蜘蛛ですが、なにか? 完結|馬場翁の活動報告
蜘蛛ですが、なにか? 完結
2022年01月28日 (金) 00:05
蜘蛛ですが、なにか? 完結いたしました。はい、というわけで完結です。
前の活動報告ではお正月中に完結とか言ってましたが、三週間以上放置してしまいました。
すいません。
ちょっと突発性やる気欠乏症候群を発症しまして……。
長年続けてきたこのシリーズを終わらせることに、心のどこかでストップをかけてしまっていたのかもしれませんね。
……はいすいません、ちょっとセンチメンタル風な言い訳すれば誤魔化せるかなーって。
単純に先に書籍のほうが書きあがっていて、気が抜けちゃったからです、はい。
本当はWEB版のほうも書籍発売日の前に完結させたかったんですが、その気力が残っていなかった!
あ、書籍のほうも16巻すでに発売してまーす(ダイマ)。
こちらはWEB版と結末変えました。
途中までは同じ結末にしようと思ってたんですが、書籍版とWEB版ではもうたどってきた歴史そのものが変わっちゃってるんで同じ結末にはならんかったとです。
気になる方は書店にGO!(ダイマ)
1話のプロローグをアップしたのが2015年の5月27日。
そこから6年8カ月。
長かったですね。
もともとこの蜘蛛は割と発作的に始めた、半分見切り発車みたいなものでした。
一応このラストまでの道筋は考えてから書き始めたものの、当初は1年くらいで完結するやろ、と思ってました。
ええ、実際にはその6倍以上の期間がかかりましたが!
まあ、書籍化だったりアニメ化だったりでこちらの更新が滞ってしまった期間があるんで、そこらへんを省いて圧縮すれば1年くらいに……ならんよな。
うん、ならないな。
本当に当初は1年くらいでばーっと駆け抜けてしまうつもりだったんですがねえ……。
ただ、期間が長くなったおかげでその分このシリーズに愛着が持てたんじゃないかと思います。
あと、この蜘蛛は実験作的な意味も強かったです。
いかんせん書き始めた当時はモンスター転生物はニッチでした。
その中でもさらにニッチな蜘蛛転生ですからね。
まあ、読まれへんよな! と開き直っておりました。
なので、読まれないことを前提にいろいろ無茶苦茶に詰め込んでやろうと。
闇鍋ですね。
結果できあがったのがこちらになります……。
まあ、完結まで読んでいただいた方々はご存じかと思いますが、この物語は途中でかなり方向転換しております。
ラーメン食べ始めたと思ったら途中からそばに変わった的な。
ジャンル詐欺と言われかねないくらい急カーブ描いて変化球が飛んできます。
具体的に言うと洞窟で楽しく(?)サバイバルしてたと思ったら、世界の命運懸けて戦い始めた、ですね。
前半の徐々に強くなっていくパートと、後半の世界を敵に回して暴れまわるパートですね。
ここら辺の急な物語の変遷について来れなくてリタイアした、という感想も多くいただいています。
前半のほうがおもしろかったー、という感想もですね。
私としてはそういう感想が出るというのは予想しておりました。
というか私自身こういう物語の急な方向転換、あんま好きじゃないんですよ。
なのでこういった感想にはむしろ共感するくらいなんです。
なのになんでこんな急な方向転換を入れているのかと言うと、この物語のコンセプトが「ラスボス主人公」だったからです。
蜘蛛っていうのは世界を滅ぼさんと人類の前に立ちはだかるラスボスが主人公の話だったんですね。
前半パートは主人公がいかにラスボスとしての力を身に着けたか、後半パートはいかにして主人公がラスボスになったか、という話でした。
ここら辺の方向転換含めて実験作だったわけです。
ただ予想外なことに、どうせ読まれんやろーと思っていた今作は多くの方々に読んでいただけました。
嬉しい誤算ってやつですね。
ありがたいことです。
実験作として無茶苦茶やったからこそ、目新しさから多くの方々の目にとどまったのかな、と思います。
いろいろと言いたいことは多いですが、それを一から十までここで書いちゃうと膨大な量になっちゃうんで自重します。
とりあえずこのシリーズを完結できてホッとしています。
あと、やっぱり書いていて楽しかったです。
途中、書籍化やアニメ化のプレッシャーで胃が痛くなったりもしましたが。
好き勝手出来たWEB版と違って、書籍とかは責任が伴いますからね。
やっぱ責任が伴うと違いますわ。
まあ、でも、それ含めて楽しかったです。
今後についてですが、執筆活動はこれからも続けていきます。
ありがたいことに執筆でのお仕事を他でもいただいています。
また、この小説家になろうでの活動も続けていきたいと思っています。
お仕事で書くのと趣味で書くのはまた違うので。
こちらでは主に趣味で書く枠の執筆をしていこうかと。
あくまで趣味で書く感じなんで更新は気が向くままに、って感じになると思います。
ていうかふぁんもんがまさにそうなってしまっていますし……。
あれも気が向いたらそのうち再開すると思います。
でも、それは放置して新しいのを書くかも……。
書きたい構想はいろいろあるんですよね。
と言っても、しばらくは長編には手をつけずに短編や中編をちょこちょこ書く感じになるんじゃないかと思います。
……蜘蛛も中編のつもりで書き始めてこんな大長編になったんであんま当てにならないですが。
あと、長年放置状態になってしまっている誤字脱字の修正もちょこちょこ進めていきたいところです。
たくさんの誤字脱字報告ありがとうございます。
それに応えるためにも頑張ります。
それと同時に必要なさそうな前書きやあとがきも順次消していこうかなと思います。
本日何話更新、とかそういう系とかですね。
さてさて。
WEB版はこれで完結です。
そして書籍のほうとアニメのほうも一区切りついています。
が、かかし先生のコミックはまだまだ続いておりますし、グラタン鳥先生のスピンオフコミックもまだまだ続いております。
ですので、ここまでご愛顧くださってありがとうございました、と同時に、これからもよろしくお願いします。
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完結おめでとうございます。
途中から参加の読者ですが、毎回更新を楽しみにしておりました。
終わってしまうのは寂しいですが、新作の投稿を楽しみに待ってます!
途中から参加の読者ですが、毎回更新を楽しみにしておりました。
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【130 禁忌】以前のてんそんでそのまんま駆け抜けてくれれば良かった、ただそんだけ、でしたよ。