<< 前へ次へ >>  更新
40/43

40:様々なマテリアル

本日は二話更新になります。

こちらは一話目です。

「さて、現地ラボだな」

『ブン。そうですね』

 第二坑道・ケンカラシのフロア3は無事に終わった。

 そして俺は今、フロア3.5とでも言うべき現地ラボに居る。

 では、ゴーレムの換装……の前に色々と確認しておいた方がいいか。


「先に素材の情報から確認しておくか」

『そう言えばトビィは肉、骨と言ったマテリアルも見ていませんでしたね』

「言われてみればそうだな。えーと、フレーバーテキスト見ていない素材……結構あるな」

 岩と緋炭石は見たことがある。

 なので、それ以外のマテリアルだな。

 となると……肉、骨、皮、甲殻、木の生物系5種に銅と粘土の鉱石系2種か。

 ちなみに木のマテリアルはフロア2にパープルパイコーンが居たので、それを倒した時のものである。

 戦闘にすらならなかった案件だが。


「ちょっと量は多いが、地道に見ていくか」

『ブン。そうするべきでしょう』

 では見て行こう。



△△△△△

種別:マテリアル

分類:生物系


主に筋肉と脂肪からなる物体。

大抵の魔物の体を構築している物体の一つであり、入手は容易。

ただ、柔らかく、防御能力は極めて低い。

なお、本作『Scarlet Coal-Meterra082』では元の生物の影響を受けず、どの肉も一様にただの肉として扱い、その性質に差は存在しない。

▽▽▽▽▽


△△△△△

種別:マテリアル

分類:生物系


骨格を形成している物体。

大抵の魔物の体を構築している物体の一つであり、入手は容易。

軽さの割に強度があるが、岩や金属に比べると弱い。

なお、本作『Scarlet Coal-Meterra082』では元の生物の影響を受けず、どの骨も一様にただの骨として扱い、その性質に差は存在しない。

▽▽▽▽▽


△△△△△

種別:マテリアル

分類:生物系


主に生物の表面を覆っている物体。

大抵の魔物の体を構築している物体の一つだが、持たない魔物もいる。

柔らかいが、一部現象に対して抵抗性を見せることもある。

なお、本作『Scarlet Coal-Meterra082』では元の生物の影響を受けず、どの皮も一様にただの皮として扱い、その性質に差は存在しない。

▽▽▽▽▽


△△△△△

甲殻

種別:マテリアル

分類:生物系


主に生物の表面を覆っている物体。

一部の魔物の体を構築している物体の一つであるが、該当する魔物からの入手は容易。

軽さの割に強度があるが、岩や金属に比べると弱い。

なお、本作『Scarlet Coal-Meterra082』では元の生物の影響を受けず、どの甲殻も一様にただの甲殻として扱い、その性質に差は存在しない。

▽▽▽▽▽


△△△△△

種別:マテリアル

分類:生物系


植物の体を構築している物体。

一部の魔物の体を構築している物体の一つであるが、該当する魔物からの入手は容易。

軽さの割に強度があるが、岩や金属に比べると弱い。

なお、本作『Scarlet Coal-Meterra082』では元の生物の影響を受けず、どの木も一様にただの木として扱い、その性質に差は存在しない。

▽▽▽▽▽



「あー、なんだ。生物系マテリアルはあれだな。それ専用の構築を組むならともかく、そうでないならあまり使わない方がよさそうな感じはあるな」

『ブン。それは否定できませんね。ただ、魔物たちからの入手は容易なので、それはメリットになるでしょう』

 どうやら生物系マテリアルは癖が強いマテリアルのようだ。

 この分だと他に魚や爬虫類から鱗、植物の一部から藁や蔓と言った柔らかめの植物組織がドロップしそうな気配があるが、その軽さと柔らかさを生かす構築でなければ、持ち味を生かすことは難しそうだ。

 では残り。



△△△△△

種別:マテリアル

分類:鉱石系


原子番号29、元素記号Cu。

古くから人類が利用してきた金属の一つ。

金や銀ほどではないが柔らかく、電気を非常によく通し、反応性に富む。

しかし、岩よりは目に見えて強い。

▽▽▽▽▽


△△△△△

粘土

種別:マテリアル

分類:鉱石系


粘っこい土。

柔らかく、容易に形を変えられる性質を持つ。

火に焙られると固まってしまい、容易に破壊が可能となってしまうので、注意が必要。

なお、本作『Scarlet Coal-Meterra082』では粘土の成分は一定となっており、その性質に差は存在しない。

▽▽▽▽▽



「銅は……岩よりは強いから、やっぱりナックルダスターには使えるな。粘土は……柔らかさのレベルが気になるところだな。肉や皮以上の柔らかさがあるならそっち方面で生かせるが、そうでないなら、どっちつかずの半端になりそうだ」

『ブーン。その辺りはティガの中にデータがありませんので、お答えできませんね』

「つまり、自分で確かめろという事か。了解」

 とりあえず銅は岩の上位互換と言ってもよさそうだ。

 ただ、量が足りないので、現状だと使うものは考えた方がよさそうだ。

 粘土は……柔らかさ、それに殴られた時の挙動次第だな。

 その辺がいい感じなら、胴体そのものは粘土で作成し、岩か銅で作ったブレストプレートで防御力を確保し、重量と防御能力を両立したゴーレム、と言うのも出来るかもしれない。

 数は……んー、怪しいな。


「さて、それじゃあ次は設計図の方だな」

 では続いて設計図を見て行こう。

 こちらもまあ、色々とあるはずだ。

<< 前へ次へ >>目次  更新