山転生はいいぞ！！！！！ 読んで！！！！！ 　思えば私も山転生で行くか杉転生で行くか悩んだものでした。想定される時間軸のあまりの長大さに妥協して、杉を選んだのが今でも心残りです。 だからこそ今、この作品に出会えて感動しています。 　地球創生から始まるファンタジー世界の成り立ち。普通の進化論では考えることは難しく、創生神話に逃げがちなエルフドワーフ獣人などの他種族の成立の歴史。そして何より、圧倒的に長命な山だからこそできる、俯瞰した惑星史の見方。 　それら全てに納得のいくものが返ってくるはずという期待感にワクワクが止まりません。 　杉は20万字で終わってしまいましたが、この題材ならやろうと思えば、SF世紀までいけるはずです。土を持って行って他惑星に入植する滅龍山の姿が見たい。100万字以上書いて頂けたら望外の喜びです。書いてくださいお願いします。何でも（ry

　この作品の魅力。一番は伏線だ。各章毎に大きな伏線を張って、最後に回収。概して、初めのあたりの話になんでもない顔でしれっと書いてあることが多く、章を読み終わってから戻ってくると、驚くことだろう。 　また、それぞれが持つ能力というのも、なかなか面白い要素の一つだ。できることとできないことが厳密に決まっていて、それをいかに使うかで、話が動いていく。 　そして、忘れてはいけない人間ドラマ。多くの少女は、パートナーとともに、生き残ろうと足掻く。だが、戦いの中で、そして、神の悪意のために、生と死へと引き裂かれてしまう。殺し合いという極限状態の中で、最後の命を燃やすように咲く火花は、儚く尊い。 　間も無く、神との最終決戦が始まる。神殺しに挑む生き残りの反逆者たちの姿を目に焼き付けよう。 追伸 関係ないですが、シャーリーとサラのカップリングが好きです。 最終決戦で死んだりしませんよね？