竹中がyoutubeのチャンネルでMMT批判してたけど、その主張の実態は2010年代に藤巻だの頭紫色おばさん界隈がリフレや量的緩和批判で散々用いた論理のまるパクリである。結局のところ、藤巻的なハイパーインフレ芸人とたいして違いが無い。明日崩壊するとほざくか、来週崩壊するとのたまうかの違いしか無いわけで、その主張を素直に読み解けば日本は既に崩壊しているが何かの間違いで崩壊してないだけと言っている訳である。

国債の信認が～とか、カオスは予想できない～とか、こんなんで何かを言った感じになるわけである。厨2患者の黒歴史ノートと大差ないよホント。こんなクソイカレタ主張がまかり通る状態で、ＭＭＴとかリフレとか、そんなもん議論できるわけ無いよねって感じだ。

ポール・クルーグマンは”The Confidence Fairy and Gnome, Debunked”という投稿にて、この手の主張は”妖精さん”だの”小人さん”を使った戯けた恐怖譚に過ぎないと語っている。だって、連中のお伽噺は、だいたいこう進むのだから。

1. 投資家の信用喪失だぞ
2. ??????
3. ギリシャ！

あるいはこうか？

1. 赤字だぞ
2. ??????
3. ジンバブエ！

　②について、まともな説明など存在しない。絶対に②が起きないと証明された訳でないから絶対に②は起きるのだ！　とか、今は当たり前の様に大地に立って生活しているが、ある日大地が裂けて大穴に飲まれないとは限らない！　とか、坂に止まっている岩は、あるところまでは動かないが、ある線を越えると何処までも転がっていくのだ！　みたいな事を本気で言っているのだ。完全にオオカミ少年だ。物語との違いは意図して嘘を吐いているか、幻覚を見ているかの違いでしかない。

そうそう、オオカミ少年という物語で、ほら吹き少年がオオカミに喰い殺されるのは後世の変更だそうだ。イソップのバージョンでは村人の資産である羊が喰われるそうで、故にオオカミ少年と言われようと、我々は天が落ちて来ないように支え続けます！　と財政破綻論者はマジで主張されている。まるで絵本やら児童文学を見ているのかと錯覚するような主張ばかりなのだが、これが本邦の経済学者だの経済評論家だの、財務省の見解なのだ。事実は小説より奇なりとはよく言ったもんだ。