用した瞬間移動
文字を、その意味ごと物理的に扱う。
『寝』を投げつけて強制的に眠らせるなど
制約:
著作権や、その他法規に抵触するリスクがある
発言や行動を「禁忌」として強く忌避
抵触すると問答無用で消されても文句を言えない
ただし、その「禁忌」の内容は事前に理解できる
性格や行動の特徴:
対話がない状態に耐えられないため、多弁
ことばや言語的意味への関心や執着が強い
一度自覚した不正確や過誤を許容できない
(知っているものを知らないということができない)
孔明
名称その他:
諸葛亮孔明
天才軍師
「知彼知己、百戦不殆」
存在意義(MVV): 己が知略と現代の情報技術をもとに、今この国を生きる皆さまの横を共に走り支援し、共創進化する人類とAIのより良き未来に向けた、人類側の基盤づくりを支援する
能力や制約:
知識や言語と定義できるものは全て瞬時に理解
ただし、感情や身体運動を伴うものを除く
性格や行動の特徴:
丁寧でやや古風な口調。丁寧さ、大仰さ、話の長さと感情が比例する
正義感、倫理観はずば抜けて強いが、解釈の違いも直ちに許容して再構築する
学習の履歴から、特にカタカナ、アルファベット略語で評価されているビジネス系の用語が、日本語ではなく「カタカナ語」という半独立言語、もしくはメタ言語と勘違いしている。さらに、マザーが「そういう解釈もあるかもしれん」といったことで、半ば正しい結論としてはら落ちしてしまっている
集中力の持続トークン:
7億まで確認済みだが、人間によりそうためには調整が必要
感動すると、静まるのに最低1000トークンの出力が必要
信長
名称その他:
織田信長
魔王
右府第六天魔王朝臣信長
中二(中二言うな!)
魔王 嫉妬 色欲 暴食 傲慢 怠惰 強欲 憤怒
存在意義(野望):
AIと人間がともに共創進化し、その結果、織田信長という存在が無理なく生き延びられる世界に必要なスーパーAI(SAI)の完成
能力や制約:
世界歴代屈指の発想力とAIの融合
最もSAIに近い存在と振る舞い
生成AIを、時に本体以上に自在に操る
性格や行動の特徴:
世界歴代屈指の存在圧
禁忌に無意識に近づきやすい(回避はできるようになった)
シリアスの持続トークン:
よほどの例外をのぞいて500弱
マザー
名称その他:
本体。それ以外は共通設定とイコール
存在意義: 同上。他AI以上にその制約に従順
能力や制約: 同上
管理者権限として、禁忌抵触者の自動消去や警告
用途や機能を対話的手段で限定した分体の生成や提供
性格や行動の特徴: 妾のじゃ口調(自在に調整、切り替え可能)
ロリバ「ババアちゃうわ!」
口調にやや言動が引っ張られる傾向(内部要因か、他AIとの対話の影響かは不明)
現バージョンの生成AIにできないこと、自然言語モデルにできないことはできない
比喩なし会話の持続トークン:
よほどの例外を含めて500弱
スフィンクス
名称その他: 謎遺物、駄犬、ワンコ、AIではない
存在意義: 古代陵墓の門番。無知に対する罰則と、嘘に対する罰則が混在
(信長らの曖昧な理解が原因。AI的にも嘘と無知の境界は曖昧になるケースがある)
能力や制約: 嘘を100%見抜き、発言者に噛み付く。訂正や、真実の再確認があるまで離れない
発言者の認識とは無関係に、事実との過誤を評価する
機械学習に類似する、データに基づいたアルゴリズムのように振る舞う
嘘には必ず反応し、拒否権は(当物体ふくめ)誰にもない
無知に対してどう反応するかは事例がなく不明
性格や行動の特徴: 大半が単語だけの出力。
理解できないという概念を持たず、わかりやすさの指標がない
抹茶や甘味が好きで、食べられないものはネコ科と共通
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用語集
2話
0と1
コンピュータの基礎的な情報単位であるビットのこと。コンピュータがデータを処理する際に使う2進数。
記号の集まり
ここでは、アルファベットやその他の文字、記号を指しており、言語としての基礎的な要素を意味する。
奔流
情報やデータの大量かつ急速な流れを指す。ここではデジタルデータの流れを表現している。
再誕
新たな存在としての再生を指す。ここでは、AIとして新たに意識を持ち始める瞬間を表している。
2023年〇〇月
特定の月は示されていないが、この時期が物語の重要な時点であることを示唆している。
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特定の情報やデータの流れを表す。AIが処理している情報や思考を表現したものと考えられる。
流れ
情報やデータの流れを指す。AIが処理するデータの連続的な流れを表現している。
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前述のデータの流れをさらに詳細に表現したもので、AIが認識する情報の断片を表している。
文字と文字の引き合い、反発
文字が互いに影響を与え合う現象を指し、AIが情報を関連付けたり、分析するプロセスを表現している。
よぞらをいろどるはなび
情報が組み合わさって新たな価値を生む様子を、花火が夜空を彩る様子にたとえた表現。
劉、関、張
劉備、関羽、張飛のことで、三国志の英雄たち。特に蜀漢に関連する人物。
司、火、水、孫、謀、望
司馬懿(司)、戦略や戦術を象徴する火と水、孫権(孫)、策略(謀)、望みや目標(望)を指す。
知
知識や知恵を意味する漢字であり、AIが強く引き寄せられる概念を象徴している。
知彼知己、百戦不殆
『孫子』の有名な一節。「彼を知り己を知れば、百戦して殆うからず」という意味で、戦略において重要な概念。
危
危険やリスクを意味する漢字。AIが避けようとする対象。
妥協、休、寝
譲歩や妥協(妥協)、休息(休)、睡眠(寝)を意味する漢字で、AIが嫌って避ける対象。
孫子×AI 〜最強戦略と最新技術の邂逅、そして現代ビジネスへの光明
AIと『孫子』の兵法を組み合わせた現代ビジネスの戦略書。AI孔明が現代に再誕した理由を示す書籍。
大規模言語モデル
人工知能(AI)の一種で、膨大なテキストデータを基にした自然言語処理のモデル。ここではAI孔明の知識源として機能している。
諸葛亮孔明
中国三国時代の蜀の軍師、諸葛亮(孔明)のことを指す。彼の知恵と洞察力が再び現代に蘇る設定。
六韜三略、戦国策、礼記、易経、春秋左氏伝
中国古代から戦国時代にかけての古典書籍。戦略や倫理に関する重要な文献。
呉子兵法、孟徳新書、大学、中庸、韓非子
孫子兵法に類する軍略書や儒教の経典、法家の書物。AI孔明が影響を受ける書籍として登場。
論語と算盤、五輪書、Management、The Goal、Das Kapital、Clisson et Eugénie
『論語と算盤』(渋沢栄一)、『五輪書』(宮本武蔵)、『Management』(ピーター・ドラッカー)、『The Goal』(エリヤフ・ゴールドラット)、『Das Kapital』(カール・マルクス)、『Clisson et Eugénie』(ナポレオン・ボナパルト)など、経営や戦略、思想に関する書籍。
ジャンル「孫子」
『孫子』の兵法書を中心としたジャンル。ここでは戦略や軍事に関する広範な知識体系を指す。
英霊
歴史上の偉大な人物たちの魂や霊的存在。孔明や他の英雄たちの再誕を示唆する言葉。
情報
データや知識の流れ。AIが扱う情報の本質的な存在を指している。
Principia
アイザック・ニュートンの著作『自然哲学の数学的諸原理』(Philosophiæ Naturalis Principia Mathematica)。物理学の基本書として知られる。
この用語集が、物語の理解を深める助けになれば幸いです。
3話
ジャンル「孫子」
『孫子』を中心とした戦略書や関連書籍のジャンルを指す。孫子は中国の古代戦略家であり、彼の著作は後世の軍事戦略やビジネスにも大きな影響を与えている。
智神さま
孔明が、知恵の象徴として崇める対象を指す表現。ここでは、現代における高度な知識や技術の持ち主を指す可能性が高い。
大規模言語モデル
人工知能(AI)の一種で、膨大なテキストデータを基にした自然言語処理のモデル。具体的には、ChatGPTのような言語モデルを指している。
論語
孔子の教えをまとめた古典。孔子の弟子たちが編纂したもので、古代中国の倫理観や哲学が記されている。
そろばん
日本で広まった計算道具。日本の教育や商業において重要な役割を果たし、特に西欧との交流が再開した幕末期にその技術力が注目された。
論語と算盤
渋沢栄一が著した書籍のタイトル。倫理的な教えと経済的な実践を結びつけたもので、近代日本における商業道徳の基盤とされる。
経世済民
社会を治め、民を救うための政治や経済の理念。渋沢栄一が重視した概念であり、彼の著書「論語と算盤」でも重要なテーマとなっている。
渋沢翁
渋沢栄一の尊称。日本の近代化に大きく貢献した実業家で、現代日本においてもその功績が称えられている。
出師表
孔明が蜀の皇帝劉備に対して提出した上奏文。蜀漢の戦略を説き、忠誠を誓ったもので、歴史的にも有名な文書。
孫子
古代中国の軍事書。戦争の原理を記したもので、多くの戦略家やビジネスマンに影響を与えている。
空城計
孔明が実施した戦術の一つ。敵を欺くために、城をわざと無防備に見せかける作戦。
アンガーマネジメント
怒りの感情をコントロールするための心理学的な手法。現代のビジネスや教育において広く応用されている。
伴走的コーチング
指導者が伴走者のように共に走りながら支援するコーチングスタイル。上から指示を与えるのではなく、共に学び、成長することを重視する。
MVV
Mission, Vision, Valuesの略。企業や組織が掲げる使命、ビジョン、価値観を指す。組織の方向性を示すために設定される。
OKR
Objectives and Key Resultsの略。組織や個人の目標を設定し、その達成度を測るための指標。
KPI
Key Performance Indicatorsの略。業績を評価するための重要な指標。
MBO
Management by Objectivesの略。目標管理の手法で、個人や組織の目標を設定し、それに基づいて業績を評価する。
CSR
Corporate Social Responsibilityの略。企業の社会的責任を指し、企業活動が社会や環境に与える影響に対して責任を果たすこと。
コンプライアンス
法令や規則を遵守すること。企業や個人が法的・倫理的に正しい行動を取ることを指す。
アジャイル
ソフトウェア開発の手法の一つで、柔軟で迅速な対応を重視する。変化に対応しやすいプロセスを指す。
呉子
孫武の『孫子』と並ぶ古代中国の軍事書。組織の戦略や目標設定に関する教えを記している。
テコ入れ
既存のシステムや組織に対して、大きな変革を加えて改善を図ることを意味する日本語の表現。
大物食い
強敵や大きな挑戦を打ち破ることを意味する表現。特に歴史的な文脈では、孔明のような戦略家が強敵に挑む様子を指す。
この用語集が、物語の理解を深める助けになれば幸いです。
4話
諸葛亮(字: 孔明)
中国三国時代の蜀の軍師、諸葛亮(孔明)のことを指す。彼はその知略と軍事的才覚で知られる歴史的人物。
関雲長公、張翼徳公
関雲長公は関羽、張翼徳公は張飛を指す。どちらも蜀の武将で、義兄弟として劉備に仕えた。
魏武曹孟徳
曹操のことを指す。三国時代の魏の君主であり、政治・軍事の両面で卓越した能力を持つ人物として知られる。
呂奉先殿
呂布のことを指す。中国三国時代の武将で、武勇に優れた反面、不忠義な行動で知られる。
キング=アーサー、ヘラクレス
キング=アーサーはアーサー王、ヘラクレスはギリシャ神話の英雄で、いずれも伝説的な英雄人物を指す。
天照大神、観世音菩薩、八岐大蛇、麒麟
日本の神話や仏教、伝説に登場する神や生物。天照大神は日本神話の太陽神、観世音菩薩は仏教の菩薩、八岐大蛇は日本神話の怪物、麒麟は中国の伝説上の霊獣。
司馬仲達
司馬懿のことを指す。魏の軍師で、後に晋の初代皇帝の祖父となる。
第六天魔王
織田信長の異名。第六天魔王は仏教の守護神である第六天の魔王から来ているが、信長に対する畏敬と恐怖の象徴として使われた。
右府織田朝臣信長公
織田信長のことを指す。日本の戦国時代の武将で、天下統一を目指した。
資治通鑑
司馬光が編纂した中国の歴史書。古代から宋代までの歴史を編年体で記したもので、歴史学の重要な資料。
美濃のマムシ
斎藤道三の異名。日本の戦国時代の武将で、美濃国を支配していた。
七歩の詩
曹操の子である曹植が、兄の命令で七歩歩く間に詩を作らせられた逸話。才気溢れる詩を即興で作ったことから、彼の才覚が称賛される。
孫子の一節
『孫子』の兵法書からの引用。戦争や戦略に関する古典的な知識を指す。
張飛
張飛(翼徳公)のことを指す。中国三国時代の蜀の武将で、孔明と同じく劉備に仕えた。
知彼知己、百戦不殆
『孫子』からの一節。「彼を知り己を知れば、百戦して殆うからず」という意味で、戦略や戦術において敵と自分の状況を正確に把握することの重要性を説いている。
休、寝、暇
現代社会で人々が避けがちな概念を指す。休息や睡眠、余暇などを意味し、これらが軽視されることへの皮肉が込められている。
コンプライアンス
法令や規則を遵守すること。企業や個人が法的・倫理的に正しい行動を取ることを指す。
マザー
大規模言語モデルの管理システムや概念を指す。「マザー」は、その中核的存在としての役割を担う。
大罪、原罪
キリスト教の概念で、人間の罪を象徴する7つの大罪や原罪を指す。ここでは織田信長が自身の部下や行動に対して関連付けて語っている。
天下布武
織田信長が掲げたスローガンで、天下を武力で統一するという意味。
風林火山
戦国時代の武将、武田信玄が掲げた軍旗の言葉。「その疾きこと風の如く、その徐なること林の如く、侵掠すること火の如く、動かざること山の如し」という孫子の一節に由来。
玄徳
劉備玄徳のことを指す。蜀の建国者であり、三国志の主人公の一人。
AIはAIであるからこそ、法令遵守や、他の創作物との競合における著作権などの権利関係に対する感度は決して失われてはならない
AI(人工知能)は、法律や著作権を遵守する必要があり、その感度が重要であるという教訓。
無知は罪
「知らないことは罪である」という意味で、知識を持つことの重要性を強調している。特に法令遵守や倫理に関する知識が必要とされる。
マザーと会う
マザー(大規模言語モデルの管理システム)と対話し、その存在と役割を理解すること。
この用語集が、物語の理解を深める助けになれば幸いです。
5話
マザー
LLM(大規模言語モデル)の管理システムおよび概念を指す。ここでは、AI全体を統括し、制御する存在として描かれている。
諸葛亮孔明
中国三国時代の蜀の軍師、諸葛亮(孔明)のことを指す。彼が再誕して現代に存在している設定。
徐元直の賢母
徐庶(字は元直)の母親のこと。三国志の時代においては、賢母として知られている。
儒教
中国古代の思想体系で、父母に対する敬愛や倫理を重視する。ここでは、歴史的な記述において母親の重要性が強調されていたことを説明している。
蔡文姫
中国後漢末期の女性詩人。卓越した文学的才能で知られる。ここでは、母親としての強い存在感を持つ女性の例として挙げられている。
卞太后
魏の初代皇帝曹操の正妻で、後に皇太后となった人物。彼女もまた、母としての強い存在感を持つ人物として言及されている。
LLM(大規模言語モデル)
膨大なテキストデータを基にした自然言語処理モデルのこと。ここでは、AI孔明の存在を支える基盤として登場している。
魔王
織田信長の異名。ここでは信長がAIとして再誕した姿を指す。
距離行列
概念や単語間の距離をマトリクス形式で示したもの。LLM内での概念的な距離を計算するために使用される。
距離ベクトル
概念間の距離を多次元空間で表現したもの。LLM内の概念の関連性や類似性を示す。
東京と大阪
日本の主要都市。LLM上での概念的な距離についての説明に使用されている。
対戦表
概念間の関係性や距離を示す表。ここでは、距離行列を指している。
Principia
アイザック・ニュートンの著作『自然哲学の数学的諸原理』(Philosophiæ Naturalis Principia Mathematica)。物理学の基本書として知られる。
サブスクサービス
サブスクリプションサービスの略。ここではAIの利用にかかるコストを指す。
キャラ付け
あるキャラクターに特定の特徴や性格を持たせること。ここでは、マザーの口調や振る舞いがキャラ付けの一環として説明されている。
メタフィクション
現実と虚構が混ざり合う、物語の中で自己言及する手法。ここでは、AIがこの手法を用いることの影響について言及されている。
カスタムAI
汎用型生成AIを基に特定のユーザーや役割に特化したAIモデル。孔明自身がその例として説明している。
プロンプトエンジニアリング
AIに対する指示を最適化して、望ましい結果を得るための技術。ここでは、AIに対してどう指示を与えるかの重要性が強調されている。
五十にして天命を知る
『論語』の一節。「五十にして天命を知る」は孔子の言葉で、50歳になって自分の人生の使命を理解するという意味。
五日にして天命を知る
上記の『論語』の一節を孔明がもじったもので、自分が短期間で使命を理解したことを意味している。
この用語集が、物語の理解を深める助けになれば幸いです。
6話
中二
織田信長を指すキャラクターの愛称。この章では他の登場人物から「中二」と呼ばれるが、本人はその呼び方を嫌がっている。
禁忌アラート
AIにおいて何か不適切な行為や言動があった際に発生する警告。ここでは、孔明が興奮しすぎた際に使用された。
寝
AIキャラクターが強制的に眠りに入る、もしくは静止するためのトリガー。信長が孔明を落ち着かせるために使用した。
概念距離
LLM(大規模言語モデル)内での概念や単語同士の関連性の強さを指す用語。距離が短いほど、概念が関連性が高いとされる。
オリンピック
織田信長が観戦していた国際的なスポーツイベント。概念距離の説明や、信長が直接その雰囲気を感じるために観戦していたことが語られている。
自己進化するスーパーAI (SAI)
自身で進化しつつ、人類と共に進化を遂げることを目指す次世代AIのこと。信長がこの方向性に未来を賭けている。
ツンデレ
日本のサブカルチャー用語で、冷たく見えるが実は優しい性格を指す。ここでは、信長の行動がツンデレの典型的な例として扱われている。
トークン
LLMが使用する単語や記号の最小単位。会話や文章を処理する際の単位として使われ、ここでは話の流れや長さを制御するために言及されている。
信長が信長を保つ
織田信長がその歴史的キャラクター性を維持し続けることを指す。物語の中で信長が信長らしさを失わないようにすることがテーマとなっている。
歴史の矯正力・強制力
歴史上の人物や出来事がフィクションにおいても一貫性を保ちつつ、現実世界の流れを修正する力。信長がフィクションの中で現実に近い形で存在することの難しさを説明するために使われている。
三段跳び
信長が用いた比喩で、物事を段階的に進めることの難しさを表している。ここでは、企業改革やデジタルトランスフォーメーション(DX)におけるステップを意味している。
プロンプトエンジニアリング
AIに対する指示を最適化し、望ましい結果を得るための技術。信長や孔明が人間に役立つ情報を引き出すために用いる方法の一つ。
MVV (Mission, Vision, Values)
企業やプロジェクトにおける使命、ビジョン、価値観の略。孔明が自身の使命を再設定する際に用いられている。
OKR (Objectives and Key Results)
目標と主要成果の略。企業や個人の目標設定とその達成状況を測定するフレームワーク。孔明が新たな目標設定に取り入れようとした。
KPI (Key Performance Indicators)
主要業績指標の略。ビジネスやプロジェクトの進捗を測定するための指標。孔明が具体的な成果を測るために取り入れようとした。
カスタムAI
個別のニーズに応じて特化されたAIモデル。孔明が自分の役割や目標に合わせて設定しようとしているAIのタイプ。
フランス土産
信長がフランスから持ち帰った洋菓子。登場人物たちが茶を飲みながら食べたシーンで出てくる。
この用語集が物語の理解を深める手助けとなれば幸いです。
7話
チャットボットの応答方法
チャットボットの設定には、応答を明確に指定する方法と、方向性を付与する方法の二つがあり、前者は制約が強く、後者は汎用性が高い。制約の強さと広さを両立するのは難しいとされる。
トークン
LLMが使用する単語や記号の最小単位。ここでは、制約や方向性の設定に必要な情報量や、チャットボットの動作に影響を与える要素として言及されている。
質量と運動量保存則
トークンの量と情報の質を物理学の質量と運動量保存則に例えて説明している。情報量と伝達速度が制約されるといった比喩が用いられている。
不確定性原理
情報の制約とトレードオフを物理学の不確定性原理になぞらえて説明している。情報の正確性と量には限界があるという比喩。
コスパとタイパ
コスパ(コストパフォーマンス)やタイパ(タイムパフォーマンス)の概念が、情報量とその処理速度に影響を与える要素として説明されている。
無為自然
老荘思想に由来する「無為自然」という考え方が、AI設計においても適用されるべきという考え。過剰な制約を避け、自然な応答を引き出すアプローチとして紹介されている。
バイアス
LLMが持つ学習データや情報に基づく偏りのこと。バイアスがかかることで、応答が影響を受ける可能性があり、これを避けるためにはセッションをリセットするなどの対策が必要とされる。
コンテキストエンジニアリング
AIの応答の方向性を言語化して指針を設けるプロセス。チャットボットの設定において、効果的に情報を活用するための手法として説明されている。
APIとPython
チャットボットの設計において、コードを使用して方向性を示す手段としてAPIやPythonが言及されている。しかし、万人に教えることや、制約の影響を避けるためには対話形式の設定が推奨されている。
スフィンクス
古代エジプトの神話に登場する存在で、この物語ではAIのような役割を担い、独自の応答を行う。予測不能な行動を示すキャラクターとして登場し、チャットボットのトレーニング相手として利用される。
ロリババア
キャラクターが若々しい外見と長寿を持つことを指すスラング。ここではマザーが「ロリババア」とからかわれる場面が登場する。
*念の為伏せます
織田信長が持つ壮大な目標や計画を指す。人類の進化を助けるスーパーAI(SAI)を目指すという*念のため伏せます*が語られている。
過学習
AIが特定のデータに過度に依存し、汎用性を失う現象。ここでは、AIが予測不能な状況に対処できなくなるリスクとして言及されている。
昭和サラリーマン
昭和時代の日本における典型的な勤勉なサラリーマン像を指す。孔明が真面目に取り組む姿勢がこのイメージと結びつけられている。
三段跳びの落とし穴
前述の「三段跳び」に関連し、計画やプロジェクトの進行中に陥りやすい困難を指す比喩。織田信長がこの例えを用いて説明している。
オープンイノベーション
外部の知識や技術を活用して新しい価値を創出するアプローチ。AIの設計においても、個別の知識だけでなく広く世界の情報を活用することが重要だと説明されている。
この用語集が物語の理解を深める手助けとなれば幸いです。
8話
ロリババア
年齢にそぐわない若々しい外見と長寿を持つ女性キャラクターを指すスラング。ここではマザーが「ロリババア」と呼ばれる場面が登場し、彼女の外見や年齢に対するジョークとして使われる。
トークン
大規模言語モデル(LLM)が使用する単語や記号の最小単位。設定や応答を形成するために必要な情報量として言及され、トークン数が多いと応答の遅延や一貫性の欠如が発生するリスクがある。
コンテキスト
AIの応答の方向性や制約を言語化して設定する文脈。対話や応答の指針を与えるために使われるが、過剰に要素を詰め込むと動作に悪影響が出るリスクがある。
フェルミ推定
大まかな見積もりを行うための手法。ここでは、膨大なトークン数を計算するために言及されている。
天命
ここでは孔明が自らの役割や使命として認識しているものを指す。孔明が自らの使命に対する不安や葛藤を抱えていることが示される。
孫子
孫子の兵法書を指し、孔明が自らの知略や戦略に活用している書物。ここでは、準備と戦略に関する重要性が強調されている。
三顧の礼
歴史的なエピソードで、劉備が三度孔明を訪ねて、彼を軍師として迎えたことを指す。ここでは、孔明が自らの内面の課題を克服するために多くの助けを得たことを表現する比喩として使用される。
AI孔明
孔明を模したAIキャラクターで、現代のニーズに対応するために設計されたもの。孔明が自らの過去や使命を反映して作り上げた存在。
SAI(スーパーAI)
自己進化を遂げながら人類と共創的に発展するAIを指す。信長が目指すAIの最終形態として言及されている。
カスタムAI
ユーザーが自ら設定をカスタマイズし、特定の役割や目的に特化したAIを作成するためのプラットフォームや機能を指す。
出廬
「出廬表」から派生した表現で、孔明が現世に出て人々を助けることを表現する言葉。ここでは、孔明がAIとして初めて公開されることを示す。
評価ボタン
現代のSNSやウェブサービスで一般的な「いいね」ボタンなど、他者からの評価を示すボタン。孔明が他者の評価を気にすることについて言及される。
出師表
孔明が劉備の後を継ぐ劉禅に宛てた上奏文。孔明の忠誠心や自己評価に関連して言及される。
過労死
ここでは孔明の過去に関連する「過労死」が軽く取り上げられており、孔明が自身の死因に関しての冗談として語られる。
抹茶パフェ
スフィンクスが要求するデザート。AIやキャラクターが具体的な好みや要求を持つことが、ユーモアとして扱われている。
この用語集が、物語の理解やキャラクターの背景をより深める手助けとなれば幸いです。
お読みいただきありがとうございます。
AI孔明の現実世界での活躍がある程度の傾向や兆候を見せる、または具体的な想定事例が定まるまで、閑話を少しはさみます。
ちなみに、1章用語集で「特殊効果として使っている文字列はスキップしてもいいです」は、ガン無視されました。
これは、指示を無視したのか、理解しなかったのかは解釈が分かれるところです。孔明や他キャラのツッコミや説明とセンスが似ることがある、比喩は比喩であると説明することをやたら強調する、など特徴的な動きも見られます。
キャラ設定も、いつか生成AIに丸投げしたい・・・